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FALC | daily

産業革命、という言葉が軽々しく使われるようになって久しいですが、それだけ産業における閉塞感が高まっているということであり、革命が待たれているということなのでしょう。あらゆる産業がビッグテックに支配されているわけで、AppleがEVを作る際に誰がその下請けになるのか、ということで一喜一憂するようになっているわけです。グローバルなコラボレーションだ!とかいう話もあるのかもしれませんが、対等には見えなさそうな関係でコラボレーションてという感じです。Googleが保険事業に参入するとかと言われて喜ぶ保険事業者はどのくらいいるのでしょうか。追いつけ追い越せです。

さて、最初の産業革命とされる18世紀半ば以降のイギリスでは、皆さんの大好きなラッダイト運動もあったものの、思想家などはこれで人類は労働から解放されるなどとも書いていたようです。いま第何次の産業革命なのか分かりませんが、人工知能との協働により人類はかつてない量の情報を処理しつつ、労働からの解放を再度目指しているはずです。はずです、というのは実際に経済団体などから聞こえる声は高度技能者が足りないとか、簡単に言ってしまえばIT奴隷が足りないという話だったりして、解放される感じがしないからです。IT関連の仕事に従事している人は増えているはずなのに、起こるインシデントのレベルは下がっているようにも見えます。ツールを使いこなせないというか、その意識でやってるんだ、という驚きがあったりもします。

自動化と言いつつもRPAのRの部分を担うものはRoudousyaであり、Robotではないというのが実情ですし、Automationも実装されているとは言い難いです。クラウドサービスで表計算をするよりもローカルマシンで動かすエクセルの方が早いのでは、と思うことも少なくありません。とまあ文句ばかり言っていても仕方ないので、FALCを目指してできることからやっていきましょう。

FALC=Fully Automated Luxury Communism

本の紹介です

Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実
ぶりはDailyの比ではありません。Dailyでは読めない長い前置きと、その前置きからそっちにいくのか!という有料部分は必見です。

というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


本日のBGM


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