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【読書】人生修復大全

人生絶賛行き詰り中で、毎日毎日悩んでは絶望しています。だからキャリア本をひたすら読みまくっています。

今度は人生修復という言葉に釣られて買った本です。これでボロボロの人生を少しでも修復できたらいいなと思って買いました。

心身の健康に役立つ研究結果を紹介している

人生修復大全は心身の健康に役立つ研究結果を紹介している本です。人生に行き詰った人へのアドバイスを紹介している本ではありませんでした。

とはいえタバコやアルコールの依存症の人に関する研究結果も紹介されているので、依存症に悩んでいる方にとっては役立つかもしれません。

また依存症というほどじゃないけど、禁煙や禁酒をしたい人にとっても、止め方を知る上で役立つかもしれません。

その他にも健康を意識せずに生きてきて中年くらいで不健康になった人が、健康的に生きる方法を学ぶ上でも役立つでしょう。

食欲とたんぱく質の話に納得できた

人生修復大全には食欲とたんぱく質の話が出てきます。

人間も含め動物は十分なたんぱく質を摂るまで食べ続けるそうです。

ということは高たんぱく低炭水化物の食事でも、低たんぱく高炭水化物の食事でも、たんぱく質が十分になるまで食べ続けるということです。

実験結果によると、高たんぱく低炭水化物の食事をした動物はエネルギー不足で成長できなかったそうです。低タンパク質高炭水化物の食事をした動物は肥満になってしまったそうです。

よって十分食べたと実感できる食事量はたんぱく質の摂取量で決まるものであり、炭水化物の量は関係ないということです。

ということは低タンパク質高炭水化物の食事では太る一方であり、意識してたんぱく質を増やす必要があるわけですね。

これに関しては別途記事を書いてみました。私の場合はスポーツをやっているのにたんぱく質が少なかったなと感じたので、生活改善のためにプロテインを買うことにしました。

たんぱく質に関しては人生修復につながりそうです。

その他の気になったこと

生産性が高い人はこまめに休憩している

昼食を抜いてまで働き、残業も沢山して、休日も返上して働くことを頑張っているとする風潮は世界的にあるようです。

しかし人生修復大全では本当にそうだろうか?と書かれています。そしてそのような猛烈社員は昇進する確率が低いそうです。意外ですね。

生産性に必要な認知能力を維持するには、仕事からの脱出が不可能、つまり休憩しないと生産性を維持できないのです。

IT企業での研究結果によると、生産性が上位10%の従業員は他の従業員と労働時間こそ同じですが、休憩時間が多かったそうです。なんと52分毎に17分の休憩を取っているというのです。

多くの人はサボってるくらいに休憩を取り過ぎと思うでしょうし、猛烈社員からすれば怠け者もいいところでしょう。しかし現実にはこんなに休んでいる従業員がもっとも生産性が高いのです。

これは私もよく解ります。私も1時間に10~15分くらい休憩した方が捗ると感じます。休憩なしで2時間以上続けると、集中力が落ちてきて進まなくなります。

だから猛烈社員たちから甘えているとか怠けている、サボっていると怒られたことは数えきれないくらいあります。でもこれくらいのペースだとよく捗るのです。

そして猛烈社員たちはほぼ全ての人が沢山残業しないと仕事を終わらせられません。私は定時で終わらせられるのにです。

正直言って仕事の世界には根性論が多すぎますし、非科学的な人が技術系の仕事ですら多いと私は感じています。特に日本人は根性論信者が多いので、科学が嫌われる傾向にあるのでしょう。

でも根性論で生産性は上がりますか?私は上がらないと感じているので、根性論より科学でやります。空気は読みません。

健康効果は運動が圧倒的に高い

研究結果によると、心身への健康効果は運動が圧倒的に高いそうです。

健康に長生きしたいなら、運動はかなり万能なのだ。運動はがん、肥満、糖尿病、うつ病、心臓発作などを予防してくれる。運動はどんな薬よりも早期死亡のリスクを防ぎ、正しく行えば副作用もない。

人生修復大全 147ページより

もちろん運動に副作用がないわけではありません。アスリートレベルでは強くなることは不健康になることだと言われており、健康診断に引っかかる人もいます。

スポーツを始めたらのめり込んでしまって競技に打ち込んでいるという方は当てはまりますね。

またダイエットのために運動する場合にランニングを選ぶと、体重から膝を壊してしまう危険性もあります。散歩やサイクリングの方が膝への負担は小さいです。

またスポーツには様々な種目がありますが、自分の向き不向きや楽しいと感じられること、続けられることを選ぶ必要があります。

色々な食品を食べることで腸の健康を保つ

腸内には様々な細菌がいて、細菌によって餌となる食品が違うそうです。

そこで本書では1週間に30品目の植物性食品を取ることを進めています。

そんなに植物性食品を取るなんてハードルが高すぎると感じるかもしれません。しかしミックスシードやミックスリーフという選択肢もあるようです。

腸内環境を改善すると、メンタルヘルスやウェルビーイングの向上に役立つそうなので、意識して改善したいところですね。

終わりに

人生修復大全は健康な人生を手に入れるための本という表現がぴったり来ます。

中には生産性や面接対策の話もありました。しかし総じて健康の話が多いと感じました。

私が求めていたのは行き詰まりや失敗の多い人生を挽回する方法でしたので、見当違いでしたが、それでも収穫はありました。特にたんぱく質の話です。

とはいえ健康は最も大事と言われています。体こそ一番大事な資本ですから。それゆえ不健康な生活を見直して健康を手に入れることにつながれば、人生は変わるかもしれません。

というわけで健康を意識する人に読んでみて欲しい本でした。


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