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食べそで食べないものを食べてみよう

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世の中にある食べ物は数々あれど「そのうち食べてみたい」「機会があれば」などと微妙に2の足を踏むものがございます。 そういう「食べそで食べないもの」を食べてみようというお話し。 … もっと読む
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記事一覧

イノシシを網焼きで食べてみた

どうもどうも久方ぶりです。 食べそで食べないものを食べてみようシリーズ。 今回はイノシシ。 綺麗な色合いのモモ肉だなぁ! 足先がついてるのでイノシシとわかりやすい。 ちなみにムネ肉や肩肉もあります。 表面の焦げはとって食べていこう。 味と食感はモモ。 鳥のモモの感触で味はもちろん豚系。 適度な脂と弾力がありmとてもジューシー! ジビエは臭いといいますが、臭みは無い……。 そして何より、普通の豚より美味い。 脂が濃いのでも臭みが強いのでもなく、豚の旨みが濃い。 臭みにつ

ドクダミの根っこを食べてみた【ドクダミ前編】

2023年4月。 ちょいちょい話に混ぜてもらっているディスコ鯖で、面白そうな告知があった。 ドクダミを食べる会 開催! 東京でドクダミの根料理を食べませんか? ドクダミ!? しかも根!? 俺さん、山野草はそこそこ食べてるけど、ドクダミは食べたことがない。 ちなみに一番好きな山菜はウド。 日本ではドクダミ茶が知られているが、アジアではそこそこ食べられる野草の位置づけ。特にベトナムでは生でサラダにもするとか。 私は食べたいとか1ミリも思わなかったけど。 なんせドクダミ

キカラスウリを食べてみよう

ある秋の日。 植え込みに何か丸々とした実が生っているのを発見。 瓜系かな、瓜系かも。直径5cmくらい。 調べてみると、どうやらキカラスウリの実らしい。 画像はウィキペディアより。 名前については諸説。熟れた実はカラスが好きだからカラスウリとか。 皮剥いて、パンッ! うわっ、可食部少ないな! ワタをかきだして~切っていきましょう。 これを、しょうゆ漬けにしましょう。 はい。 食べてみると瓜系特有の少しコリッとした果肉の触感。 これは悪くない。スイカの外側の部分など

キノコを生で食べてみた

キノコは生で食べれません。毒キノコがどうこうじゃなく、たいていのキノコは生で食べるとアレルギー反応おこしたり中毒になったりするのです。新鮮だからどうこうって話じゃないです。加熱すれば無毒化できるってだけです。 ただまぁ、生で食べることができるキノコもいくつか知られています。有名なところではマッシュルーム。薄切りにしてサラダとかにたまにはいってますね。 今回俺が食べるのはタマゴタケ。タマゴみたいな殻(被膜)から出てくるキノコ。これね、殻の中に入ってる状態だと生で食べても大丈

臭豆腐を食べてみた

だいぶ前に食べてたのに、レポ上げるのすっかり忘れてたわ。 中国の発酵食品、臭豆腐でございます。臭って名前がついてるくらいなので相当、臭いらしい。噂によるとウンコの香りがするとか。 豆腐にカビを生やしてから、塩水に漬けこんで作るそうですが、台湾レポなどで話題になるタイプは、豆腐を一晩漬けこんだ浅漬けタイプが多い模様。 そんなわけで今回ご用意いたしましたる臭豆腐はガチなヤツで、主に北方で作る青腐乳と呼ばれるタイプらしい。 期待が高まる中、デッキオープン! ………ウンコ!ヽ(

豆腐ようを食べてみた

写真が雑ゥゥ!で申し訳ないが、今回は沖縄の珍味(ちんあじ) 豆腐餻(とうふよう)です。 wikipedia大先生によると、 ”島豆腐を米麹、紅麹、泡盛によって発酵・熟成させた発酵食品である”とのこと。 黄麹で発酵させるタイプと、紅麹で発酵させるタイプがあって、 見ての通りこちらは黄色タイプ。 実は紅色タイプは既に何度も食べていてお気に入りだったので、黄色タイプも買ってみた次第。 豆腐を発酵させたらどういう味になるんだって話ですが、豆腐の味は抜け落ちて、コクと旨みの塊のよ

「世界一臭い」シュールストレミングを食べよう。

どうどうの登場、世界一臭い食べ物。その名もシュールストレミング。 知らない人に少しだけ解説すると、スウェーデン製のニシンを発酵させた缶ヅメです。ただし、滅菌せずに缶づめにするため、缶内で発酵が進むヤベーやつです。写真の缶も少し膨らんでます。 そして世界一臭い食べ物と言われてます。臭すぎてホテルに持ち込み禁止らしいです。くさやの6倍臭いらしいです。 以前から食べよう食べようと思っていたので、飲食店の人も巻きこんで機会を造りました。シュールストレミングを食べる会、開催。 1

ザザ虫(甘露煮)を食べてみた。

あまりあ、どうも。 今回は「ザザムシ」です。虫です。ザザムシというのは水生昆虫の幼虫を食べる時の総称だそうでス。ホルモンミックスならぬ、虫ミックス。 とりあえずwikipedia先生から画像を借りてきました。 これはカワゲラの幼虫。実際に食べるのはヒゲナガカワトビケラの幼虫が多いそうで。 大差なかった。 人間が食べる食材イメージより、魚が食べるイメージの方が強い。釣り餌的なイメージで。俺は釣りしないからしらんけど。 はい、甘露煮。 味は全てのものを醤油と砂糖で塗りつぶす

蚕リベンジ。お蚕様食べてみた後編。

はい、どーも。 前回は蚕のさなぎの水煮、ポンテギを食べてみました。 惨敗でした。正直惨敗でした。 ここまで不味いと思ったのも久々でした。 というわけで、「醤油と砂糖の味で塗りつぶせば何でも食える」魅惑の料理法、日本が誇る甘露煮を食べてみました。 長々と引っ張る必要もないので、結論だけ先に言うと、余裕でした。 あぁ~……これならある程度、美味しく食べられるわ。 いや、前回スゴイダメだった虫の香りはあります。しっかりあります。 残ってます。 しかしながらそれを醤油の香りが実

ポンテギ(蚕のさなぎ)を食べてみた。前編

あ、どうも。 みなさん蚕って知ってますよね。あの虫の。絹が採れるお蚕様。 そうそう。蛹から成体になる時に作る繭の糸が絹になるわけで、 蛹の状態で蚕を煮殺すわけなんですけどね。 じゃあその絹をとった残りの蛹を……食べるわけですよ、つまり。 飼料にしたり人間が食べたり。 ポンテギは韓国の料理で、まぁ蚕の蛹の佃煮でごぜーます。 今回の缶づめは水煮のモノ。 中々に虫ですね。 缶づめをあけると、黒豆系の煮物の香りと、こう…不思議な香り…虫系の香りがします。標本の香りというか、セ

スズメバチ入りの蜂蜜を食べてみた

あー、ゴホンゴホン。ちょっと喉がいがらっぽいなぁ。風邪かなぁ。 そういう時は喉に良い蜂蜜を。しかも効果が高いヤツを……。 はい!スズメバチ入り~蜂蜜~! このスズメバチの蜂蜜漬け、栃木から会津あたりで珍重されるそうで、生きたスズメバチを蜂蜜の中に落とすと毒が蜂蜜の中に出て、それが蜂蜜と混ざって、こう…すごく色々な薬効が高くなるらしい。 ほんとにー?ほんとにござるかー? 蜂蜜の味は蜂蜜味です。特にピリリってしたりはしません。 残念だったな!普通に純粋蜂蜜で美味しいです。

ジェネリックウナギのかば焼き、うな次郎を食べてみた

夏の土用が近づいてくると、あちらこちらでウナギウナギの声が聞こえてくる。 しかしウナギは絶滅寸前、風前のともしび。 食べれば食べるだけ減っていく。 守護らねばならぬ……。 しかし、ウナギは時々は食べたいものだ。 そんなわけで巷で噂のジェネリックウナギのかば焼き食品「うな次郎」を購入。さて、どんなもんでしょ。 「うなる美味しさ!」というキャッチコピーが素晴らしい。 山椒とタレもついていて、見た目はかなりウナギのかば焼き。 ええやんええやん!見た目はガンバッとるよ!

フナ寿司を食べてみよう

今回のお題はこちら!近江名物、鮒(フナ)寿司! 魚を米で発酵させる「なれ寿司」の一種で、臭みのある鮒がどのように美味しく変わっているかがポイントになるのでしょう。 御対面! 卵も見えて、これは美味しそう。 乳酸発酵系のチーズのような香りが支配的で、そこに魚と酢(酢酸系)の香りが加わります。 といってもそれほど強烈に香るわけでもなく、そこそこ強いってところ。 味は……。 塩辛い。 前に食べたフグの白子の糠漬けほどではありませんが、こちらもかなり強い塩味です。相当強い塩

山菜のコゴミを食べてみよう

まいどどうも。「食べそで食べないものを食べてみよう」シリーズ 今回は山菜のコゴミです。 クセがない味でアク抜きが必要なく、見分けるのも楽な初心者向けな山菜です。採り方と下処理も書きましたので、あわせてどうぞ。 コゴミの正式名称は「クサソテツ」。平たく言うとシダの一種です。 なので水辺や湿気のあるとこに生えます。 ◆見分けポイント&採取 「屈(こご)んでる」から「コゴミ」って言うくらいでして、 見分けるポイントは、先端の屈んだくるくる巻き。これが内向きになって車座で6本程度