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精読と実作のための文芸翻訳実践研究

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英語で書かれた小説を題材に、文章を解釈する翻訳プロセスを開示することで「文章を読む」ということを考える連載コンテンツです。英語学習や文章の精読だけでなく、小説の実作も視野に入れ、… もっと読む
最初の2つ: ・ドン・デリーロ『ドストエフスキーの夜』 ・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 は投げ銭方式な… もっと詳しく
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2018年6月の記事一覧

【翻訳】『祝祷』スコット・フィッツジェラルド(原題:Benediction)

Ⅰ  ボルティモア駅は暑く、混雑していた。そのせいか電報事務所に寄らなければならなかった…

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大滝瓶太
6年前
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『新星』H.G.ウェルズ(翻訳)

 年が明けて最初の日のことだった。ほぼ同時に三つの天文観測所が太陽系で一番外を回る海王星…

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大滝瓶太
6年前
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【第1回】文芸翻訳での分詞構文や同格、言葉遊びの処理──Don DeLillo "MIDNIGHT IN…

 英文を読むのと翻訳をするのにはかなり大きな違いがあって、読んでいるときの感覚を文章とし…

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大滝瓶太
6年前
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【第2回】英語版『銀河鉄道の夜』を再翻訳してみた──外国語を通して読む宮沢賢治

翻訳は読書の究極系!? ぼくが翻訳をはじめたのは実作をはじめてから5年後くらいで、ちょう…

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大滝瓶太
6年前
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【第3回】「狂気的な文体」をいかにして翻訳するか/作家性の反映──Thomas Pynchon…

ピンチョンという大きな存在 素人が決して手を出すべきではない作家トマス・ピンチョンの『競…

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大滝瓶太
6年前
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【第4回】「小説が上手い」とはどういうことか?──Ian McEwan “Solid Geometry”…

文章を「書く」練習をしてもそんなに上手くはならない スポーツでも芸術でも「上手くなりたい…

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大滝瓶太
6年前
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