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【ハッカソン】BIOTOPE社内ハッカソンを開催しました

はじめに

はじめまして!
BIOTOPEのテクノロジストの雪野です。

昨年の11月に社内ハッカソンを開催したので簡単にその内容を書きたいと思います。
ハッカソンは、エンジニアの方々には聞き馴染みがあったり参加経験のある方々も多いと思います。ビジネスサイドの方々は耳にしたことはあるけど参加した事はないという人が多いのではないでしょうか。ハッカソンの内容や語源についてはWikipediaでは以下のように記述されています。

ハッカソン(英語: hackathon 、別名:hack day ,hackfest ,codefest )とはソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントである。

ハッカソンという言葉はハック(hack )とマラソン(marathon )を合わせた混成語である。この言葉はOpenBSDの開発者やサン・マイクロシステムズのマーケティングチームによってそれぞれ自主的に考えだされたと思われ、1999年から使われ始めたと言われている。

個人的にはテーマ毎にエンジニアやクリエーターの方々が一挙に集まり、ものづくりを行うようなものだと捉えております。エンジニアやプログラマーから構成されている会社において、技術者同士の交流あるいは技術力の向上を目的としてハッカソンは多数行われています。Yahoo! JAPAN Hack Dayなどが有名です。

戦略デザインファームであるBIOTOPEでは、デザイナーやビジネスサイドの人々が数多く所属しています。そのため、プログラミングやプロダクトの作製そのものに全員が日常的に触れる事は多くありません。実際に社内でハッカソンを行う事は日常の業務からも掛け離れていることもあり初の試みとなります。

micro:bit(マイクロビット)を用いたプロトタイピング

このような状況下でハッカソンを行うにあたり、今回は教育用マイコンボードであるmicro:bitに着目しました。

micro:bitはWebブラウザ上でプログラミング可能な小さなコンピューターであり、小さい機体の中に温度センサーや通信機能、I/O制御など豊富な機能が詰め込まれています。他のマイコンでこれらの機能を使用するとなると、外付けで部品を用意したり、環境のセットアップが必要になるなど初学者にはハードルが高くなります。一方で、micro:bitはドラッグ&ドロップの操作だけで実装できるようになっており、簡易的にプロトタイプをする用途では非常に優れています。
私自身は高専にいた時に、制御機器やセンシングデバイスの開発を行っていたので、PICやAVR、Arduinoなどを利用していました。ですが、micro:bitはプロトタイプをとりあえず作るという視点では、それらの機器と比べても頭一つ抜けて簡単で直感的です。

余談ですが海外ではプログラミング学習や教育用途に用いられている事で有名です。そして、国内でも徐々にその認知が広まってきており、Maker Faire Tokyoに出展している作品の中でも使用している方が非常に多かった事が印象的でした。



ハッカソンの流れ

ここから本題です。ハッカソンを行うにあたり、テーマを設定する必要があります。そこで今回は【身近な社会課題や困っている事を解決する】というテーマでハッカソンを行いました。当日の流れは以下の通りとなります。

(1) 課題設定用にブレインストーミング
(2) 課題解決の要件定義
(3) 実機でのプロトタイピング
(4) 検証および修正の繰り返し

(1)課題設定用にブレインストーミング
まずはじめに課題を設定します。
ここで、プログラミングに初めて触れる人やデザイナーの方々など多種多様な人から構成されている状況で開催を行うために少々工夫を施しました。それは課題として設定するシーンは、限りなく全員の脳裏でイメージできるものである事というものです。特に初期的には、肌感覚で理解できない課題よりも、限りなく日常に近い体験の周囲にフォーカスした方が素直なアイデア・意見が出て全体が盛り上がります。

そこで、今回は課題の設定場所や対象などを連想ゲーム式にホワイトボードに書き込み、社会課題や解決すべき問題についてアイディア出しを行い取り組む開発内容をみんなで議論する形をとりました。寒い日という事もあり、こたつやみかんなど季節のキーワードもアイディアとして出てきました。

途中の過程は割愛させていただきますが、最終的に、決まったのは「待ち合わせ場所に着くまでの最後の30mを支援する」というものになりました。「GPSナビでほどほど目的地の周辺にいる事は確かなのに、最後のあと少しが難しいよね〜」という会話で盛り上がった事がきっかけでした。


(2) 課題解決の要件定義
という事で、いかにして「目的地に近づいているか?」という視点を元にmicro:bitの機能を一通り確かめました。
ここでは、手元の機器(micro:bit)とゴール地点にある機器同士を通信させた時に得られる通信の強度を測定する事に着目しました。機器同士が近づくと信号強度が大きくなるという仮説のもと、実際にプロトタイピングへと。

【要件定義を行なっている様子】

(3) 実機でのプロトタイピング
要件が決まれば、あとは実際に手を動かして実装するだけです。micro:bitはコードの記述も可能ですが、ブロックの並び替えだけでコーディングできます。レゴブロックを組み替える要領で実装できるので、プログラミングに触れたことの無いメンバーでも簡単にプロトタイプを行う事ができます。

【プロトタイピング中のメンバー】

(4) 検証および修正を繰り返し
論より証拠という事で、実際に作製したプロトタイプ機を用いて、実証実験を行います。一発目で目的とする機能が果たされる事はなく、使用感も納得して使えるものではないと試行錯誤を繰り返しました。利用者が目的地に近づいている事をLEDでどのように表示するべきか?などデザイナーならではの視点や工夫が多数見られました。

【LEDの光らせ方の工夫で目的地へと確実に誘導する】

3~4回の試行錯誤を経て、無事に動作するプロトタイプ機が完成です。実際に自分達の手で作り切ったものが正常に動作した場面では全員感動していました。

おわりに

数年前までは電子工作の要素も併せ持ったプロトタイピングは非常に困難でしたが、今ではその日初めてプログラミングに触れた人でも機能を実装する事が出来るようになっています。今回行ったように、実際にエンジニアではないメンバーを中心としたハッカソンも開催することが出来ました。

企画・実施をしての所感としては、ビジネス・デザイン・エンジニアリングなどの専門領域が異なる人達が一挙に集まり、サービス・モノを作りあげるという事には大きな意味があると感じました。特に“課題を解決するプロセス”というのは、ビジネス・デザイン・エンジニアなど多岐にわたる領域においてそれぞれの工夫や思想があります。それらを、肌感覚で共有、議論をした上で実装へと移す過程は、それぞれの分野の人にとって新鮮な学びがあったようです。

【ハッカソンを終えて】

BIOTOPEでは、ハッカソンだけでなく新しいイベントも企画しております。次回の記事もお楽しみに!

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企業や組織をひとつの生命体ととらえ一人ひとりの妄想や想いに熱を吹き込む”共創型戦略デザインファーム”のBIOTOPEです。 こちらのnoteではスタッフブログとして社内外での取り組みを随時発信していきます。
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