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オーストラリアの不思議なジェンダー概念

最近オーストラリアはおかしなことで話題が続いている。オリンピックでの超下手クソブレークダンス女子選手の話や、オーストラリア法廷、女性自認の男性を女子専用アプリに参加させないのは間接的差別と判決、そして今度はなんとチームに5人も女子自認男子のいるサッカーチームが女子リーグで優勝するというバカげたことが起きている

オーストラリアの「トランスインクルーシブ」のプレミアリーグ女子サッカーチームの5人のトランス自認男子が所属するザ・フライングバットが2024年夏のシーズンで17戦76のゴールを入れ無敗のまま優勝した。このチームに関しては色々と批判の声が上がっており、最終ゲームではかなり厳しい警備体制が敷かれており、試合中の撮影は禁止されていた。

女性自認の男ライリー・ジャスティン・デニス(左)

写真(左)の男はライリー・ジャスティン・デニスというトランスジェンダー活動家(TRA)である。数年前に彼がYouTubeでトランス関係のコンテンツを作っていた頃時々観ていたが、私が見る限り、この男は女子自認と言いながら女性に見える努力を全くしておらず、見た目も完全に男で性指向も女性という極普通の男である。私は当時から、この男は活動家をやるためにトランスジェンダーを装っているだけだと思っていた。そのうち動画の配信が滞るようになっていたが、去年オーストラリアで女子サッカーチームに参加して相手チームの女子選手たちを何人も怪我させていると言う話を聞いた。どうやら今もオーストラリアでサッカーを続けているようである。

こんな男たちが5人も居るチームに相手チームが抗議したり、相手の女子チームが試合を棄権した場合には罰金が課せられオーストラリアの反差別協会なる組織に通報されるのだという。

上記の女性専用アプリを女装男が訴えて勝った「ティックル対ギグルス」について調べていた時に知ったのだが、オーストラリアでは1984年にSex Discrimination Actと言う反性差別法というのを通した。これは女性を女性だというだけで差別してはいけないという法律だったわけだが、それが2013年にオーストラリア初の女性首相ジュリア・ギラード女史の時代に性差別に「性自認」が加えられた時からオーストラリアはおかしくなってしまった。

一つのチームに一人でも男子が混ざるのはけしからんが、5人も混ざっていたら、もうそれは女子チームとはいえない。これがまかり通るなら他のチームも男子をどんどん入れ始めるだろう。そうしたら女子リーグは単に3流男子選手の集まりになってしまう。

試合中の写真や動画撮影は禁止されていたが、その場に居た人の話によると、試合終了後のブーイングはすさまじかったという。そりゃあそうだろう、女子サッカーリーグの優勝チームに5人も男子が居たら公平な試合になどなるわけがない。いったいいつまでオーストラリア市民はこの狂気に付き合わされるのだろうか?

私がトランスジェンダリズムを心から嫌う理由は、男を女と呼べとあからさまな嘘を真実であると人々に無理やり認めさせることだ。以前にマット・ウォルシが何故このことにそんなにこだわるのかという質問をされた時、「四角を三角と認めろと言われても私は抗議する」と言っていたがまさしくその通りだ。

マイノリティーかどうかは数で決まるのではない

トランスジェンダー活動家はよく、トランスジェンダーは性的マイノリティー(少数派)であり、「シス」女性はマジョリティーなので、被差別者の立場にいるトランスジェンダーに配慮すべきだと言うが、この場合のマジョリティーとかマイノリティーという言葉は単に数が多いか少ないかではなく、どちらに権力があるかが問題なのだ。

歴史的にみて少数派が多数派を統治することなどよくあることだ。中世の欧州の貴族社会は明らかに少数派の貴族が多数派の大衆を圧倒的権力で統治していた。アパルトヘイト時代の南アフリカは少数派の白人が黒人を弾圧していた。つまり数が少ないからといって自動的に被差別者になるわけではいのである。

今のオーストラリアは明らかに法律が一握りのトランス自認男たちを優遇し多数派の女性たちを差別している。現法では女性を自認する男が女子専用空間に入ってくることを女性たちは阻止することが出来ないのだ。

少女たちを狙うトランス自認の男たち

ところで女子専用アプリに無理やり参加を要求したロクサーン・ティックルは女子ホッケーチームにも参加している。しかも大人の女子チームではなく10代の少女たちのチームに所属し、14~5歳の少女たちと同じ更衣室を使っているという。

これまでにもカナダで少女たちの水泳競技に参加している中年男やイギリスで少女のサイクリング競技に参加している男たちの話を聞いている。そうしてこういう男たちが女子更衣室やシャワールームを使うので、嫌がってスポーツそのものを辞めてしまう少女たちが出ているくらいだ。日本でも70過ぎた女装男が女子中学生のような制服を着て中学校で講義をしたりしているのを見るにつけ、トランスジェンダーの男たちの行為はことごとく異常である。

トランスジェンダーとトランスセクシュアルの違い

ちょっと話は変わるが、トランスと言ってもトランスジェンダー(TG)とトランスセクシュアル(TS)は違うと私は考えている。トランスセクシュアルの人と言うのは性同一性障害GID)をもち、子供の頃から自分は異性であるという激しい性違和感情を抱いており、思春期を超えても大人になってもその強い違和感は全く消えない人達のことだ。GID患者は男子が圧倒的に多いが、極めて稀な精神障害でありその数は人口の0.03%くらいと言われている。大抵の人は性指向は同性で整形手術やホルモン治療で異性に近い容貌になり異性として社会に埋没することで満足している。私はSRSも済ませたトランスセクシュアル当事者と話をしたことがあるが、彼らは特例法の手術要件廃止を全く望んでいない。

比べてトランスジェンダーの人は特に性違和を持っているわけではなく、異性である自分に魅力を感じる、いわゆるオートガイネフィリアという性癖を持っている。男性の場合、性指向は女性であり、若いころは普通に結婚して子供をもうけたりし、中年過ぎてから女装をするようになる。こういう人達の女装は極めて不自然で、年齢不相応な派手で下品な恰好をする人が多い。昔は単に女装癖のある男性と言う意味でトランスベスタイドと呼ばれていた人たちで、その数は人口の3%くらいと言われている。つまりTGの数はTSよりも圧倒的に多く、しかもこの連中は他人に自分の性癖を肯定させることに快感を覚えるため、TRAといったら先ずTGだと考えて間違いない。子どものトランスを奨励したり、女子空間に無理やり入ってこようとして法律まで変えてしまうのはこのトランスジェンダー活動家たちの方なのである。

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