見出し画像

やっぱりそういう人には、聴いてほしくないですか?

こんにちは、こんばんは。

コンサートの中止が止まらない、ディズニーリゾートも開かない、公演再開しようとした宝塚が批判を浴びる、不思議の国の2020年3月から、いつかのあなたへ。

各所で苦しい日々が続いていますね。一刻も早く、ふつうの毎日に戻ることを願うばかりです。こんな文章を書いているわたしも罪深いですが、情報から遠のく時間を作って、しっかり心を休めてくださいね。


わたしのほうとしては、今日はシンガーソングライターの大森靖子さんのツイートが目に留まりました。

これをどうとるか、どう解釈するかは人それぞれですよね。

わたしが思うのは、ライブの代わりに配信をやっても、ライブと同じものにはならない、という意味だけじゃないと思うんですよ。


わたしもまだ大森さんの生の現場には行ったことがないのですが(すみません)大森さんの配信ライブは目にしたことがあります。

大森さんは配信ライブを結構な頻度でやっています。

かわいくデコレーションされたスタジオの中で、彼女の世界観をふんだんに画面に満たしていくような、そんな配信ライブ。技術チームのことも信頼している、という旨の発言があったことも記憶しています。

彼女は「配信ライブは配信ライブであってライブではない…」とツイートしました。

でも、配信で届けられる人がいることもまた、よく知っているはず。

だからこそ、配信でできる最大限の表現を、こだわり抜いてやっているんですよね。

配信ライブはライブじゃない。だからやらない、じゃないんです。

配信ライブもやる。だけど、ライブでしか伝えられないこともある……ということだと思うんです。



大森靖子さんはかつて、ご自身がMVを大量に撮り続ける理由をブログに綴っていました。先のツイートを拝見して、そのブログのことを思い出しました。(現在では削除されています)

大森さんが毎度発表するMVを見ていると、とてもこだわっていて。自分の作品に映像をつけることそのものを、とても楽しんでいると思います。そして同じように、届けたい人がいるということもブログには書かれていました。

YouTubeしか聴かない世代が存在して、CDも買わないけど「ファンです」と言う人もいること。

CDも買わない世代には、YouTubeにない音楽は存在しないという認識もあること。

そういった文化・傾向を受け入れないのではなく、寄り添いたい、ということ。新しい価値観を一緒に作っていきたいということ。


これを、先のツイート、「配信ライブは配信ライブであってライブではない…」という一文を見たときに、思い出しました。

これまでにない動きを切り捨てるのではなく、新しい文化として、一緒に作り上げる方向を探す。こういう試行錯誤を、大森さんは何年も前から始めています。

わたしはどうだろう? あなたは?



「配信で満足されたら、会場に来てもらえなくなる。だから配信はしない」という考え、わかります。不安ですよね。

でもこれは「来てくれない人には、に届けなくてもいい」ということの現れかもしれません。

映像じゃ伝わらないことがあるから、映像をやらない。でも、映像じゃなきゃ届かない人もいるみたいです。そういう人には、届けなくてもいいですか?

表現者として、考えたいところではありますよね。おやすみなさい。


ありがとうございます。
2
ときどき音楽家。劇場とコンサートホールを愛しています。http://saeono.work
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。