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益子の住み処

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#ランドスケープデザイン

益子の住処#11 雑木林の縁に暮らす植物たち

益子の住処#11 雑木林の縁に暮らす植物たち

こんにちは。気付けば秋も深まってきてしまいました。食欲の秋にかまけて食べまくっており、随分と更新をサボっていまいました。

今回は、ここのところずっと悩んでいた、アプローチ植栽エリアのデザインについて記します。この植栽エリアは、以前に整地したっきり放置していたエリアで、夏は草ぼぅぼぅで全然手がつけられていませんでした。

でも、秋は植物を植え替えたりするには適切な時期なので、ようやく重い腰をあげて

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益子の住み処#6 菜園のデザイン

益子の住み処#6 菜園のデザイン

今回は、私の庭の主役と言っても過言ではない、菜園のデザインについてお伝えしたいと思います。

菜園を持つことは私の長年の夢でした。化学肥料や農薬を使わずに自分で育てた野菜を食べたい、そんな思いはもちろんありましたが、2018年に訪れたパーマカルチャー農園(写真下)で育った土を触って、あまりにも気持ちよくて感動してしまいました。「菜園づくりっていうのはすなわち土づくりなのだ」と頭じゃなくて身体で理解

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益子の住み処#5 迎え入れる庭のデザイン

益子の住み処#5 迎え入れる庭のデザイン

我が家の敷地は、車幅4m程の狭い車道に面していますが、ここは近所の方のお散歩コースになっています。雑木林や竹林の中を通る車道で、木陰がとても気持ち良く、冬以外はお散歩に最適なようです。
お散歩がてら、我が家の庭を覗いてくれる方も多く、庭づくりの励みになっています。

空き家として購入した時は、車道側にはブロック塀とアルミフェンスが設置されていて、道行く人とこの敷地とは遮断されたイメージがありました

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益子の住み処#4 庭の構想(全体編)

益子の住み処#4 庭の構想(全体編)

敷地全体の広さは約300坪。家の敷地が約25坪なので、残りの275坪を自分の好きなようにデザインできる。これは幸せなことではあるのだけど、広ければ広いほど何から手をつけていいかわからなくなってしまう。

まずは、庭づくりのコンセプトに立ち戻ってみる。私がこの庭づくりを通じて実現したかったことは「あらゆる生き物が豊かに暮らせる庭」(→詳しくは、益子の住み処#1 庭づくりのはじまり)。このコンセプトを

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