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歴史的建造物に3Dデータが利用された事例

2019年4月にパリのノートルダム大聖堂が火災により建物の大部分が消失したニュースは多くの人々に衝撃を与えました。
歴史的建造物としてユネスコ世界遺産に認定されているノートルダム大聖堂において2014-16年に行われていた全体的な構造の3Dスキャンのデータが再建の大きな足がかりになっており3Dスキャン技術に注目が集まりました。
3Dデータの活用によって建物の再現だけでなく、文化財の3Dデータを残すことで資料としての付加価値も生まれました。
確かな情報が残されていない大聖堂の構造を詳細に撮影した3DのスキャンデータからBIMを用いて建物をモデリングし、比較用に火災後のスキャンデータと照らし合わせて確認することにより損傷箇所の修復シュミレーションなども可能になっています。
実際にスキャンが行われている様子の動画も公開されています。
出典:NationalGeographic https://youtu.be/jAi29udFMKw

出典:BBC NEWS

3Dスキャンを使うことで文化財のアーカイブを残し資料としての付加価値と将来の維持管理時においての修繕計画等に活用できます。


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