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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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#英語

エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

今は独立して家を離れた娘たちが、だいたい中学生ぐらいまでは、

夫(父親)が、ぽつーん・・・・・・・

その後、高校生から今に至るまでは、

私(母親)が、ぽつーんんんん・・・

なんのことかと言えば、言葉の問題で、疎外感を味わうことになった時期が、それなのです。

娘たちは、私たちのデスパレートな努力により、
生まれて最初の2、3年は英語ネイティブでした。(私が言ってるだけ)

・・といえば聞こ

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エッセイ150.  おうちでロスト・イン・トランスレーション(10)語順違い地獄

エッセイ150. おうちでロスト・イン・トランスレーション(10)語順違い地獄

私はせっかちで、バタバタしていることが多く、夫は普通の人よりずっとのんびりです。

でもその夫に、「せっかちだなぁ」と言いたくなることがよくあります。

それは英語で喋っているときで、なぜかというと、私が話し始めると
夫がすぐに遮る、または、まだ質問していないのに、予測変換のようにして、
つんのめって返事をする、ということがあるからです。

極端な例ですが、

昨日のことなんだけど・・・

昨日が

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エッセイ142.  おうちでロスト・イン・トランスレーション(9)てにをは問題

エッセイ142. おうちでロスト・イン・トランスレーション(9)てにをは問題

我が家では日常会話のレベルが二層に分かれています。

下層は日本語の世界で、これは日常語です。
「暑いので窓を閉めてエアコンをかけよう」
「ご飯もおかずもまだたくさんあるよ」
「もう出かけたいので、急いでよ」

というように、プラクティカルで実用的で短文となります。

上層が英語の世界で、これはひとえに、私が短気だからです。

日本語でなるべく夫と話そう、
たくさん話すことで、夫が自然なカジュアル

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エッセイ135. おうちでロスト・イン・トランスレーション(8)ういろう

エッセイ135. おうちでロスト・イン・トランスレーション(8)ういろう

外国人同士だけれど、お互いの母語が100%わかるカップル。
外国人同士だけれど、片方が相手の言葉を100%わかるカップル。
そんな人はきっと、たくさんいるのでしょうね。

汝らに幸いあれ、天国は汝らのものである。

と、イエス様もおっしゃいました。
嘘です。

コロナウイルス感染者の濃厚接触者である私は、
あと三日、家にこもっていなければなりませんが、
オンラインヨガのお試しでヨガをしたり、
野菜

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エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

NZに帰省した際のロスト・イン・トランスレーションです。
いい汗かいてます。

夫の親戚や友人と話す場合、それまでの歴史があるため、話が見えません。
これは、同じ国の人と一緒になっても同じでしょう。
自分のわからない話が 延々数時間続くのには、もう慣れました。
全然大丈夫です。眠くもなりません。リスニングの練習です。

けれど若くて自意識過剰で、溶け込まなくちゃと強く思っていた時代は、
しばらくか

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エッセイその133.   おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

エッセイその133. おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

だいぶ日本語でコミュニケーションが取れるようになってきた生徒が
しみじみと愚痴ることがあります。

「先生 日本人と話す時 1対1だと、
相手もゆっくり、わかるように喋ってくれて、なんとかなるけど、
妻の実家などでみんなで盛り上がっているときは、
全然会話に入れなくなってしまいます」

ーーほうほう・・。

「同時に話す人がいたらもう、全然聞き取れないし、
話はあっちこっち飛ぶし、知らない言葉だら

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エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

昨日の続きです。

日本人に対する英会話学習法には、有名な聞き流しメソッドや、ヒアリングレンジを鍛える方法などいろいろありますが、私がちょっとそそられるのは、性格を改善して、ひるまないようになり、抵抗なく口から英語が出るようにすればいいというものです。
恥ずかしがっているからだめなんだ!
という、あれです。

その理由は、自分の極端な内弁慶気質により、

安心して間違えられる場所だと平気で話すのに

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エッセイ131.おうちでロスト・イン・トランスレーション(4)ああ、海外編

エッセイ131.おうちでロスト・イン・トランスレーション(4)ああ、海外編

回を重ねて4回目です。

家では次女とだけ日本語、夫とは日本語で話し始めても、途中でムッキ〜🙉となり、英語に切り替えることが多いです。
私が丁寧に日本語で話す忍耐力が、少しあっても、生徒相手に昼間のうちに持ち分を使い果たしてしまうからです。
夜は夫婦、たいがい頭が疲れていますので、どうでもいいことで喧嘩になるのを防ぐためもあります。

次女は、私とは日本語、夫とは英語、私がそこにいても、モードが

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エッセイその122. おうちでロスト・イン・トランスレーション(3) 直訳英語に苦しむ女

エッセイその122. おうちでロスト・イン・トランスレーション(3) 直訳英語に苦しむ女

お写真は、私の大好きな内田百閒先生です。
いや〜、今日も頑固で偏屈そうですね先生は。

私は先生の阿呆列車シリーズが好きで、実家にはシミだらけの薄い岩波文庫が何冊かまだあると思います。
先生の著書は、今でも出版され続けているのが嬉しいところです。

https://www.amazon.co.jp/s?k=内田百閒&__mk_ja_JP=カタカナ&ref=nb_sb_noss_1

とても面白くて

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エッセイその103.おうちでロスト・イン・トランスレーション(2)

エッセイその103.おうちでロスト・イン・トランスレーション(2)

考えてみたら、一家では日本人は私一人でした。
日本語は一番できるけれども、英語は一番できなくなりました。
そんな毎日の中でいろいろ大変だという話を書きますね。

最近あったことです。

蒔いてみた種に、ぽちぽちと芽が出てきたのを見て、
夫が「シソ栽培セット」を持って来ました。

「君が成功しているということは、季節が良くなったんですね。
では、私もこいつを育てようと思います」

それは忘年会のくじ

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エッセイその63. 家族と英語③自分編

エッセイその63. 家族と英語③自分編

コロナの時代に入ってから人と会えませんので、
私が日本語を話す量がぐっと減りました。
それが、最近のコロナ疲れを助長しているように思います。

ああ〜、帰省したいなぁ、と思います。
ルミネエストのベルクに行って、千円札をテーブルに置いておいて、
ビールのおかわりをしながら、友達と心ゆくまで日本語で話したい。
子供の愚痴を言いたい・親の、旦那の愚痴を言いたい!
ぐちぐち、3時間ぐらい言いたい!

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エッセイその62. 家族と英語②子供編

エッセイその62. 家族と英語②子供編

我が家には 2歳違いの娘がいます。
一人は仕事で近県に暮らしていて、
もう一人はまもなく大学の最終学年となります。

二人は日本生まれ育ち、保育園から大学まで、日本の公立・私立でした。
これは夫が、日本語の難しさをつくづく理解していて、
「日本に住んでいれば日本語は自然と習得できるだろう」
とは思えないという意見だったからです。

世界には、オランダのように、マルチリンガルであるのが普通の国々もあ

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エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

我が家は、ニュージーランド人の夫、ミックスの、
もう大人になった娘二人の四人家族です。
一人はもう独立して、近県に移り、現在は三人暮らしです。

夫も夫の友達も、自分(自分たち)のことを「外人」と言い、
娘らも自ら「ハーフ」と平気で言いますが、外では私は気をつけています。

「ハーフ」という映画もありますし、
「ハーフが美人なんて幻想ですから」という本も読みました。

日本の公教育をずっと受けてき

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エッセイその51.英語を話す(5)英語の順番のままで

エッセイその51.英語を話す(5)英語の順番のままで

英語の専門家でない私ですが、体験から感じたことを書いています。
そんな考えもあるんだということで、お読みいただければと思います。
間違っているところも多々あると思いますが、お許しください。

さて、日本人の私が、言いたいことを英語で言おうとします。

まず、言いたい言葉を全部英語に一度変えてから、
英語の順番に並べ直してみます。
でもそれは残念ですが、「作文をしている」ということで、
実際に話そう

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