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人材紹介会社経由で給与アップを主張する看護師がイケてない理由

こんにちは。皆さん夏の賞与、冬の賞与、今年はいかがでしょうか。

色々な方の話を聞いていると、業種によって金額差がさらに拡がった気がします。
また、同業種(医療業界)でも法人によって差が広がった気がします。

夏のボーナス、コロナ禍の影響は? 男性看護師「コロナ対応で忙しくなったのに、ボーナスが減らされた」
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0716/ccn_210716_3658526889.html

こういう有事の際、病院などの大きな法人というのは大変ですよね。
自身の頑張りではどうしようもなく、看護師として稼ぎだしているわけではないので、仕事とストレスは増えても頑張った分は給与に反映されません。

病院は看護師の退職者の行列ができているようで、なんとも言えない状況です。

さて、本題ですが、そもそも表題にあるように、人材紹介を使っての転職は事業所にばかりリスクが大きくおすすめしてないので、人材紹介会社を使ってでしか事業所を探せない看護師は主体性・情報収集能力という点ですでに評価が低いです。

▼人材紹介会社を利用する求職者はレベルが低い説

このアカウントでは何度も明言しますが、
・人材紹介会社のサービスのレベルは低くマッチング機能は皆無
・そんな人材紹介を利用する看護師のレベルも低い

です。

訪問看護ステーションを運営されている方にはわかってもらえるかと思います。

ビコー訪問看護リハビリステーションでは積極採用を常時行なっていますので、年間大体80名程度面接します。(9月は合計12名面接しました。)

80名の内訳としては7割が直接応募で3割が人材紹介会社経由です。

面接していて思うのは、人材紹介会社経由の応募の求職者はHPをそもそも見てすらいない率が高い。

履歴書の志望動機には貴社の方針に共感し…とは書いてありますが(笑)

紹介会社に言われるがまま書いたり、どこにでも持っていけるように使い回しができる書き方、こちらからは透けて見えてますよ。

小細工している時間があるなら、弊社HPを熟読してから面接に臨んでいただいた方が良いかと思います。

貴院表記は可愛いものですよ。修正ペンや訂正の二重線等、中々厳しいです。

履歴書1枚、1時間程度の面接でお互い判断しなくてはならないので、もう少し気合いを入れて書いていただきたいです。

特に、人材紹介会社経由で応募される方(きっとこの記事をみて面接に望む方は稀だとは思いますが)は、採用のハードルは確実に上がっているので、事業所がお金を払ってまで採用したいと思うような「自己プロデュース」には気をつけましょう。

これをお読みになった人材紹介会社は、求職者の「転職」というイベントに対して手抜きしすぎ。高額な紹介料に見合った仕事をしてください。


▼面接後の採用率としては15%

最近は、直接応募だからと言って、判断基準が甘くなるわけではないです。
良い傾向としては、納得できる方・活躍できると信じられる方の採用ができるようになってきました。
(正直2.3年前までは、不安がよぎる職員の採用をしたケースが多々ありました。)

ビコー訪問看護リハビリステーションが、どうしても採用したくなる人材というのは、ご利用者の生活が維持できるように、1日1日を地道に、直向きに頑張れるスタッフです。

楽して稼いでやろう、という考え方ではとても務まらない地味な業務内容です。

そういった在宅医療の1機能としての訪問看護を本気でやってみたい方へは、チャンスが無限大に開かれています。

ここで考えてみればわかるのですが、人材紹介会社経由でリスクがある人材と直接応募の人材がいたときに、人材紹介会社を経由したことで一方的に不利になりますよね。そこが分かってない求職者が多い。


▼直接応募での年収調整事例

当然ですが、直接応募でも「給与を調整してもらえないか」という相談はきます。

実際にはご縁につながらなかったのですが、直近での求職者事例を挙げさせてもらいますね。

開設してから2-3年ほど管理者として頑張ってこられた看護師さんから、直接の問い合わせがありました。30代半ばで体力もあり、訪問看護の経験としても4-5年あるキャリアです。

求職者の希望としては、どこまでできるかを新天地でチャレンジをしたいということで弊社の面接を行うこととなりました。

1点だけ転職する上でネックだったのが給与条件面です。訪問看護の相場からかけ離れた、かなりの高額な年収を現ステーションでもらっていたため調整をする必要がありました。

その時の私の考える基本方針としては、
・訪問看護キャリアがあるとはいえ、いきなり管理者層での採用はしない
・まずは1スタッフとして、実力を結果で周囲に示し、周囲のスタッフから認められること
・段階的な目標の設定を行い、どれだけできる人材なのかを評価していく

これらを元に目標を数値化し年収650万円を超える提示をしました。

会社としては、挑戦をしたいスタッフにはリスク覚悟で条件交渉・提案します。
本気で目標・成果に向かって頑張っていけるのであればチャンスは与えられるべきだと思っています。

ただし、人材紹介会社経由の求職者を除く、ですが。

人材紹介会社経由なのであれば、まずはご自身を採用するために会社が投資した、年収の20-35%の人材紹介料分の利益を会社にもたらした上で、その頑張りを評価してもらいましょう。


▼訪問看護でのキャリアアップの仕方

ビコー訪問看護リハビリステーションでは、チャンスは多くあります。

ただどこの事業所でもそうですが、評価する順序があります。
その論理をすっ飛ばして主張強めだと継続しないことが多いです。

そもそも給与というのは、結果であり、実力が認められていない段階で交渉に入ると、お互い気持ちの良い交渉になりません。

・訪問看護が未経験、仕事の流れをこれから学ぶ必要がある
・訪問看護経験者でも、ビコーの業務の流れ・管理方法をこれから学ぶ必要がある

といったまだまだ「学ぶ必要がある」段階で、給与アップの交渉に入るのは得策ではないです。
結果を出せる自信があるのはわかりますが、まずは結果を出した後に交渉する方が信頼関係もあるので、それを元に新しい目標設定ができます。

ビコーには年2回ほど評価見直しタイミングがありますので、こういう機会を上手く利用できる人はどんどん昇給していったり、新しい業務に挑戦していったり、成長が早いと感じています。

今までも訪問看護で短期離職となった過去事例を振り返ってみると、【結果を出す前に条件面の交渉】をしてきた方は長続きしなかったという事例が多いです。

まずは、訪問看護に慣れる、業務フローに慣れる、管理方法に慣れるなど、社内の風土を十分理解した上で高みを目指した方が、地に足ついた頑張りが継続してできるので良いと思うんですよね。

人材紹介会社経由で来られる方へは期待値が高くなります。それだけ高額な紹介料を事前に支払っていて、1スタッフ並に最低でも2年以上は働いてもらうことは期待して採用しています。ご自身の給与を上げる云々以前に、まずはスタッフとしての結果を求められてるのが分かっていただけますかね?

できる人にはどんどん仕事をお任せしたいです。

▼転職を考えている求職者に何度でも問う。

やりたいことが訪問看護であれば、業務内容も、待遇もどこもそんなに大きく変わりません。

変わらない真実は、訪問看護で「お金を稼ぐ」という事は大変な事でストレスのかかるという事実です。

100%満足したいなら独立・起業をお勧めします。(殆どの方が失敗しますが)

・今の職場を辞める原因が何なのか?
・次の職場ではそれが解消出来るのか?
・自分が生き生きと輝ける場所はどこなのか?
・職場に認められるには何をしなければいけないのか?

きちんと見極めて転職活動をしていただきたく、人材紹介会社に頼るのではなく自身の足を使って直接応募をしてきてください。

▼求職者の方はまずは見学からどうぞ!

ビコー訪問看護リハビリステーションは、体験、見学随時行っております。ご応募お待ちしております。

代表 荒木田美行

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株式会社ビコー:https://bikou-group.com/

Instagram:https://www.instagram.com/biko.station/


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