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(F83) 評価制度とは? 種類、目的、評価基準の作り方、企業事例、最新トレンドなど-1 (2020.6.8) by カオナビ より抜粋加筆しました。

⑴ 人事評価、まだExcelで運用していませんか?

人事評価制度は多くの企業で取り入れられるようになってきていますが、正しく運用されていないこともまだまだあるようです。

評価制度は、以下ができていないと経営や企業の発展に役立てにくくなります。
①明確な目的
②評価基準
③評価の仕方


正しく運用するには、
人事評価の目的を明らかにして、目標に合った評価内容を作っていくことが必要です。


⑵ 評価制度とは?

評価制度は人事制度のひとつで、以下を評価するためのものです。
①従業員の能力
②会社への貢献度

多くの企業で評価制度は等級制度や報酬制度と連動していて、評価が良ければ等級・役職が上がり給料も上がります(悪ければその反対に下がります)。

以下と関係があるともいわれております。
Ⓐ従業員のモチベーション
Ⓑ会社の業績


⑶ 評価制度の導入目的

企業が評価制度を構築し運用する目的は以下の3点です。
Ⓐ処遇:
給与、賞与、昇進・昇格の決定

Ⓑ配置:
個々人の能力と適正を見極めた配置・異動に活かすことで適材適所を実現

Ⓒ育成:
課題の明確化、フィードバックによる人材育成


①処遇の決定

人事評価制度を用いることで、
社員の能力や業績によって適した処遇を決定できるようになります。

等級制度では、
社員一人ひとりの能力やこれまでの業績を客観的に判断し、序列化することで、等級を決め、それを元にして処遇を決定します。

等級制度に報酬制度を連動させることによって、
社員の処遇を能力や業績、役割に応じて決定します。


組織の中でのこれまでの業績、担ってきた役割、能力を査定
→それを等級で示す
→その人の企業への貢献や今後の期待値などのレベルに基づいて適した賃金や賞与を決定


人事評価制度は、
企業への貢献度を序列的に示すことで、客観的に処遇を決定するために大変役立つシステムです。


②配置への活用

人事評価制度を利用することで、社員の能力を見定めやすくなります。

年功序列制度での昇進や人材配置では、
適切なポストに就けないことも多いでしょう。
能力をビジネスへ十分に活かせないこともありました。


適した人が適切なポストに就くと、その人材は十分に能力を活用できます。
→モチベーションが上がる
→最終的には企業全体のパフォーマンス向上にも役立つ


③育成への活用

人事評価は、以下により社員の成長をうながすことも可能です。
ⓐ社員の能力や貢献度を測る
ⓑそれを元にして報酬や適切なポストを用意する

社員は報酬や適切なポストを与えられる
→認められたという満足感を持つ
→モチベーションが上がる


従業員のモチベーションと、会社の業績とを連動させるのは理想ですが、なかなか難しいです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp