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【大阪西成】ライオットエールのお店はライオットではない【タップルーム】

ビール出るとこ、イットコ。

醸造所名「ディレイラ・ブリューワークス」さんのタップルーム「アビタイユモン」に行ってきました。

名前が覚えにくいわ!

2018年?に「西成ライオットエール」を出したことで話題になった醸造所さん。ライオットとは「暴動」とかそういう意味。西成といえばアレよ。大阪近辺の人にはおなじみのあいりん地区のあるとこですよ。日本を代表する労働者街&ドヤ街ですよ。現在進行形で。21世紀に入っても暴動があったとこよ。

そんな地域にブルーパブがあるとくれば行ってみたいでしょ。というわけで西成へ。


■前書き

諸般の事情により最寄り駅の萩之茶屋ではなく玉出から歩きましてー。
行く先の道々の景色が、煤けた町の雰囲気で懐かしい。昔の阿倍野の奥とか天王寺動物園から新世界周辺とかこういう感じだった。
そこらの飲食店の店頭で200円の弁当が売られてたり、カラオケ居酒屋が商店街アーケード内のそこらじゅうにあったり、公園が金網で囲われて夜には閉鎖される様子だったり。

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そしてアビタイユモンがあるはずの商店街。
昔懐かしの大阪らしい景色。がに股で自転車をこぐおっさん。くわえたばこで歩くおっさん。自転車でさっそうとすりぬけていくおばはん。自転車の駐輪駐輪駐輪パチンコ屋薬屋喫茶店ビアバーパチンコ屋カラオケ喫茶。あ、今、アビタイユモンあった。うっかり通り過ぎた。
そんなこんなでアビタイユモンに到着。
外見は案外と町から浮いてない。たぶん。

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お店には昼頃ランチ時にお邪魔しまして。
中はコンクリート打ちっぱなしにテーブル席が多数。ランチ食べてる人たち多いなぁ。あと………なんだか独特の雰囲気のグループの方々がいる……、なんか皆さん名前が貼ってある水筒とかお持ちだ。
なんだろう……デイサービスの人たち?なんかそれに近いニア雰囲気。そういや、このディレイラブルーワークス(の親会社)は福祉系の会社で障碍者支援の一環もありビール醸造を始めたとか言ってたような。

ままええわ。ということでビールを注文。
キャッシュオンスタイルでプラカップ提供でござる。
タップは4つ。瓶も店内で飲めるので選択肢はもう少し増えるとのこと。

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ちょい見にくいですが、大きいモニターがあって繋いでるビールが表示されてます。ハイカラですね。
ビールのサイズはSとMしか表示されてないんやが。
頼めばLもあるのかも(適当)

もっと店内の様子を写そうかと思ったんですが、人が結構多いのであきらめた。公式ページのリンクをページ下に貼っておくので、そちらでごらんくだせえ。

■本編

カウンターで注文するとスタッフさんがトレイに乗せて運んできてくれますした。水もついてる。これは……ありがたい。

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1杯目は西成ライオットエール。フラグシップから行く!
グレフルにブラウンシュガーかけて、かじったような味わい。
アメリカンなペールエールですねー。ホップも適度。
糖が残りつつ、もたつきはしない良いバランス。
こういう味だとスイスイも飲めるしじっくりも飲める。
あたいこういうの好きよ!

2杯目はTMネットワークプロトコール。ウエストコーストIPA。
大阪の「市岡ビール工房 地底旅行さん」とのコラボビールだそうな。
あー、地底旅行さんの名前、めっちゃ久々に聞いたのぅ。

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ちなみに写真がこれ、テレコになってたらすいません。たぶん大丈夫なんだけど。

■感想

西成ってことで身構えた部分もあったけど、店内の作りなどは今風ビアバーであっさり。なんかデザインの良いポスターとか貼ってあったけど写真撮るの忘れたわ(すいません)

お客さんや来訪者に癖があって、大阪弁バリバリの商店街のおっちゃんが入ってきて店員さんと何やら相談してたりするので、面白い違和感がある。

ビールの質は、一定水準以上の完成度がある味。
ちゃんと美味しく飲める。
今回飲んだ2銘柄はわりあいスッとしてたので、他にももう少し飲んでみたいまである。
ちなみに、開店時間が朝9時とかいうアレなので、大阪クラフトビール飲み旅するなら朝飲みとかやっちゃえるな。これ魅力。
俺もそのうち朝から行ってみたい所存。

■情報
最寄り駅は南海高野線 萩之茶屋駅
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
基本価格:Sサイズ(250ml)600円
     Mサイズ(350ml)800円
     キャッシュオン