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釣り人とバードウォッチャーが”つながる清掃活動”

こんにちは。琵琶湖アローズです。2020年1月26日(日)、真冬にも関わらず、比較的あたたかな気候の中、琵琶湖岸(滋賀県守山市)にて、#つながる清掃活動 01〈釣り人×バードウォッチャー〉を行いました。

さて、まずは、2019年に発足した琶湖アローズについて。

琵琶湖アローズ

琵琶湖アローズの“アロー”は矢印(⇒)という意味です。一人ひとり、琵琶湖とのかかわりや目指す方向(=矢印)は違っても、「琵琶湖を愛する」想いはみんな同じ。だから琵琶湖を愛する人たちが出会い、つながりあえば、琵琶湖も人も元気になる!そんな思いを胸に活動をしています。

今回は、琵琶湖アローズにとっては、チーム結成後初となる取り組み。"淡海を守る釣り人の会"さんと"日本野鳥の会滋賀"さんのコラボを企画しました。

つながる清掃活動01〈釣り人×バードウォッチャー〉

今回、コラボ企画をご一緒させていただいた淡海を守る釣り人の会さんは、普段釣りを通じてお世話になっている琵琶湖や瀬田川に恩返しをするという思いを胸に、清掃活動や情報発信、環境学習等を行っている団体です。今回、琵琶湖アローズはその第19回の清掃活動にお邪魔させてもらい、釣り人による清掃活動に参加いただいた方々と一緒にバードウォッチをしてみる、という企画を行いました。

”釣り”と”バードウォッチ”。視点は異なりますが、両者ともに琵琶湖と深く関わりを持つ人たちです。釣り人たちの見る琵琶湖、バードウォッチャーたちの見る琵琶湖。活動を共にし、それぞれが大切にしていることを互いに知ることで、より良い関係を育むことにつながるのでは?という願いを込めて企画をしました。

釣り人による清掃活動

まず、淡海を守る釣り人の会さんによる清掃活動が始まります。活動前に、準備です。皆、ゴミ袋と火ばさみの他に、ライフジャケットを用意します。持っていない人には貸し出しをされています。水辺は楽しいこともたくさんありますが、時に命を落とす危険もあります。安全に水辺で遊ぶためにライフジャケットを着用してもらうよう啓発することもねらいの一つのようです。

清掃活動は19回目ですが、今回はちょっといつもと違います。浜辺に望遠鏡が置いてあります。後半にバードウォッチングが待っています。さて、どんな会になるのでしょうか。

いよいよ清掃活動スタートです。

釣り人さんは、日頃から水辺で釣りをしているため、動きがスムーズです。ゴミが落ちていそうな草の繁ったところや岩の隙間にもどんどん進んでいきます。

清掃活動に参加される方は、どんな思いで活動されているのでしょうか?ちょっとお聞きしてみました。

初参加の男性:普段よく釣りをするのですが、自分たちも快適に、安全に釣りをしたいという想いがあり参加しました。釣糸が足元にあるとかなり危険ですし、ゴミは見た目も悪いです。

釣りをする人たちは、日頃から水辺に来ているので、琵琶湖にゴミがあることをとても意識しているようです。また、いつも釣りをするときにも、ゴミ拾いをしているという方もいらっしゃいました。釣りをすることで琵琶湖もきれいになるなんて素敵ですね。

栗東市にお住まいの女性:勤めている会社からお誘いがあって参加しました。アウトドアが好きで、琵琶湖岸で清掃するととっても気持ち良いだろうと思って参加しました。

琵琶湖岸でのゴミ拾いは、アウトドアと言えるかもしれません。美しい琵琶湖の景色を見ながら、体を動かす。大きなゴミを取ると達成感もあるし、ちょっぴり良いことしている感じもとても気持ちいいです。湖岸の清掃活動がこれほどまでに人を惹きつける理由が少し分かった気がします。

あるご家族(お父さんと子ども3人):たまに、子どもをバスボートにのせることはあるけれど。今日は、ツイッターで清掃活動のことを知って、子どもを連れてきました。いつもは虫がいてイヤだとか言うけど。今日は、貝殻ひろいに夢中になってます。

他にも、流木拾いに夢中になっている男の子の姿もありました。ゴミ拾いなのか、宝探しなのか。参加する子供たちが、そうして自由に振る舞えるのも釣り人の清掃活動の特徴かもしれません。

さて、ゴミを拾い終えて、みんなで分別作業です。

プラスチックゴミが多いようです。分別は、燃えるゴミと燃えないゴミに分けるのですが、ゴミの量の調査を行うために、①レジ袋、②カップ容器、③ペットボトルはさらに分別を行います。前回は11月に同じ場所で清掃活動をしていたのに、残念ながら今日もゴミがたくさんありました。でもその分達成感もあるので、不思議な気持ちです。

バードウォッチング

さて、次はいよいよコラボ企画であるバードウォッチです。

今回、講師として来ていただいた日本野鳥の会滋賀さんは、野鳥を通じて自然と親しみ、自然を守る活動をされており、野鳥の観察会や自然保護の活動等を実施されています。

まず、簡単に野鳥について写真を交えながら説明。

野鳥の会滋賀 森田さん:今はシベリアから越冬のために渡ってきた鳥や年中いるカイツブリのような鳥もいます。望遠鏡を複数用意しているので、様々な鳥を観察してみてください。

釣り目線から、淡海を守る釣り人の会の代表で、バスプロの木村建太さんもコメント。

木村さん:釣りをするときは、カンムリカイツブリを探します。そこにバスがいる可能性が高いです。

鳥にも魚を食べる種とそうでない種とがあります。魚を食べる鳥がいるところには、釣り人のターゲットである魚もいる確率が上がるようです。鳥を追う人と魚を追う人、異なる視点で野鳥を見ていることが分かります。

観察スタート

浜辺にずらっと並べられた望遠鏡に分れて観察会スタートです!どんな感じか、耳を澄ませてみます。

野鳥の会の方:カモの仲間でも、水に潜るタイプの鳥と、浮かんでいるタイプの鳥がいるんですよ。しっぽを見れば、わかります。

釣り人:沖の白石でハヤブサみたいなものを見ることがあるのですが・・ハヤブサですか?
野鳥の会の方:鳥を判別できるようになったら、ぜひ魚の動きを見てみてください。魚は種類によって食べるエサが違います。だから、食べ方も鳥によって違うんです。
釣り人:釣りをしていて、バンが減っているような気がします。

釣り人の人たちは日頃から琵琶湖に来ているので、鳥の存在を意識したり、気に留める人もいるのですね。

逆に、釣り人はいつも近くに鳥がいるけど、あまり意識していなかったという声もあるようです。

釣り人:とんびってよく見るけど、こんなちゃんと見たのは初めてかも。

釣り人:鳥って全部トビとかカモだと思っていた。こんなに種類がいるんやな。

また、こんな意見も。

野鳥の会の方:釣りは、釣り糸が絡まり、鳥の命を奪うこともあります。釣り人の会の清掃活動のような取り組みはとても大切だと思います。

野鳥の会の方々は、もの静かですが、ひとたび鳥の話をし始めると、次から次へと豊富な知識と経験に基づくお話が溢れ出します。鳥への愛情をうちに秘めていらっしゃるのだなぁと感じました。

CLOSING・閉会

閉会式です。最後に、釣り人の会の代表木村さんから、釣り糸が絡まり、柳の木からトビがぶら下がって死んでいる様子を紹介。釣り糸をしっかり回収するように、マナーの大切さを改めて皆と確認します。

ここで、木村さんからのワンポイントアドバイス。釣り糸が引っかかって取れなくなってしまった時には、ぐっと引っ張って回収することが大事だと言います。手前で切ってしまうと、長い糸がそのまま湖に残されてしまうからです。まわりに初心者の人がいれば、ぜひ教えてあげてくださいね、と木村さん。

人が関わる以上何かしら自然に対して影響を与えてしまいます。できることをみんなで確認しあって、琵琶湖に恩返ししようという気持ちが伝わってきます。知らないだけの人も多いはず。知識と意識をしっかりと養っていくきっかけとなる活動だと感じます。

まとめ

今日は、淡海を守る釣り人の会さんの清掃活動に参加させてもらう形で、日本野鳥の会滋賀さんとのコラボ企画が実現しました。一概には言えませんが、釣り人さんたちと野鳥の会の方々は雰囲気も違いますし、活動内容も価値観も違うと思います。でも、皆琵琶湖と関わり、琵琶湖の魚や鳥を愛していて、良くしたい、守っていきたいという思いは共通しているのだなあと感じました。

BIWAKOトークカフェ Vol.1のご案内

さて、琵琶湖アローズでは、引き続いてトークカフェを開催予定です。琵琶湖をキーワードに様々な活動のコラボ企画にご興味のある方はぜひお越しください。釣り人の会の方々、野鳥の会の方もいらっしゃる予定です。お待ちしております。

BIWAKO トークカフェVol.1

(とき)2020年3月21日(土)15:00(受付14:30)~17:00
(ところ)THE CALENDAR (ザ・カレンダー)
     JR大津駅(北口)直結 ビエラ大津2階
     https://www.the-calendar.jp/access.php
(定員)先着20名(要申込)
(参加費)1,000円(ケーキ・飲み物代)
(主催)琵琶湖アローズ
申し込みはこちらから(googleフォーム)

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#つながる清掃活動 を2020年1月にスタートさせました。琵琶湖をたいせつに思う人びととつながりたい。琵琶湖について語り合う〈BIWAKOトークカフェ〉も行います。http://aoibiwako.org/BIWAKOARROWS/