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エンデューロ日記 011 「KTMライダーを不機嫌にさせるものは何か」

初めてKTM、または現在のマッティグホーフェン製のHusqvarna、GASGASの新車のオーナーになったライダーは、まず、その走りにおいては、ストックのWPサスペンションの質の高さに溜飲を下げる。嬉々として走りまわっているうちに、ふと、同梱されていた携帯ツールに触れる機会もあるだろう。そして、その小さな包みにパックされたツールのことごとくが、使いやすく、そして、こんなに小さいのに、通常考えられる整備のほとんどが、これひとつでできるということに気が付き、改めて「これはいいバイクを買った」と、また溜飲を下げるのではないか。

この携帯ツールの合理性の高さは、KTM製スポーツモーターサイクルの整備性の良さと一体である。


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