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(E62) 人事データの一元管理・可視化・分析-3 (2020.2.17) by BiZHINT より抜粋加筆しました。

⑻ HRテック3つの役割に詳細について
Ⓐ人事データの一元管理・可視化・分析

人事データの種類・量は膨大です。
①採用候補者の個人情報
②選考スケジュール
③面接での評価といった採用業務関連データ
④雇用している従業員の社員情報や給与情報
⑤人事評価の内容


今まで定性的なデータに基づいて判断されてきた採用業務や人事評価も、
定量データとして蓄積し可視化・分析を行えるようになったため、 公平かつ公正を担保した上で迅速な意思決定を行えるようになります。

AIやディープラーニングを活用したデータ分析は、
以下のように人の記憶力や経験則では難しかったきめ細かい人材マネジメントを実現すると期待されています。
①さらなる成長機会を必要とする社員を発見する
②退職リスクの高い社員についてアラートを出す


Ⓑ煩雑な定型業務の削減・オペレーション効率化

人事の業務は以下の煩雑な定型業務が多数あります。
①従業員の入社や退社、昇進、出産などのライフイベントに応じた労務管理
②採用活動時の応募者との日程調整
③雇用保険や社会保険の加入手続き
④賃金の変更


これらの業務を手作業で行うのは膨大な時間と労力が必要なため、以下への支障が指摘されてきました。
ⓐ戦略的業務
ⓑ創造的業務

HRテックは定型業務の効率化を実現します。
さらに、以下の創造的な業務に時間を費やすことができるようになります。
①人材育成計画
②採用計画の立案


従業員自らが情報を入力する「 セルフサービス化 」が進めば、最小限に減らすことができます。
①人事の定型業務や社員の待ち時間を削減
②社員の個人情報を正確に収集できる
③情報伝達や転記の際に人的ミスによるエラーの削減
④修正時間のタイムラグの削減


Ⓒ従業員とのコミュニケーション円滑化による組織活性化・従業員満足度の向上

優秀な人材の確保が難しくなる中で、
自社への貢献意欲や愛着といった従業員エンゲージメントを高めることは、企業の競合優位性を保つ上で大事なポイントです。

以下のHRテックは、従業員エンゲージメント高める重要な手段になり得ます。
Ⓐ人事データの分析
Ⓑ定型業務の自動化・セルフサービス化


社員ひとり一人が納得のいく人事評価や配置を実現する、社員の最適なタイミングで労務手続きを簡単に進めることは、以下の施策として有効です。
①従業員満足度(Satisfaction)の改善
②従業員体験(Experience)の改善
③優秀な働き手にとって魅力的な職場を実現する


ヒトを担当する人事責任者が会社の中で最も重要なポジションになってきました。

人事責任者は、戦略的創造的な仕事をする時間を捻出する必要があります。

ムダな定例業務を削減するのもIT、
戦略的創造的な仕事を補助するのもITです。

経営も人事もITを使いこなしてナンボ、になりそうです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp