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(F93) 最新トレンドも!人事評価制度に使われる10つの手法-3 (2020.4.14) by ONE TEAM LAB より抜粋加筆しました。

⑻ Chatwork株式会社
【OKR、バリュー評価】

当初は、OKRの達成率と評価を完全に連動する形で導入していました。

しかし、運用してみると、
評価が下がらないように保守的な目標設定を掲げるなど、さまざまな問題点が浮き彫りになりました。


2018年からは、
「OKRを通してどれだけチャレンジしたか」を評価する運用に変更しました。

評価は以下により決まります。
Ⓐ業績評価
Ⓑ行動評価
Ⓒ全社業績


Ⓐの業績評価では、
OKRを通してチャレンジした評価を入れています。

OKRは理想の会社に近づけるための触媒となり、
社員がチャレンジングな目標を設定できるようになったそうです。


Ⓑの行動評価では、
バリュー評価(会社のコアバリューを体現できているか)を取り入れて評価を行っています。

これにより、会社の方向性について社員が理解しやすくなったといいます。


⑼ カルビー株式会社
【ノーレイティング】

①職能資格制度とスキル評価制度を使った昇級や昇格の決定を廃止し、2012年からノーレイティングの仕組みを人事評価制度に取り入れています。

会長兼CEOが変わった2009年に、成果主義への舵を切ったそうです。


②「C&A(コミットメント&アカウンタビリティ)」という目標管理の仕組みを通して、1on1でマネージャーと部下が対話して人事評価を決めていきます。

一年間の最初に、仕事内容と目標のコミットメントを決め、契約書にサインをします。

その成果で賞与が大きく変わり、降格や昇進の可能性もあるといいます。


以下により誰もが納得できる仕組みができたといいます。
Ⓐ目標を自分で決めること
Ⓑ成果がしっかりと評価に反映されること
Ⓒコミットメントや成果が公開されること


成果を出せば良いという風土から、
残業が減り、出産が理由での退職もほとんどなくなったそうです。

さらに、生産性が上がったことで、
会社利益率がわずか5年で10倍になりました。


(10) 株式会社フロムスクラッチ
【CREW(クルー)制度】

MAツール「b→dash」で業界シェア1位を誇る会社。

①組織を拡大していく際に、採用担当だけが採用活動をするのではなく、全員がリクルーターになる仕組みが必要と考えました。

そして、生まれたのがCREW制度です。

CREW制度とは、社員の採用活動の貢献度を評価する制度です。


貢献度に応じて、
「エントリー」「バチェラー」「マスター」「ドクター」の4段階で評価し、クラスによって毎月の手当額が決まります。


②リファラル採用が以前よりも約3倍増え、面接での候補者の志望度が上がり、内定辞退率が減ったといいます。

その結果、70~80人だった社員数が、1年でほぼ倍の150人になりました。


人事評価制度が多様化しています。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp