うるう秒、2035年までに廃止へ
4年に一回、ちょうどオリンピック開催の年が、うるう年となり、1年が366日になる
同様にうるう秒というのがある
1日は24時間、ってことになってるが、地球が1回転するのって実は24時間ぴったりじゃなく長かったり短かったりする。
そんな地球の自転と機械的な24時間の微妙な誤差を埋めるのが「うるう秒」だった
この度それが廃止されることになりました。といっても、実際に廃止になるのは2035年までとのこと
うるう秒による調整は、12月か6月の末日の最後の秒(世界時)でおこなわれ、それでも調整しきれない場合には3月か9月の末日の最後の秒(世界時)でおこなわれる
うるう秒は1972年に調整が始まって以来、最初の10年ほどは毎年うるう秒があったが、その後はあったりなかったりして、50年の間に合計27回入っており
一番最近うるう秒があったのは、2016年だったが、50年経つ今、メリットよりデメリットのほうが多いと考えられるようになってきた
そこで今回国際度量衡局(BIPM)が投票を行なった結果、ほぼ満場一致でうるう秒の廃止が決まった
BIPMは今後、地球の動きと時計の誤差を調整する新たな方法を探すことになる
うるう秒は、人間にとってはほとんど意識しないような短い時間だが、コンピューターにとっては大きな混乱につながることもある。
2012年にはRedditが、うるう秒のせいで40分にわたる障害を起こし、米Gizmodoの兄弟サイトいくつかも同じタイミングでダウンしている。
2017年にはCloudflareで似たような問題が起き、今年Metaは公式ブログの中で、うるう秒廃止を強く訴えていた。
うるう秒の導入は不連続を生み出し、それにより全球測位衛星システム(GNSS)や通信、エネルギー伝送システムといった重要なデジタルインフラに深刻な不具合を引き起こすリスクとなっている
負のうるう秒は従来のうるう秒よりもっと面倒なことになるかもしれず、それが引き起こす結果は「予測もテストもされたことがない」と国際度量衡局はいう。
そこで彼らは、2035年までに別の解決策を編みだすこと、今後100年間は協定世界時をうるう秒なしで運用することを決めたそうだ
ちなみに、パーペチュアルカレンダーという、うるう年を自動計算して調整する機能を持つ高級腕時計は、
100年に一度は自分で修正ないといけないこと、またうるう秒も自分で修正しなければならないようだ
電波の受信で調整する電波時計が多くなり、機械式での調整にこだわらなくても良くなってきたのかもしれない
出典元(写真も)は下記URL参照
https://www.gizmodo.jp/2022/11/leap-seconds-are-abolished.html
https://kaitori.rodeodrive.co.jp/column/perpetual-calendar/
https://citizen.jp/support-jp/manual/terms/deeper_01.html
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