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(H82) 2020年にアジアのGDPは世界最大に。これが意味するものは-1 (2020.1.14) by 2020 世界経済フォーラム より抜粋加筆しました。

 ⑴ 世界経済フォーラムの年次総会2020

企業は以下に適応していく必要があります。
①急速に成長する中流階級の消費者行動
②その特徴の変化


政策立案者は、持続可能な方法によって、
地域の成長を実現する方法を見つけなければなりません。

第四次産業革命がもたらしたデジタル変革と労働の変革に関わる課題に、以下が追い打ちをかけています。
ⓐ貧困
ⓑインフラの欠如


アジア地域のGDPは以下です。
Ⓐ2020年には、アジア以外の世界各国のGDP合計を追い抜く
Ⓑ2030年には、世界の成長の約60%を占めると予想される

アジア太平洋地域は、
世界経済に新たに参入する24億人の中流階級の圧倒的多数(90%)を占めることになります。


⑵ 中国、インド、東南アジア全体の開発途上市場が、アジア太平洋地域の成長の大部分を占める

これは、企業、政府、NGOにとっては、
新たに多くの決定を下していくことを意味します。


これらの国と地域は、
社会的および経済的問題の解決を念頭に設計された公平な方法で、アジアの発展を導いていかねばならないという圧力に直面しています。


⑶ 消費の大幅な成長は国によって異なる見通し

世界経済フォーラムのレポート「急成長する消費者市場における消費の未来」によると、以下です。

Ⓐ中国:
①高齢化は「人口ボーナス」にマイナスの影響を与える
②賃金上昇、都市への人口移動、サービス業への就業、今後予測される家計貯蓄率の低下は、消費を押し上げる

Ⓑインド:
巨大な人口ボーナスと急成長する中流階級が消費を促進し、経済成長を支援するでしょう

Ⓒインドネシア、フィリピン、マレーシア:
労働力が大幅に増加し、一人当たりの可処分所得が増加すると見られています


デジタル経済の急速な発展によって、
これまでサービスを利用できなかった人たちに、
サービスが新たに提供され、利便性と効率を求める消費者のニーズに応えることができています。


⑷ 新しい消費者の姿

これらのマクロ要因は、すべて消費の二極化につながるものです。
Ⓐ消費者の支配力が増大する

Ⓑ消費者は以下のような商品とサービスを求めていく
①高いコストパフォーマンス
②上等さ


将来の消費者は、
これまでよりもはるかに目が肥えていくと考えられます。

一層、消費者としての識別力を示していくでしょう。
❶消費するもの:
個人向け/ローカライズ/ヘルシー/持続可能
❷買い物をする場所:
オムニチャンネル、自分の都合に合わせた買い物
❸影響を受ける対象:
企業の影響が減少し、ソーシャルメディアなどが増加


アジア中流階級の消費者行動が世界を動かしていく。

その行動は以下に予想されます。
①より消費者主導型になっていく
②よりモノ、場所、メディアの選定が厳しくなっていく

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