見出し画像

【ミックスアレンジ分析】Wage War - Blueprints (2015)【全曲リアクション】

Wage Warの1stアルバム『Blueprints』全曲を聴きながら、注目したポイントをメモしていきました。

プロデューサーは以下の2人。Tom DenneyもComposerで記載されていますね。

Jeremy McKinnon: producer, composer
Andrew Wade: composer, engineer, mixing, producer

ちなみに僕は、このアルバムのパラデータやプロジェクトを見たことありません。なので全て推測、あくまでも完全な個人的視点ということでご理解ください🙇

※余談ですが初来日時のツアーは、全公演出演していました。

画像1


分析とつけましたが、ぶっちゃけシンプルに各曲ごとの感想です。

いわゆる「アルバムレビュー」の、別視点バージョンみたいな感じでお楽しみいただければ幸いです!

それではさっそく1曲目から。

1.Hollow

0:05-0:07
0:13-0:15 +うすく高めのサイレン。

0:30 かなり一気に音止め(残響もなし?)。

0:32 バンドインに合わせて一瞬+サイレン(すぐ消える)。

0:51 フェードイン型のギターエフェクト。
0:55 キック連打(👆のエフェクトリズムとリンク)。
0:59 ギターエフェクト2回目、ボーカルが乗っているからか1周目(0:51)より薄い。

1:04 意外とキレよくサイレンが止まる。


2.Twenty One

0:27 うすくリバースVo?

0:41-0:54 クリーンVo(サビVoよりモノラル気味なような)

0:55 ベースにもリバース(フェードイン)

0:56-1:16 サビで右側のアルペジオが大きいのは、シンバルがLで鳴っているからかも。

1:19-1:31 ベースのバキバキ音上げ。

1:31 ギターフェードイン。

2:03 タッピングギターパン振り(RからLへ)

2:27 うすくリバーススネア?(ステレオで)

2:32-2:47 アルペジオとは別で、高めのトレモロがあるような。

3:27- 高い方のオクターブ以外にも、もう1本低いオクターブパートがある。

4:02 この4音のときベースを抜いている(同じパートである0:33でも)。

4:03- 地味にここから始まる、オクターブを揺らしてるようなリードギターがめちゃくちゃカッコいい。ライブ映像で見ると分かりやすいかと。

シャウトはアルバム通して、Decapitatorで歪みをミックスしているような印象を受けます。


3.Alive

0:06- 裏でギターがフェードイン。

0:55-1:02 フランジャーかかった声がかなりデカい。

1:33 ギターソロ最後のチョーキング1音だけハモり?

1:38 +インパクト音。

1:46 シンセのフェードイン音が意外と大きい。

2:50-3:09 リードに反比例するかのようにバッキングギターが小さくなる。


4.Blueprints

0:10- ボーカルの残響。

0:23-0:40 リードに反比例でバッキングギターが小さく。

1:06-1:13 +小さめの上物。空間埋めがほんとに上手い。

1:54-2:10 +シンセ?

2:55-2:59 この終盤のボーカルラインだけシャウトがドライ(近め)に。次のクリーンVoとのかね合い?


5.Youngblood

0:46- リードハモり。

1:28-1:38 リードギターはオクターブ下も鳴っている気がします。

1:32- フェードインがこのあたりから始まっており秀逸。

2:35- 手前までのパートに比べて、LRのギター音量が分かりやすく落ちる。

3:19-  アコギを使ったアプローチから、後の名曲Lowへの布石を感じます。


6.The River

2:08- サイレンが延々鳴っていて面白い。

2:39 ドラムを丸ごとRにパンふり。



7.Deadlocked

0:20 一瞬L寄りでエフェクト音(波形切ったリバースシンバル?)が聴こえる。

2:00 ボーカルディレイ。

2:29- 1周目(1:07-)の1本だけに対して、2周目はハモりなのが良いですね。

リフ中心ゆえか、改名前Empires時代を思い出す曲です。


8.Enemy

0:16 ここだけスネアズラし。最高です。

0:38- キックがリフから独立
0:44- キックがリフにユニゾン

1:35 ボーカルディレイで左右飛ばし。

1:41- スネア頭打ちから小さくリードギターが重なっている。1:51あたりのブレイクで確認できます。

2:11 センターのオクターブは、ステレオ側で鳴っているフレーズとは別なのが細かい。

3:38- ストリングス残し。本作同様AndrewがプロデュースしたThe Air I BreatheのTake This To Heartアウトロでも、同じアプローチが聴けますね。


9.Spineless

0:00- フィルターエフェクトには、フランジャーもかかってますね。

0:16-
0:31- 空間埋めっぽいリードにしては、大きめに鳴っているのが印象的。

0:56 Rギター、何の音だろう? フィンガリングノイズ…?


10.Basic Hate

0:00- ビットクラッシャー的なエフェクト

0:34-
0:40- 
0:47- パン振ってからのハモり。ドラムパターンも変えつつ、同じリフでも変化をしっかりつけてくるのが最高です。

1:16- サビではキックだけ独立して連打するパターンになっているのが良いですね。サビ後の連打まで自然にビルドアップされている。

2:23-2:28 リフ2周目からハモり。こういうところを絶対外してこない。

2:34- サビ前ブレイクでのリードギターだけ残し、多用している気がします。

2:46- この一瞬のレイヤー入りが面白い。シンセ?か声か何か分かりませんが、ただのフェードインではなくピッチを下から上げて入っているように聴こえます。

メタルコア指数高めですし、個人的にアルバムで特に好きな曲の1つです。


11.Desperate

0:00-0:16 ブレイクをはさんでから曲が始まる。9曲目10曲目と、エフェクト始まりの曲が続いていますが、それぞれアプローチが分けられています。

0:34 ボーカルの鳴る位置を遠くへ。

0:54 ここでもボーカルが遠くへ。直後のサビが映えます。

1:07-1:12 主旋律とは別でのコーラス。カッコいい。

2:51- この上物ギター、かき鳴らしっぱなしにしないのが渋い。刻みギターに合わせてその都度抜いている。

3:11-3:13 +フェードインエフェクト。

3:24- チャイナ裏打ち。隙がない。

3:48-4:04 ラスサビではコーラスが頭から始まる。1回目&2回目のサビ終わりで少し出てきたコーラスと、ちゃんとリンクしているのが凄まじい。

3:59- 一瞬入る、高めの合いの手的な『waiting for?』がアクセントになっており、めちゃくちゃ良い。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というわけで、以上11曲分お届けしました。
よりアルバムを楽しめるきっかけになれば、幸いです。

もし今回の内容が良ければ、スキ(♡マーク)をポチっとよろしくお願いします。

2ndアルバム編はこちらから▼

それではまた🙆!



ご感想はTwitterでシェアしてくださると嬉しいです!  https://twitter.com/Bitoku_Bass