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BDR本番を終えて【表現者:さき】

まずはじめに。このnoteを見てくださった皆様。一年間表現者の執筆を支えてくださった皆様に感謝をしたいと思います。

やっぱり、誰か一人でも読んでくださる方がいるだけで気持ちの支えにもなるし、やる気にも繋がる。誰も見てなければ私の心の整理の場として活用できるけど、折角ならこの整理の場が読んでくださる方の人生を少しでも豊かに出来ればいい、という本音もあった。

だから、おそらくバースデーランウェイ表現者として執筆する最後のnoteで、「ありがとうございました!」と真っ先に書かせてもらいます。

楽屋で1年間執筆したnoteを読んで感じたのは、「自分の夢」への表現がかわっていく様子

楽屋での1枚

当日の朝は余裕をもって、堂々と家をでる…筈だったのに、私は京都を全力疾走していた。前もって家をでる時間を調べていたのに、到着駅を間違えて検索してしまっていた。お陰で緊張する時間も1年間を思い返す余裕もなく、集合時間ピッタリに到着となってしまった。

楽屋についてからは本当にあっという間だった。指定された机には一冊の冊子。スタッフさんが、一年をかけて書いたnoteを纏めて綴じてくれたものだった。一番上には、一番最後に書いた「当日の自分に向けて」。そこから、遡る形となっていた。読み進めていくと、最初の頃はいかに手探りで書いていたかよくわかる。

自分についてなにを書けば正解なのかをひたすら悩んで、不安になりながら自分の夢を文章にした姿を思い出すと、「あぁ、あの頃から少しはかわれたのかな」と実感することが出来た。それと同時に、「人にキッカケを与えたい」という夢への疑問、そして、その表現がかわっていく様子も痛感させられた。

自分一人で彩るステージ。トップバッターを歩く私は2番目のtamaさんにバトンを渡したかった

舞台に立つこと自体は何度も経験していたけれど、バースデーランウェイは、今までの舞台経験では乗り越えきれないものだった。何せ、頼るものが何一つない。小道具も、舞台セットも、絡んでくれる相手役もいない。自分ひとりでステージを彩らなければならない。それがどれだけ大変なことか!

それから、後でお客様からは「ランウェイショーを見るのははじめてで、最初の一発目に出てきたからどう観ればいいかわからなかった。2人目からはスムーズに観ることができた」というコメントがとても多かった。確かに、人生でランウェイを観る人はほんの一握りだと思うし、私だって機会がなければ一生関わることができなかったかもしれない。

二人目のtamaさんにうまくバトンを渡せただろうか、と不安だった私からすれば、お客様からの反応は【成功】に近いのかもしれない。今回のトップバッターで私が一番したかったのは「お客様を、バースデーランウェイへ招待する」そして、「表現者が歩きやすい空気作りをする」この2つだったから!

バースデーランウェイで皆と関われたことは、かけがえのない「誕生」のひととき

バースデーランウェイに出演したことで「こんな大きな変化が起きたよ!!」と明言できるかどうかは悩ましい。晴れて大スターになったわけではないし、名声を得た、というわけでもない。

けれど私の中で確実に変化は生まれた。ランウェイを歩いた分だけ、私は前へ進むことができた。これは私ひとりでは絶対にできなかったこと。赤ちゃんも、ひとりの力で生まれることが出来ないように、私ひとりの力で生まれ変わることはできなかった。だからこのバースデーランウェイで皆と関われたことは、かけがえのない、まさに「誕生」のひとときだと思う。

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(編集:響あづ妙

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