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(C74) 大手企業もメールやSNSの返事がどんどんスピードアップしている-2 (2019.7.17) by 菊原智明 より抜粋加筆しました。

⑺ 一般的に、「大手は動きが遅い」というイメージがあります。

しかし、それは一昔前の話。
業績を伸ばしている大手企業のスピードはどんどん加速しています。

ある大手販売会社の部長とお会いした時、現状のお悩みを聞きました。


その職場では以下の悩みを持っていました。
①お客様のセキュリティの問題で訪問がほとんどできない
②労働時間を短くしたい


この問題は、私の得意分野です。
私はその手段として、営業レターについて数分、お話ししました。


営業レターとは、お客様のところへ送る営業ツールです。
眠っているお客様に対して営業レターを送ることで、
時間をかけずに信頼関係を構築することが可能。
事例を使い、30分程度説明しました。

すると部長は以下に質問してきました。
「それは良い手法ですね。
早速ですが、このエリアで定期研修をお願いしたいのですが、概算の金額を教えてください」

概算金額をお伝えすると以下に言い出しました。
「その金額でしたら、私の決済範囲です。
日程を決めましょう」

タブレットを使い、各営業所の予定を確認。
全ての予定がひと目でチェックできるようになっています。
私の予定とすり合わせ、その場で日程と時間まで決めました。

他社が苦戦する中、好成績をキープしている理由を垣間見た気がしました。

 
このような会社と逆のケースもあります。
すべての権限を持っている経営者でも、
「一度持ち帰って社員と相談してみます」と言い、その場では決めない。
その後、なかなか連絡は来ません。

ずいぶんと時間が経ってから、「やっぱり来季にします」となるケースが多い。

もし、やると決まっても日程が埋まっており、うまく調整できない。
実行3ヶ月後、半年後と先送りになります。


これまで、大きな会社は稟議が下りるまで時間がかかると思っていました。
実際、そうだったと思います。

しかし、既にすごいスピード感を持っている場合も多くなっています。
そうでないと、ついていけないのでしょう。


今後はスローレスポンスの人は生き残れません。
以下を忘れないで欲しい。
「強い者が生き残るのではなく、変化する者が生き残る」


中国人の方とチャットのやり取りをすると、スピード感の違いがわかります。
自分の興味のある案件や、可能性のある案件では、
クイックレスポンスでチャットがどんどん来ます。


逆に、案件に進展がなく、見込みがなさそうだなと感じると、途端にのらりくらりのスピードになります。
そうなると、「他の案件に取り掛かり始めたな」と思った方が良いかもしれません。


あきらめが早いです。
日本人ほど執着しません。
次へ次へ、と別の案件に走ります。

だから、こちらも1つの案件だけをずっと追いかける方法は得策ではありません。
常に複数の案件を同時に持っていることです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp