見出し画像

声のかけられやすさ

報連相することは部下の義務ですが、報連相しやすい環境をつくるのは上司の義務ですよね~

以下、拙著「幸せな働き方」より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コミュニケーションエラーを防ぐためには、一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションが大切になります。

そしてこれは人間関係においても同じことが言えます。

「声をかける」ことも大切ですが、「声のかけられやすさ」も同じく大切です。

報告されやすさ、相談されやすさということです。

相手が、報告しにくい、相談しにくいということは、2人の関係性にエラーが生じていることになります。

 相手が部下だった場合、お客様とトラブルが起きても適切なタイミングで、上司であるあなたに報連相できないことが起きるかもしれません。これはとてもまずい状態です。

適切なタイミングで正しい情報が上がってこないと、傷口はより広がり、お客様への迷惑はもちろんのこと、トラブル解決に向けての作業量が大きくなってしまいます。

「声をかけにくい」原因は、声をかけられるべき本人にあることが多いものです。

私に話しかけるなオーラが出ていませんか?
他のメンバーの前で叱責ばかりしていませんか?
他にもありそうですね。

報連相が上手く機能していないと、心当たりのある方は、少し立ち止まって「自分に問題はなかっただろうか?」とふりかえってみてください。

■声をかけるだけでなく、声をかけられていますか? 

■報連相は上手く機能していますか?

■上手くいっていない場合、その理由があなたにあるとしたらそれは何でしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで拙著「幸せな働き方」より抜粋

ヘッダー写真は昨年夏の研修の様子。あの頃のようにストレスなく気軽に楽しく笑顔で「声を掛け合う」ことが出来ればいいのですが・・今はこうした対話スタイルの研修アクティビティは(僕は)封印しています。

その代わり自分と向き合うワーク(自己対話)や描いたものを見せ合う、あるいはエアーでコミュニケーションなどを講話の合間に学習効果と集中力持続に効果があるものを盛り込んでいます。「オンライン」とともにリアル研修でもこのような新たなスキルをブラッシュアップしていることになります。コロナ禍のなかで実は後々にも活かされる武器が増えている感じがします。

「〇〇だから出来ない」だと一歩も前に進めないので、「〇〇な状況でも出来ること」にフォーカスですね。「やらない」ことではなく「やれること」にフォーカスできる自分でありたいと思っています(やらない理由を探す癖がついているので・・滝汗)

報連相だって、上手く機能していない理由を部下のせいにばかりしていても前に進みませんね。

その理由が自分にもあるとしたらそれは何だろうか?上手く機能するために自分が出来ることは何だろうか?にフォーカスですね。

報連相することは部下の義務ですが、報連相しやすい環境をつくるのは上司の義務なのですから。

今日も心に優しい時間を大切にお過ごしください。

かまたびん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?