ビンちゃん先生

私たちが生きていくうえでお金はなくてはならない存在です。だから上手に付き合うことが大切…

ビンちゃん先生

私たちが生きていくうえでお金はなくてはならない存在です。だから上手に付き合うことが大切です。高校教員の経験を活かしビンちゃん先生が、わかりやすくお金の話をします。

最近の記事

契約が成立するのはいつ?

今日は「契約」のお話です。 私の教室では、契約のことをわかりやすく伝えるためにクイズをしています。 これがなかなかできないのです。高校生や大学生ばかりか、大人の方もできません。 出所は、消費者庁発行の高校生用消費者教育教材「社会への扉」です。 契約クイズ 店で買い物をするとき、契約が成立するのはいつ?   ① 商品を受け取ったとき。   ② 代金を払ったとき。   ③ 店員が「はい、かしこまりました」と言ったとき。 あなたが、コンビニに行ってペットボトルを買ったこと

    • 未成年者取消権ってなあに ~未成年者を守る防波堤~

      未成年者取消権とは 皆さんは未成年者取消権って知っていますか? 未成年者がスマホを契約するとき「法定代理人(親権者)同意書」が必要になりますよね。 最近は、旅行でもホテルでも「保護者同意書」の提出を求められることもあるでしょう。 「まだ子どもだから、親の同意が必要なんだろう」とあんまり気にしない人も多いと思います。 実は民法では、未成年者が法定代理人の同意なく契約した場合は、契約の取り消しができる、と書いてあります。 つまり、親の同意がない契約は後から取り消す(=なかっ

      • 成年年齢引下げってなあに

        皆さんは、2022(令和4)年4月から「成年年齢」が18歳に「引下げ」られたことをご存じかと思います。 140年ぶりの大改正 民法は市民の決まりを定めている法律ですが、この第4条で成年になる年齢が規定されています。この民法が改正され、成年になる年齢が20歳から18歳に引下げられたのです。 これは、明治9(1876)年の太政官布告で20歳と定められて以来、140年ぶりの大改正でした。 その背景には、国際的に18歳成年が主流であると言うこと、選挙権年齢が引き下げられて18

        • 金融教育とは②

          金融教育を理解するうえで役立つテキストがあります。 金融広報中央委員会が作成している『金融教育プログラム』です。 それによると、「金融教育は、お金や金融の様々な働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育である」と説明しています。 「理解し」「深く考え」「生き方や価値観を磨きながら」「主体的に行動できる」がポイントだと思います。 どうでしょうか

        契約が成立するのはいつ?

          金融教育とは

          金融教育とは、お金と上手に付き合いながら、どうやって幸せに生きていくかを考える学習です。決してお金儲けのやり方を学ぶものではありません。 日本では、お金の話は人前ではしない、親もこどもにお金の話はしない、という風潮があります。 しかし、人が生活していく上で、お金は切っても切れない関係にあります。充実した人生をおくるには、お金に関する学習が必要なのです。 金融教育は、お金や経済に関する知識を学ぶだけではありません。 自分の将来について、例えば、どんな仕事に就くか、結婚はい

          ビンちゃん先生のお金の教室

          ビンちゃん先生がお金の話をします。 聴いている気分で読んでください。

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