ビスケッチュⅡ世

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ビスケッチュⅡ世

Twitter(更新等) https://twitter.com/Bisuket02?s=09 pixiv(過去作)※BL、二次創作注意 灰色の正義(P4主足主) https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7173320#1

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  • おもちゃばこ

    ふとおもいついたシーンや文章を書き留めていきます 前提条件とか、説明とか、ないです そのシーンはそのシーンだけのものです 以下のサイトでも投稿しています。 小説家になろう カクヨム エブリスタ

最近の記事

あとすこし、たったすこし

とどかない、とどかない! どうして! 届かない! いくつも時を越えた なんども過去をやり直した むすうの未来を消してきた! もうそこまできたのに、どうしてもどうしてもこの手はまた届かない、足りない! ああ離れていく!また、またダメになるのか、これだけやったのに! やめてくれ!何千回も聞いた台詞がふきつける みたくない!何億回も見た景色が現れる たどり着きたくない!!!! 何が足りない!あとすこし、たった一欠片の奇跡でいい!誰か、誰か、なんでもいいから! 少しでいいから!!!ど

    • デキデキデキシー

      できる、できない、できる、できない。 できると思って始めたことは偶数回やるとできなくなって、 奇数回数でうまくいく。 できない、できる、できない、できる。 できないと思っても最後はできるといいね。 can't can can't can just do it believe in yourself 溺れて死んだ。

      • ゼロバンメ

        こんにちは。 私です。 え?だれかって? 嫌だなあ私ですよ私。 いつも一緒だったでしょ? ……しらないって?おかしいなあ。 私はいつだって貴方と一緒にいたんだけどなあ。 どうして知らない振りをするんです? どうしてわからない振りをするんです? ストーカー?いやいや違いますよ!なにいってるんです? おや、これは困った。 本当に覚えていないようだ。 嫌ですねぇ水くさいですねぇ。 ……荒療治、してもいいですか? いやね、私も、こんなことは本当はしたくないんだけれど、あなたが覚え

        • ネームド。

          「君に、会いに来たんだ。」 何をバカなことをいっているんだろう。この男は。 まだ肌寒いというのにもう出てきたか、と思う。 普通なら怖いと思うのかもしれないが、少し懐かしさのような何かを感じてしまう自分に戸惑った。 「……警察呼びますよ。」 「やっぱり覚えてないかな」 照れ臭そうに男は笑った。 知らない。 知らないと思う。 多分知らないんじゃないかな。 「あなたは、誰ですか」 「うん、ぼくはね、君に会いに来たんだよ。」 そっ、とハンカチで私の顔に触れた。 濡れたそ

        あとすこし、たったすこし

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          こわれミラー

          自分を見よう。 なにかそこにあるか? ある、確かにある、なにかある。 そう、思いたいだけじゃないか? なにかあるならそれを見れば自分がわかる気がする 不安を潰せると思う。 でも大抵自分は外側にいる。 内側の自分はぼんやりしていて目にはみえない。 はっきりと形を見て、顔を見て、鏡を見て、私も、あなたも。 そこにいますか。

          にくきゅう

          わん!わふふふ、わんふわん! わふ?わふんわふ、わふわふわんわん! わんわんわんわん! にゃーん。にゃんにゃむにゃ、にゃむにゃん。 ウーーーッ!わん!わんわんわんわん!!! にゃん。 わん、わふわん、わふふわん…… ……。 わふ……。 ……にゃーむ。 ……!!あおーーーーん!!!わふわふ!わんわふふ、わふわんわふふ!? にゃむ、にゃーんなごーん。 わん!わおわんわん!わおわんわん! わふわふわんわん、わふわんわん! わおーーーん! ごろごろ。 わふーー

          ラクライトライアル

          唐突だが。 私はいま、雷に撃たれている。 いやその、ビビビっときた、とかそういう比喩じゃなくて、本当に雷に撃たれている。 すごい、本当にすごいの、これ、まわり真っ白だし、かと思えば真っ黒だったり真っ赤だったりするし、痛いとかじゃなくてジバジバするし。 んでこれすごいのが、物理的には一瞬流れてるだけのはずなんだけど、脳がバグったのか時間無限にあるのね、多分実際にはもう倒れてるのかもしれないんだけど、いや倒れてないのかしら、とにかくすごいの、本当にすごい。 いやもうなんだろな、こ

          ラクライトライアル

          リハビリテンプテーション

          「ゲロはきそう……」 「そりゃそうだ、君は創作をサボっていただろう」 「違うよ、明日やろうと思ってたその明日が今だっただけさ」 「それをサボるというんだ。まったく、どうして君はそんなに物事を続けられないのかね?」 「継続は力なりっていうじゃないですか。まさにその通りだと思うんですけど、思うだけなんですよね。なんかできない。てへ。」 「君の場合はその言葉と同化して共に彫刻になるくらいしたまえ」 「当たりがキツいなぁ」 「世の中の創作人を嘗めているのかね君は。週間漫

          リハビリテンプテーション

          革命的革命

          「……は。ずいぶんと待ったぜ」 城は落ち、部下は死んだ。既に身を護るものは炎に消えた。 そして今、この場の戦いにも決着はついた。斬られた腹の感覚がない。 目の前に立つのは、かつて自分が復讐を背負わせた姫修羅。 それでも男は、不敵に微笑んだ。 「そっくりだあな、その眼。五十年前も見たぜ」 「そうか」 首筋に刃が当たる。 つ、と血が流れた。 「……最後に何か聞きてえことはあるか?」 言ってから笑ってしまった。これじゃ立場が逆だ。 「……なぜ、父を裏切った」

          サカバコウサロ・旧叙

          「ごめんください」 「はあい、いらっしゃい」 「どうも。」 「ああ、これはどうもおかえりなさい」 「んふ。マスターはいつもアタシの欲しい言葉をくれるのね」 「恐縮です。……こちら、家族芋にっころがしと、古酒『郷愁』です」 「あら、今日はこういうまったりしたの食べたいって思ってたの。なんでわかるのかしら?」 「マスターの仕事をしている迄で御座います」 「フフ……そういうとこ、カッコいいとおもうワ」 「恐縮です」 「で・も!ちょっと固すぎよマスター。アタシの方

          サカバコウサロ・旧叙

          かいほー

          解放された。 曰く、人はできない理由を求める生き物らしい。 時間がない、金がない、できるかわからない、誰かに迷惑をかけたくない、やる元気がない、ないないづくしの雁字搦めだ。 ……だが、俺は解放された。 解放されて漸く、これは程度の問題であったと見当がついた。 ない理由が沢山あるうちは、自分のせいではないと思える。 自分の内側に目は行かない。 ……だが、ない理由のうち、本当にないから出来ないという理由は、大抵ひとつかふたつ。 あとは単にやりたくないだけだ。 ……そもそも、

          サカシマモヨウ

          「アナタは本当に生気がないわね」 さらりとした黒髪。 長く艶やかなソレを風になびかせながら、先輩はそう言った。 「まあ、幽霊みたいなもんですから」 冗談めかした口調で僕は答えた。 ……つまらない事故だ。 何年か前、交通事故で死んで、それっきり。 覚えているのは、トラック、ランドセルに、赤いリボン。 ……意味は、よくわからない。 わからないまま、この河川敷でぶらぶらしている。 腹も減らないし、眠らないし、暇で暇でどうしようもないので、下校路になっているのかよく通るJK

          サカシマモヨウ

          イキルコト

          走る。 走る。 走る。 喉が裂ける。 肺が破れる。 脚が千切れる。 止まる。 汗が出る。 汗が出る。 汗が出る。 湯気が出て、身体を冷やす。 じっとりとしたシャツは、吸汗性の限界を迎える。 これが、終電帰り。 これが、働くこと。 これが、生きること。 ……嫌だ。 楽しく生きたい。 嫌なことは全て避けたい。 それでも、これが、生きること。 嫌だ。 誰に決められて生まれたわけでもない。 自分で決めて生まれてきたわけでもない。 生来どっちつかずの人間だ。

          GO!こうはいたゃ。

          「せんぱい!泳ぎにいこ泳ぎに!」 「……どこに」 「うみ?」 「今は2月だぞ……俺は死にたくないよ」 「なんで?さむいから?よわいから?」 「少なくともこうはいほど体力馬鹿ではない」 「むん。ばかにしましたね。ちょっぷ!おりゃ!おりゃ!」 「ぐわーやられたー」 「むふふーっ!せんぱいよわい!わたしつよい!」 「おお、つよいつよい。賞品をあげよう」 「やった!なにかな、なにかな?」 「じゃん!チロルチョコ~」 「え!え!やったー!!!チョコだーーーいす

          GO!こうはいたゃ。

          continue & game over

          「あ、ちょっと、無理かも」 「なにが」 「創作。できない。」 「ほう?理由を聞こうか。毎日一作ずつあげるというのは嘘だったか?」 「流石に朝08:00に家を出て翌01:00に帰る生活で創作を毎日続けるのはつらい」 「……ふんふん。」 「だって仕方ないじゃないか……時間無いんだもの……」 「……」 「なにか言いたげだね」 「土日書きためればよろしい」 「休日出勤が普通にあるので難しい、というのは置いておいても、なぜか時間がたっぷりあると筆が進まないのだよ」

          ペインペイン

          「この世で我慢できない痛みってなんですかね」 「そりゃきまってら。歯の痛みさね」 「あぁ~……虫歯になると本当に憂鬱ですよね。食欲失せるし、痛みが不規則だからいつまでたっても慣れないし」 「そこだね。死ぬほど痛いわけでもないのに、あの不規則さが歯の痛みを不愉快さでナンバーワンに押し上げた。」 「ズキ……ズキズキ………………と、暫く休んで、お、大丈夫になってきたか……と思った頃にズキン!ってきますからね」 「にもかかわらず歯医者に行けないのはなんでなんだろうなあ」