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Long-run|2023-06-16

今回は、うでパスタが書く。

「今回は」などと涼しい顔で言っているが、本日はYouTubeLIVE配信「BiblioTALK de KINOKO」が予定されており、なんだかんだと落ち着かない一日を送っているところだ。

四月に再開したジョギングもこれでちょうど丸二ヶ月ということで完全に復調した。トレッドミルだが一日に二時間のトレーニングもこなせるようになり、およそ二〇〇日後に迫ったホーチミンシティ・マラソンに向けた準備はおそらく間に合うだろう。

年始に開催される二〇二四年のホーチミンシティ・マラソンは、まだエントリーが始まっていないが以下のウェブサイトで詳細が発表される見通しだ。
一月とはいえなにぶんベトナム南部のことで、朝四時にスタートしても二時間後に日が昇ればあっという間に気温は摂氏三〇度を超える。「マラソンは冬にやるものでしょう」と呆れられたこともあるが、それを言っていては東南アジアでは開催できなくなってしまう。

「トレッドミルは本当にトレーニングになるのか?」という疑問には、まだ答えがちゃんと出ていないようだ。私は遠藤さんというひとに教えてもらった以下の新書を頼りにはじめてのフルマラソンを走ったことがあるのだが、いろいろと型破りなアドバイスにあふれる本書でも、トレッドミルの効果についてはやや弱気な記述にとどまっていた。

しかし「トレッドミルはベルトが回っているのだから本人はそのうえでジャンプしているだけに等しいんでしょう」という人には、「ではおまえはそこで二時間ジャンプしつづけてみろ」とお応えしたい。

どうしてもトレッドミルでなければトレーニングをつづけられないというのは、これは負荷や天候の問題ではなく、走っている時間をアニメの視聴に充てているからだ。もちろん外を走りながらオーディオブックを聴いているというひとも何人か知っていて、だいたいこういうひとはタレブの「身銭を切れ」を聴いてSNSで紹介したりしているのだが、私の場合には電子書籍についても半身で応じなければならない立場から、さすがにこうした狼藉はできない。そこでトレッドミルの上で跳びはねながらタブレットでアニメを観るのがまぁ、有効な時間の使い方ということになるわけだ。家で酒を飲みながらNetflixを視るのなんかに比べれば、そのタイパは歴然である。

というわけでここのところ観てきたアニメは以下の通りだ。

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