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Empathのニューアルバム"Visitor"



MEN I TRUST 'UNTOURABLE ALBUM' LP

日本人というか世界中のアジア人にめちゃウケがいい彼らですが新作も変わらずなクオリティ。ロマンス系と思われるバンドはメロディラインやアレンジを一線越えるダメなオタク感(以前は"いじめられっ子感"と言っていたのですが今どき突然爆撃受ける可能性大なので言いません。言ってますけど)を露呈しちゃうのが好みじゃないバンドやアーティストも多いのだけど(逆に同胞にウケやすい部分でもある)彼らはその辺の我慢がナイス。正直、彼らの出世作となった2017年の「Men I Trsut」のヒットを受け後にレコード化された1stと2ndに関してはやはりやりすぎなダサ部分もあるのだけれど彼らはそこからの修正が素晴らしかった。彼らにとっての3rdアルバムであった「Men I Trsut」のような我慢はミュージシャンやクリエイターにとってとても難しいと思います。そんな偉そうなことを言いぱなしの私もいざ自分ごととなるとこれもあれもとやりすぎてしまいヘンテコにしてしまいます。締め切り前に焦ってやっぱりあれもだったらこれもと広げてしまい結局ガミるどころか当たりもしないメインレースと一緒です。競馬の話をしています。つまりそろそろエロい感じにいきたいであろうに踏ん張った本作「Untourable Album」からもその我慢は感じ取れます。世間は逆を言われるけれど、そこへ行かない我慢や諦めって本当に大事。レコード盤は過去作品同様発売と同時にソールドアウトしているようですのでお早めに。



Empath - Elvis Comeback Special (Official Video)

Twitterではつぶやいた気がしますがこちらも本国の発売日は先週の金曜日でしたがもうすぐ到着なはず。日本に流通会社が存在すれば発売日に我々も発売できますが、いやそうであってもコロナ云々な理由もあり現在は遅れがちです。第一、日本以外でUKやUSA以外でUK盤やUSA盤を発売日に販売している国の店なんてないと思うので日本の業者さんはやはり凄い。Empathは意外と多方面でも評判良さそうで一体どのラインがウケているかわからないけれど1990年代後半から2000年代前半の雰囲気や感覚は確かに新たなる若者?たちに支持されているのはわかります。しかしその理由は誰が何と言おうがただただそれらが20年前のものだからです。良い悪い関係なく。20年前から昔のものは良く見えるし聴こえる。その時代に生きた自分でもそう思えるのだから不思議どころかあの時以上に良く見えて良く聴こえるからマジ恐ろしい卍であります。でもまあEmpathを聴いて「あーこんなの昔に沢山あった、懐かしいね」と若者にマウントするようなおっさんにはなってはいない分まだ良しとしようかな。


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