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こんな状況だからいろんなものが試され、求められている。情報の嗅覚、変えるための適切なアクション、守りどころに攻めどころ、設定したゴールへ向かう推進力……だけどおれはもうそういうの一切無視して叫びたい。こんなタイミングでやってくるんじゃねえよクソバカ!!!

木曜夜に訪れた「全国小中にお休み要請」の衝撃はすごかった。どんなときも親が働けるよう保育園が休みにならない(って仕組みもどうなのよ)のは台風で把握してたので当事者ではない。それでも前提をくつがえして思いつきの緊急決定をメディア経由で流してくるこの国に対して「もっとこの子らを育てやすい国があるのでは…?」という気持ちがまたひとつ強まってしまった。

さらに仰天したのが「東京マラソンはやめませーん!だって小規模イベントですからー!」と言い切る東京陸連の決定。おまえそれEXILEのfamとPerfumeのPTAで言ってみ、すごいことなんで、そしてお前らこの過脂肪のものぐさ太郎の前で言わんでよかったよ。東京マラソンのルートは我が家と産院のルートを綺麗に分断してくれる。もし日曜に出産が早まったらラシーンでそのルート限界突破するからよろしくなぁ!

そういう動揺が断続的に走る今日この頃である。今朝は「なんか前駆陣痛かも」と妻が腹の痛みを訴え、結局収まりはしたもののずっと落ち着かなかった。とっくに強制リモートワークの毎日に切り替えている点では安心しているけれど、仕事もうまく回せていない。働き方をきちんと矯正しないと、40代でメシ食えなくなりそうだな…。

街ではデマを発端にした買い占めがあったらしい。「こんなんならメディアコントロールがんばればおれの初版本売り切ることができるね🐭」と悪い顔し合ったけど、現実って考えると萎える。嘘んこがやすやすと広がるヒステリックな社会。そこを乗りこなすことに喜びを感じられるような太さをもって生きたいものの、ここ最近はうまくやっていけるか不安になるときがある。よくない。

そんなひ弱なご自身を顧みるに、どんなことにも必要な準備は覚悟ひとつだけかもしれんなと。きっと次男が誕生してもしばらくはこういう状況の中を生きなきゃいけないだろう。ああ飄々とやっていこう、そんな気持ちでAlexaに色々と90年代パンクを流してもらい、妻と「ツーステップなるダンスがキッズの間で流行っていたんだよ」なんて話して過ごした。

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