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ソニー、イメージセンサーのデモを公開(車載用)

6月16日、ソニーとホンダが電気自動車の新たな会社を設立したが、ソニーは車載センサー類の開発を主として受け持つ

センサーと言っても、多種多様な部位にい使われているので、詳しく学ぶのは、少し面倒だが、今後出てくる電気自動車に関することだから、ちょっとだけ知っておこう

ソニーセミコンダクタソリューションズは2022年6月17日、同社の厚木テクノロジーセンター(神奈川県厚木市)にてメディア向けイベントを開催し、同社が手掛ける各種センサーのデモを報道機関向けに公開した。そのうち車載に向けたデモを紹介

1.540万画素の車載用CMOS*イメージセンサー
CMOS*イメージセンサー:(Complementary Metal Oxide Semiconductor)

*CMOSとは:半導体の構造の一つ。complementary metal oxide semiconductor(コンプリメンタリーメタルオキサイドセミコンダクター)の頭文字をとった略称で、相補型金属酸化膜半導体ともよばれる。(詳細は下記URLより)

その効果とは、
・夕日の強烈な太陽光:従来のCMOSイメージセンサー(200万画素台)では、白飛び*してしまうが、今回のシステムIMX490は、白飛びすることなく、空を撮影できている

*白飛び:写真の一部にライトや明かり、反射など過度にあたり過ぎて、白くなってしまうこと

・月明かりほどの明るさ(約0.05ルクス)で撮影している映像では、よく見えている

2.LEDフリッカー*による、ちらつきが抑えられている

*LEDフリッカーとは:LEDは周期的に電圧が変動するAC(交流)からDC(直流)に変換されて点灯しますが、蛍光灯のような残光時間がありません。

LEDは50Hzの場合1秒間に100回、60Hzの場合1秒間に120回の頻度で瞬時にオンオフをくりかえして点灯する(無点灯状態が存在する)。

その結果「ちらつき」を感じやすくなり、上記のような症状を訴える人が現れたと言われている。

3.車載インキャビン用センシング
・センサーが搭載され、近赤外光を対象物に照射し、反射時間から距離を測定する

・距離情報から3次元画像を生成し、骨格情報も得ることができる。なお、このような3次元画像や骨格情報へ変換するソフトウェアも、ソニーが手掛けている(車内での人の動作のモニターとなるのだろうか)

4.車載用のセンサーフュージョン
夜間や雨など、見えにくい環境でも対向車のヘッドライトなどを抽出しやすくなったり、駐車場で白線がなくても駐車スペースを正しく認識しやすくなったりすることから、より安全な運転支援や駐車支援といった用途への適用が期待される。

ソニーが担うのは、センサーとソフトウェアにより、特徴量を抽出して、(物体などを)認識するところまで。その後の判断や、自動車の制御は、自動車メーカーの領域となる。

5.車載LiDAR*向けのSPAD距離センサー
*LiDARとは「Light Detection and Ranging」の略であり、「ライダー」と読む。

LiDARは、レーザー光を走査しながら対象物に照射してその散乱や反射光を観測することで、対象物までの距離を計測したり対象物の性質を特定したりする、光センサー技術のこと。

車載LiDARに向けて開発した、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)とは、入射した1つの光子(フォトン)から、雪崩のように電子を増幅させる『アバランシェ増倍』を利用する画素構造」で、ごく弱い光でも検出できるという特長がある

このシステムを使うと、LiDARの前を偶然通りかかった従業員も、はっきりと捉えている

今後自動運転車が増えるに従い、多くの機能が紹介されていくのだろうが、このような単語が出てきても、嫌がらずにちょっとだけ知っておきたいと思うようにしておこう

出典元(写真も)は下記URL参照
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2206/21/news055.html

https://www.tdk.com/ja/tech-mag/knowledge/082


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