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お寿司 | daily

おを付けるかどうかというので好みが分かれるとは思いますが、キノコはおでんにもお寿司にもお好み焼きにもおを付ける派です。最近ずっとらーめん発見伝シリーズを読んでいたのですが、食関連の漫画を読む人間だと思われたのかAmazonのレコメンデーションでかつてイタリアンの漫画バンビーノ!を描いていた方が今度はお寿司の漫画を描いているのを知りました。まだ話はあまり進んでいないのですが、伝統と格式を重んじるお寿司業界の負の側面が描かれており、これが職人の世界なのか、と怯えつつ拝読いたしました。

お寿司というのはコロナと相性が悪そうで心配しているのですが、実際どうなんでしょうか。元々人の手が握ったものを食べるのがそこまで得意ではないので、小さい頃は地域の集いなどで出されたおにぎりなどにおびえていたものですが、今はある程度の水準のお店であれば衛生上は問題がない場合が多いということを学んだのでかつて程怯えなくはなりました。飲食というのは信頼あってのものなので、それなりの対価が発生したり、作っている人の顔が見えたりしたほうが安心はしますよね。

近所のロボットが作っているお寿司屋さんはコロナになってから着実に味のクオリティが低下し、コストを露骨にカットしている感じがいたします。お寿司と天ぷらはネタが命と言いますが、炙ったり漬けたり刻んだり混ぜたりしてみても元のネタの質が良くなければなかなか味をごまかすのは難しいようです。需要予測がもっと正確にできるようになればこうした食品の廃棄率の問題なども解決できるのかもしれませんし、過剰なサービスの提供というのもなくなっていくのかもしれません。

今宵は遠路はるばる客人が来てくださったので家族の一員である豚のマルコを朝絞めたところなのです。というようなおもてなしというのが本来あるべきものなのかもしれませんし、飲食店の気軽さというものも変わっていくのかなと思うと、それはそれで健全化していると言えるのかもしれません。

ちゃんと仕事の施されたお寿司というのはまだそれほど食べたことがないですし、創作お寿司みたいなものももっと食べてみたいですし、こうした食文化というのを消化のできる内にちゃんと体験しておきたいものです。

本の紹介です

以下宣伝です

dailyの方は文字通りほぼ毎日のような更新を自らに課しているわけですが、Weeklyの方は有料というだけあって内容の充実ぶりはDailyの比ではありません。Weeklyはこちら。
Dailyでは読めない長い前置きと、その前置きからそっちにいくのか!という有料部分は必見です。
というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


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