見出し画像

エッセイ315.遊びに行こう(3)都電荒川線と東京藝術大学卒業・修了作品展

2023年1月28日。今週の週末も、土曜日午前中のレッスンを終えて、用事のために飛び出しました。目的地はしばらく通うことになった、北区某所です。

この用事のあと、その場所から歩いて行ける駅はいろいろあるのですが、今日は都電荒川線「滝野川1丁目駅」からJR大塚駅まで、できるだけ都電の線路に沿って歩くことにしました。

日中は暖かくなり、誰も歩いていない線路脇の道を歩いていると、思い出すことがあります。
20数年前、やはり路面電車の世田谷線の「松陰神社前」駅近くの助産院で、私は陣痛に耐えておりましたな。
長女、大難産で、一夜明けても生まれませんので、助産師の先生に、
「もうね、ちょっと歩いて来て!」
「しこ踏むように踏み締めて歩いてきてね〜」
と、追い出されまして、仕方なく歩き始めた線路ぞいの道。
数歩進んでは「あだだだ・・」と凍りつきました。
あれは・・・あれは痛かった!
 コブクロの「蕾」の、
♪ 風のない線路道   5月の美空は遠く寂しく・・♪
を歌うと、あの時の辛さが蘇りますね。
「蕾」は私のカラオケのレパートリー中、全国採点で結構上位に食い込みますが。
だから今でも路面電車が大好きなのかしら。

残念ですが、荒川線は線路の脇を歩ける道は意外に少なく、途中で何度も線路から直角に歩いて、平行する道に出なければ進めません。
それでも、いつもは車窓から見る路上の景色、面白いです。


大塚までの道に、寄り道したくなるお店がたくさんありました。
昼飲みやっていますというのも多く、けれどもここまで私と一緒に来てくれる人も、用事もないですので、いつか先の楽しみでしょうか。


まっすぐで気持ちいですね。



四谷怪談のお岩さんですかね。

なんて美味しそうなんでしょう。
後に用事のない日に買って帰りたいと思います。


巣鴨湯。大人の入浴料五百円。
これも、後に用事のない日に入って行こうと思います。


突然、巣鴨地蔵通商店街の反対の始まりがありました。
先週は反対側から、半分しか見られなかったので、
今度はこちらから行ってみたいです。


このカフェは、電車の好きな友達と一緒に入ってみたいです。


大塚駅前で軽くお昼を食べ、2時半に、呼び出しておいた夫と上野駅公園口で会いました。
上野に来たのは2年ぶりでしたが、かつての公園口は改装され、大きく西洋美術館方面に駅舎が伸び、二階建ての ecuteの駅ビルになっていました。昔のように道路で駅と公園が分断されず、東京文化会館は改札を出た目の前、公園も何にも遮られずに真っ直ぐ行けます。
改札口から上野動物園の入り口が見えるのには驚きました。

目的は、ハシビロコウを見に動物園に行くことで、4時半の給餌もばっちり見学するつもりでしたが、2時半を過ぎても切符売り場には結構長い列。すぐに諦めて、谷中に行くつもりで歩き始めました。

そうしたら。

なにやら、おしゃれな若い衆で藝大あたりが賑わっていると思ったら、卒業作品展で一般の私たちも入れるようになっていました。これはまたとないチャンスだと思って、予定変更して入場しました。本当はネット予約が必要ですが、していない人用の受付があって、入ることができました。

とても面白かったです。
2時間では見終わりません。

大変に混んでいたのと、実は私は映画と展覧会系は、一人でないと落ち着いて見られない性格です。もう少しやっているそうなので、合間を見て、もう一度行って見たいと思います。本当はもっと撮ったのですが、動く作品ばかりの動画で、こちらに載せられないのが残念です。



熱愛するコミック「ハチミツとクローバー」のモデルは、武蔵美だそうですが、思いがけず入ることのできた東京藝大中を、堪能させていただきました。
2月2日の木曜日が最終日だそうです。



サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。