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再見物語/東郷微住:前編

文:伊藤 ゆか

2019年10月6日、台湾から4人の微住者が東郷へとやってきた。彼女たちが東郷を知ったきっかけは、2018年11月に台北の誠品書店で開かれた「青花魚」出版記念イベントだ。

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台湾のカルチャーの最先端である誠品書店南西店で開かれた「青花魚展」には多くの人が訪れていた。(イベントについて詳しくは微住メンバー伊藤の下の記事を読んでみてほしい。)

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写真は青花魚展の愉快な仕掛け人たち。日本からは、東郷と大野のメンバーも参加した。「青花魚の編集チームが日本に来てくれたんだから次は私たちが行こう!」と、この旅のためにパスポートを取った人までいる。日本で交わした「再見(ザイジエン=またね)」という言葉を軽やかに実現させた。

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東郷メンバーの一人、佐々木教幸さん。佐々木さんは青花魚編集チームの宿泊先として自宅のお寺を開放してくれた。微住を生んだキーパーソンの一人だ。出会った人について肩書きや実績ではなく持っている魅力を見るようにしているという佐々木さんは、いち早く微住チームの魅力に気づいた慧眼の持ち主だ。

当日、佐々木さんは簡単な台湾中国語、英語や日本語を駆使して台湾の皆さんと交流された。そんな佐々木さんとお話して「東郷に行きたい!」という女性が現れた。

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それが上の写真の右側で「おつくね(おにぎり)」の作り方を真似してくれている”リンちゃん”だ。
リンちゃんは青花魚で紹介されている東郷や、ワークショップで作ったおつくねに興味を持ったそうだ。そして何より、東郷のメンバーと交流したことで「東郷へ行きたい!」と目を輝かせて伝えてくれた。

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約1年後、リンちゃんは本当に東郷へやってきた。彼女もまた台湾で交わした「再見」という言葉を実現したのだ。恋人の“エディ”さんと、エディさんのお姉さんの“まるちゃん”、同級生で仲良しの“あおいちゃん”も一緒に来てくれた。
写真を見て「あっ!」と思われた方もいると思う。この写真は青花魚の中で使われている写真とそっくり。それもそのはず。四人は青花魚編集チームと同じように佐々木さんのお寺に宿泊して、その玄関の同じ場所で記念写真を撮影したのだ。

この場所は、微住が好きな人たち憧れの場所になっている。
(ちなみに佐々木さんのお寺には、微住発祥之地という石碑が立つとの噂があるのだが、本当だろうか?)

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