“宇宙港”を計画する米企業CSOが広瀬知事を訪問

2022年5月19日 05:30

“宇宙港”を持つ大分県

大分県の広瀬知事は次々と新たな事に挑戦し続ける知事として有名だ

空港までのアクセスが悪いから、今まで中断していたホバークラフトを新たに復活させたり、同じく大分空港へのアクセスを主目的に、空飛ぶ自動車の採用を決定したりして、とうとう宇宙港の認定にもこぎつけた

宇宙港の認定には、日本の宇宙関連事業を盛り上げるスペースポート・ジャパンが関わり、大分空港を人工衛星搭載ロケットを搭載したジャンボ飛行機の発着場として正式調印に至った

このたび、大分空港から人工衛星の打ち上げを目指すアメリカのヴァージン・オービット社が広瀬知事を訪問した

なぜ世界中から大分空港が認定されたか、その主な理由は3つある

1．大型飛行機が滑走できる3000ｍ滑走路を持つ
2．空港周辺に精密機械を扱う産業が充実し、整備や点検に活用しやすい
3．人工衛星打ち上げに携わる従業員の娯楽、休息ができる日本有数の温泉をもつ観光地がある

5月16日該社の最高戦略責任者(CSO)であるジム・シンプソンさんらが県庁を訪れ、あいさつでは「宇宙港になったことで大分はアジアの宇宙開発のリーダーになれる」と述べ、打ち上げ時期についても言及している

ジム・シンプソン氏
「技術的には2022年後半での(大分空港からの)打ち上げは可能だがライセンスなどの問題もあり、2023年になるかもしれない。」

1週間あまり国内に滞在し、スペースポート・ジャパンなどと打ち合わせや視察を行い、帰国するということだ

日本のすばらしさと、技術力の高さを世界にアピールすることが出来、将来への可能性を追求できる成功例ではないだろうか

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