(F31) チャットツール上での雑談とオープンなチャットがリモートな企業の成功術-2 (2020.4.24) by 大崎真澄 より抜粋加筆しました。
⑸ 心理的安全性を確保する。チャットツール上での“雑談”
チャット上で「オフィスにいるように相談事項や雑談が交わされるような空気」を作るにはどうすればいいのか。
キャスター社では、
チャットツールで雑談用のチャンネルをいくつも設けることで、その環境を整えています。
たとえば、bosyu(キャスターの子会社)では、
10人程度のメンバーに対して、雑談用のものだけで数十個のチャンネルをSlack上に作成。
パパママチャンネルやサウナチャンネルなどライフスタイルに関するものから、各メンバーが日報よりも細かい粒度で独り言をつぶやく「分報」チャンネルまで幅広い。
「何かあったら一人で溜め込まずに、
とりあえず外に吐き出せる環境を用意するようにしています。
重要なのは何を言っても大丈夫な雰囲気、
いわゆる『心理的安全性』を感じられる空間をチャット上に作ることです。
それが定着すると相談事も自然とチャット上で交わされるようになり、会話も増えます。
何か困ったことがあってもすぐにチャットで共有されれば、早い段階で対応することもできます」(石倉氏)
雑談しやすい雰囲気が根付くと、
雑談の流れから業務の相談が始まったり、新しいアイデアが生まれることもあリます。
⑹ 個人情報などを除き、これらのやりとりを原則としてオープンなチャットグループを通じて行う
チャットベースでのコミュニケーションが活発になると各自の様子が把握しやすくなるので、オフィスで働いていた時よりもむしろ仕事の見える化が進むといいます。
「リモートになることでその組織の根本的な課題が可視化されるイメージです。
姿が見えていただけで十分なコミュニケーションが取れていなかった、誰が何をやっているのか全くわかっていなかったなど実態が見えるようになる。
オフィスで勤務していた時は何となくできているという前提で考えがちですが、実はそうじゃないことも多いんです」(石倉氏)
ただ、普段からオフィス内で上述した3種類の会話を気軽に交わしている組織であれば、
チャットを上手く使いこなせさえすればリモート環境でもチームをうまくマネジメントしながら事業を進められるといいます。
⑺ リモート環境では「行動ではなく結果をマネジメントする」のが1つのコツ
キャスター社では、
個々人のミッションと求める結果を予め整理した上で、後はチャットツールを介したコミュニケーションを大事にする以外は基本的にメンバーにやり方を任せているそう。
以下の話をよく聞くようになりました。
❶何でも言える環境を如何に日頃から作る
❷意図的に業務外の会話を増やす
上記を心がけることにより、「心理的安全性」を高める
→
社内情報を多く出して、社内情報のクオリティを上げる
→
働き方や仕事をデジタル化する
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp