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蘇州での食事

 久しぶりに蘇州の街道風景をめぐりながら歩き回った。江南地域の冬は、相変わらず寒くてしかも太陽の光がなさそうな感じですね。

 寒山寺の鐘響きは、あの有名な漢詩とともに永久に人々の心に残されますが、しかし私がそれより、蘇州の庶民的な食文化の方は大好きだった。

『無錫風ワンタン』

中国各地におけるワンタンの味は微妙に違います。例えば、無錫地域のワンタンは甘口が特徴です、慣れない人でもその美味い味のバランスが好きとなるだろう。今回頼んだのは、唐辛子いっぱいに入ったタイプです。香りも抜群です!

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『羊肉鍋』

もともと北京のイスラム人居住地から発祥した鍋料理ですが、骨付きの羊肉は時間を掛けて煮込んだ後に、野菜、ねぎ及び豆腐などと一緒に食べます。冬に最も適切な一品です!

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『牛肉麺』

東京でも出店していた有名な「蘭州ラーメン」です。まあ、中国西北地区の家庭料理といいますが、美味しい牛肉スープと硬麺の組み合わせて、美味っす。

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『蘇州風エビ&肉麺』

蘇州に来た以上、有名な蘇州風ラーメンを食べないと、一つの「罪」だと思います。上述の蘭州らーめんと違い、豚肉もしくは鶏スープをベースにした江南伝統料理です。麺は硬い方が一般流となりますが、付け物の選択肢は十数種類にも及びます。

また、毎朝六時前後に店を開いたばかりの麺を食べるのは、現地で「頭湯麺食い」と言う。つまり、一日最初に仕込んだ麺です。蘇州現地の人々は、それが一番美味いと認識しています。ここでよく見た風景は、天色未明の時から店の中に賑やかな雰囲気を浮かんでます。「頭湯麺」を求める人間ばかり!

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『松鼠桂魚』

蘇州料理における最も有名な一品です。よく中国で料理人試験の現場実演テーマともなります。甘口のトマト風味なソース、油揚げ後の柔らかい魚肉、香りも見た目も最高でした。しかも、紹興酒などと合わせると、もう最高満足な気分を得た感じかな?(笑)

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以上

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