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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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2021年6月の記事一覧

エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

日本語教師の仕事は、教育関係と言っていいと思いますが、
同時に接客業であり、サービス業でもあります。

プライベート専門になった私などは、特にそうです。

その昔、先輩の日本語教師から、

「腹にすえかねる生徒への対し方」

について、すばらしいアドバイスがありました。

「そんなときは、自分に言い聞かせるといいわよ。
 これは私の仕事、この人は私の友達ではない、って」

「tamadocaさん、

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エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

NZに帰省した際のロスト・イン・トランスレーションです。
いい汗かいてます。

夫の親戚や友人と話す場合、それまでの歴史があるため、話が見えません。
これは、同じ国の人と一緒になっても同じでしょう。
自分のわからない話が 延々数時間続くのには、もう慣れました。
全然大丈夫です。眠くもなりません。リスニングの練習です。

けれど若くて自意識過剰で、溶け込まなくちゃと強く思っていた時代は、
しばらくか

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エッセイその133.   おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

エッセイその133. おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

だいぶ日本語でコミュニケーションが取れるようになってきた生徒が
しみじみと愚痴ることがあります。

「先生 日本人と話す時 1対1だと、
相手もゆっくり、わかるように喋ってくれて、なんとかなるけど、
妻の実家などでみんなで盛り上がっているときは、
全然会話に入れなくなってしまいます」

ーーほうほう・・。

「同時に話す人がいたらもう、全然聞き取れないし、
話はあっちこっち飛ぶし、知らない言葉だら

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エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

昨日の続きです。

日本人に対する英会話学習法には、有名な聞き流しメソッドや、ヒアリングレンジを鍛える方法などいろいろありますが、私がちょっとそそられるのは、性格を改善して、ひるまないようになり、抵抗なく口から英語が出るようにすればいいというものです。
恥ずかしがっているからだめなんだ!
という、あれです。

その理由は、自分の極端な内弁慶気質により、

安心して間違えられる場所だと平気で話すのに

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エッセイ131.おうちでロスト・イン・トランスレーション(4)ああ、海外編

エッセイ131.おうちでロスト・イン・トランスレーション(4)ああ、海外編

回を重ねて4回目です。

家では次女とだけ日本語、夫とは日本語で話し始めても、途中でムッキ〜🙉となり、英語に切り替えることが多いです。
私が丁寧に日本語で話す忍耐力が、少しあっても、生徒相手に昼間のうちに持ち分を使い果たしてしまうからです。
夜は夫婦、たいがい頭が疲れていますので、どうでもいいことで喧嘩になるのを防ぐためもあります。

次女は、私とは日本語、夫とは英語、私がそこにいても、モードが

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エッセイ130.おこづかい帳の巻

エッセイ130.おこづかい帳の巻

断捨離をしていて悩むのは、昔の家計簿です。

特に子供が赤ん坊の時代は、
ヌードルカッター500円
ベビーゲートレンタル料 7000円
なんていうのは、きっとあとでしみじみ見るんじゃないかと思ってしまいます。
それで、なかなか思い切って捨てられません。

よくないのは、数ページ記入してすぐやめている家計簿がたくさんあることです。

きっと、家計簿をつけて、家計を引き締めようと思って、
今度こそは続

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エッセイ129. オーディオブッククラブ

エッセイ129. オーディオブッククラブ

私はここしばらく、5時ごろに起きています。

トマトの芽欠きをして、行燈型の枠に、枝を無理やり誘導することから1日が始まります。
次に 夕顔の葉っぱを毎朝わしわし食べているトロい瓜葉虫をペットボトルに誘導し、だいぶ食べられてしまった葉っぱに、ピリカレ500倍希釈液をかけます。夕顔とへちまのつるのうち、本葉が数枚になっているものがあったら摘心しておきます。
今年のグリーンカーテンは葉っぱがわさわさの

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Foodies! 43. ケチャップ

Foodies! 43. ケチャップ

私は、味覚が子供っぽいところがあって、ケチャップが大好きです。
冷蔵庫にはいつも2本のケチャップがあり、1本無くなると、すぐ買い足します。

今日はケチャップについて。

【付け合わせのケチャップ炒め】

小さいときに大好きだったのが、
母の作る、スパゲティやマカロニのケチャップ炒めでした。


茹でて、サラダ油で炒めてから多めにケチャップを絞りいれて、ジュジュジュジューとさらに炒めるだけのもので

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エッセイ128.小さなタイムカプセル(8)夏休みの野原

エッセイ128.小さなタイムカプセル(8)夏休みの野原

まだまだ夏休みは先ですが、雨の降らない日は本当に暑いことが多いですね。
今日のお昼に細うどんを茹でて、冷たくして、取ってあった小さいかき揚げをフライパンでカリカリになるまで温めて、のっけて食べました。
市販のつゆでも、みじん切りのねぎをたっぷり麺に乗せ、ちゅるちゅるっと食べたら、ほんとうにおいしかった。

そうしたら、たちまち子供の頃の夏休みを思い出しました。
アロマの先生から、香りは直接脳に働き

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エッセイその127.何もない日のはずだった(下)

エッセイその127.何もない日のはずだった(下)

久しぶりに、時間を気にしながら過ごさなくて良いはずの日曜日。
ふと、二十日大根の葉の裏に 怪しからぬ物を見つけてしまったために、
ゾワゾワしながら駆除に時間をかけることになりました。

奴らの名前は Hadani😱
表から見ただけではちっとも気づかず、葉っぱに穴が開いてから、

うん?

と思ってひっくり返すと、悲惨なことになっている。

今まで、人体関係ではシラミ、本では紙魚(シミ)。
野菜や

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エッセイその126.何もない日のはずだった(上)

エッセイその126.何もない日のはずだった(上)

コロナ禍の生活が始まる前は、私は土日はきっちり休んでいました。
季節ごとにいろいろなところに行きました。

名古屋にもやってくるオクトバー・フェスト。
高いよ高いよと言いながら、何回もプラスチックのコインを買い足して、
ドイツビールをがぶがぶ飲みました。
膝小僧を出したおじさんたちと、昔若いお姉さんだった女性のヴォーカルが出てきて、手を引っ張りに来るものですから、
イヤイヤながら、ジェンカみたいな

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エッセイその124.若者の知らないもの

エッセイその124.若者の知らないもの

夫が笑いながら、見せに来た投稿があります。
「若者に言ってもわからないものをあげてください」
というものでした。

夫が投稿したのは:

「ちょっと行って牛乳を取ってきて。
箱に1クラウンを入れるのを忘れないでね。
ミルクマンに会ったらちゃんとおはようを言いなさい」

これは何歳以下の人だとわからないことでしょうか。

牛乳そのものは、その他の健康飲料も含めて、
今でも毎日自宅まで配達してくれると

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エッセイその123. 野菜を好む虫(1)

エッセイその123. 野菜を好む虫(1)

noteに投稿を始めた最初の頃、人にダメージを与える虫について、
とても(駄)な文章を書いていました。
最近、がっくり来る経験がありましたので、
セミドキュメンタリーとして書かせていただきたいと思います。

始まりのミュージック♫

留田アナウンサー:
おはようございます。
2021年6月11日 金曜日、朝9時、「Fと共に」のお時間です。
Fについて、役立つお話をいただきますのは、
今日もいつもの

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エッセイその122. おうちでロスト・イン・トランスレーション(3) 直訳英語に苦しむ女

エッセイその122. おうちでロスト・イン・トランスレーション(3) 直訳英語に苦しむ女

お写真は、私の大好きな内田百閒先生です。
いや〜、今日も頑固で偏屈そうですね先生は。

私は先生の阿呆列車シリーズが好きで、実家にはシミだらけの薄い岩波文庫が何冊かまだあると思います。
先生の著書は、今でも出版され続けているのが嬉しいところです。

https://www.amazon.co.jp/s?k=内田百閒&__mk_ja_JP=カタカナ&ref=nb_sb_noss_1

とても面白くて

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