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「美女読書」がYouTubeチャンネルを始める理由。

先日お伝えした通り、セント・フォース様の大学生部門の方たちにご出演いただき、YouTubeチャンネルをスタートすることになりました。

収録や編集等々これからなので、実際のスタート時期はちょっと先で、2月下旬頃を想定しております。(もしかしたら3月入っちゃうかも...)

なぜ「美女読書」でYouTubeチャンネルをやろうと思ったのか、その理由は3つあります。

① 自分がYouTubeを見る機会が増えたから。
② 本の「IPT」を高める動画を作りたいから。
③「これからは動画の時代」だと確信したから。

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①自分がYouTubeを見る機会が増えたから。

一つは、ここ数年、私個人がYouTubeの動画(厳密にいうとユーチューバーの動画)を見る時間がものすごく増え、30代以上のビジネスパーソンでもユーチューバーの動画にハマる可能性が大いにあると感じたからです。

人気ユーチューバーのファン層は学生やティーンが多いと言われていますが、30代の私が見ても全然楽しめるし、ファンになっちゃうんですよね。

これまでYouTubeで見る動画といえば、好きなアーティストのPVやテレビ番組のコンテンツばかりで、「これを見よう」という明確な目的意識なしにアプリを開く機会はあまりありませんでした。

しかしユーチューバーの動画を見るようになってからは、毎日とりあえず開くアプリに変わってしまったのです。

これまで全然興味がなく(なんなら時間の無駄だと思っていた)ユーチューバーの動画をなぜ見るようになったかというと、「情報の凝縮度が高く、テンポよく話が進むので、休憩時間やスキマ時間に最高の暇つぶしになるから」です。

人気ユーチューバーの動画は特に、テンポがよくサクサクと進んでいくので、見ていてじれったさを感じたり、退屈したりすることがありません。何となく見始めたら、いつのまにか最後まで見てしまっている。しかも多くは10〜15分程度の動画なので、暇つぶしや休憩中のエンタメとしてうってつけなのです。

一方で、ビジネスパーソン向けの、仕事や勉強に役立つ「学習系動画」がまだ少なく、主流なプレイヤーがいないように感じています。ユーチューバーの動画はあくまで「エンタメ動画」であって、学びを得られる動画ではありません。

なぜビジネス系の動画が少ない(もしくはコンテンツ自体はあるけど、閲覧数が伸びない)のかというと、「情報の凝縮」がなされておらず、見ていてじれったい動画が多いからではないかと思っています。

ただでさえ学習系の動画は頭を使うため見るのが億劫なのに、話のテンポが遅かったり、情報が薄かったりすると、見ていても面白くないんですよね。

知的好奇心を満たすような有益な情報が、サクサクと頭に入ってくる動画であれば、スキマ時間を学習に使うのに最適で、20〜30代のビジネスパーソンに受け入れられるのではないかと思いました。

ここでポイントになるのが、明石ガクトさんの『動画2.0』に登場する「Information Per Time=IPT」という概念です。

これは「時間に対する情報量」を表す尺度であり、「IPT」が高い(濃い)動画ほど、情報の凝縮度が高く、スマホでスキマ時間に見やすい動画となります。

人気ユーチューバーの動画を観ると、ジャンプカットで会話の間を極端に削ぎ落とすことで、情報を凝縮させていることがわかります。これはYoutubeの動画は、主にスマホでスキマ時間に観られることが想定されており、短い時間でたくさんの情報量を得られるようにしているためです。

一方、テレビ番組や映画のような「映像」コンテンツは、大きな画面で、30分〜2時間という時間をそのコンテンツを観ることに費やすことを前提にしています。あと5分で家を出ないといけないタイミングで「情熱大陸」を観る人がいないように、大きい画面で時間をかけて観ることが前提の「映像」コンテンツは、スキマ時間には楽しみづらいのです。

IPTの濃いコンテンツに慣れているユーチューバーのファン、特に小・中学生は、テレビ番組を見ると、会話の間や、CMまたぎで同じことを繰り返すこと、またタイミングを逃すと最初から見られなかったりすることが我慢ならないそうです。

IPTの薄いコンテンツを「かったるい」と感じてしまうのですね。

これは30代以上でも同じことが言えると思っています。スマホで動画を見ることに慣れれば慣れるほど、IPTの低いコンテンツはじれったくて、耐えられなくなってしまうのです。

たとえば最近だと、Amazonプライムビデオで見た松本人志さんの「freeze」なんかは、スマホで見るのが辛かった。番組自体は30分程度なのですが、「間」が多い&長すぎて、スマホで見ていて耐えられないのです。

(本来その「間」を楽しむ番組なんでしょうが、私は次に何が出でくるのかの焦らしに耐え切れず、スキップしてリアクションや結果だけ見てしまいました。)

このように、ティーンだけでなく、「美女読書」がターゲットとする20〜30代(あるいは40代以上)のビジネスパーソンも、IPTの低い動画をスマホで見ることに抵抗が生まれてきているのではないかと思うのです。

しかし今のYoutubeには「IPTの高いエンタメ動画」はたくさんあるけど、「IPTの高い学習系動画」はほとんどありません。

だからこそ、IPTの高いビジネスパーソン向けの動画を作るべく、「美女読書チャンネル」を作ることにしたのです。

②ビジネス書の「IPT」を高める動画を作りたいから。

2つ目の理由は、「ビジネス書のIPTを高める動画」を作りたいからです。

これは「美女読書チャンネル」のコンセプトでもあります。本一冊を丸々読むと数時間〜数日かかるのが普通ですが、実は、一冊の中身のうち、内容を把握するうえで重要な文章は「4〜11%」しかないと言われています。

あとの部分は、本論を補足するためのエピソードだったり、脱線話だったりするので、見過ごしたとしても大勢には影響はありません。

つまりビジネス書というのは、IPTがものすごく低いフォーマットとも言えるのです。実際、「本は一冊まるまる読む必要はない」「自分の目的にかなう部分だけ読めばいい」という主張をよく目にするようになりましたし、私自身もそう思います。

そもそも、丸々読んだとしても記憶に残るのはごく一部ですから、たった一つでも、本の中の勘所を学ぶことができれば、それだけ十分価値があると言えます。

つまりこの「4〜11%」に絞って、IPTの高い動画を作れば、ビジネスパーソンの役に立つコンテンツになるのではないかと思うわけです。

もちろん一冊を通読・熟読することの意義はありますので、これだと思った本はじっくりと向き合って読んでみることをお勧めします。

しかしながら、忙しいビジネスパーソンにとって、気になる本や話題の本を手当たり次第に手にとって熟読することはできませんし、それは非効率だと思います。

本の内容は知りたい。でも最初から最後まで読むのはめんどくさい。拾い読みするにせよ、飛ばしていい箇所を見極めるためには結局無駄な情報にも目を通さざるを得ないため、本を読むこと自体めんどくさくなってしまう。

だからもっと情報の凝縮度を高くして、有益な情報だけをかいつまんで入手できるようにしてほしい。

そんなニーズに応える動画が作れればと思っています。

どんな価値ある情報が書かれた本なのかを知った上で、もっと深く知りたいと思った本を熟読してもらう。

価値ある一冊との出会いの手助けをする動画を作っていきたいと思っています。

③「これからは動画の時代」だと確信したから。

最後、3つ目の理由は、前述の明石ガクトさんの『動画2.0』を読んで、「これからは動画の時代だ」という主張に大いに納得したからです。

これから数年以内に、8Kと5Gが実用化されると言われています。

5Gとは、次世代高速回線のこと。フルハイビジョンの映画をおよそ1.5秒でダウンロ―ドできるスピードだといいます。

8Kとは、画面の解像度を示す用語であり、理論上、人間が見ることのできる限界と同じ解像度だと言われています。つまり「自分の目で見る現実と変わらないくらいキレイ」ということです。

明石さんは「最初に8Kの映像を再生可能なデバイスを手にするのはスマートフォンになるだろう」と予測しています。

スマホで「8K」の映像を、「5G」の回線速度で遅延なくダウンロードして視聴できるようになると何が起こるか。

それは、現在、写真やイラストなどの静止画が入っているところは「動かないと物足りないと感じるようになるということです。

そのため「コンテンツやメディアは可能な限りどんどんリッチにならざるを得ない」と明石さんは説いています。

この主張には大いに納得させられました。私自身、YouTubeだけでなくInstagramでも写真より動画を見る機会が増えましたし、「TikTok」や「17Live」を見るようになったのも、単純に動かないと物足りなくなってきているからです。

これまで紙の本を読むことが大好きで、テキストメディアを長らく運営している私でさえ、最近はテキストを読むのが辛くなってきているほどですから、これが8K・5G時代になったらどうなるのかは、考えるまでもありません。

間違いなく、動画が主流の時代になるでしょう。

もちろんテキストコンテンツがなくなることはありませんし、文章を読むのが好きという人は多く残ると思いますが、そうした人たちも「動画を見る時間」は確実に増え、動画から情報収集する習慣も増えていくと思います。

そしてその時代には、今以上にIPTが高いコンテンツが求められ、「映像」と「動画」のバランスが逆転すると言われています。

明石さんはこれを「動画産業革命」と呼んでおり、これからは「動画」の時代だと唱えているのです。

そのため「美女読書」としては、ビジネス書のエッセンスを紹介するIPTの高い動画を作って、多くのビジネスパーソンの独学や自己研鑽の役に立てていただきたいと思っているのです。

「美女読書チャンネル」に興味を持ってくださる企業様、スポンサーとなってくださる企業様、ご連絡お待ちしております^^

bijodokusho@gmail.com

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