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【ゲーム】SCHiM-スキム- 体験版をプレイしてみた

製品情報

  • 対応プラットフォーム:
    PC / Nintendo Switch / Playstation 4 / Playstation 5
    Xbox One / Xbox series X|S

  • ジャンル:アクション

  • 発売日:2024年7月18日

  • プレイ人数:1人

  • レーティング:CERO A

  • PLAYISM公式サイト https://playism.com/game/schim/

影から影へ

 Steamで配信されている体験版をプレイしてみた。(ちなみに、予約しているのはSwitchのパッケージ版)
 プレイ時間は約30分ほどのボリューム。今年4月に配信されたインディーワールドで初めてPVを見た時は、瞬発力を求められそうで鈍臭い自分でも出来るだろうか……という不安があったけれど、ゲーム内で操作方法を丁寧にチュートリアルしてくれたので、その不安は払しょくされた。
 何より、瞬発力を求められるゲームというより、考えゲーだこれ! という気付き。
 この黒くて可愛らしい生物「スキム」は影から出ることは出来なくて、ステージ内に配置されたオブジェクトがつくる影を、ぴょんぴょんと飛び跳ねて目的地まで移動する。この目的地に到着すれば次のステージへ進めるのだけれど、そこに到達するまでの中間地点も用意されていて、小目標を達成しながらゴールを目指すつくりも優しいと思った。
 スキムがジャンプできる距離は限られているので、ステージに配置された様々なオブジェクトを駆使して目的地を目指す。自分がPVを見て、出来るかな……と不安を感じたのは、動いているオブジェクトの影も使うところで、あれを乗り逃したらどうなるんだという、さながら乗る予定だった電車に乗り遅れたときのような気持ちが湧いたからなのだが、そんな心配はまったくの杞憂だった。だって、オブジェクトは繰り返し同じ地点にやってくるから。優しい。
 なので、これはじっくり考えながら進むルートを模索していくゲームなのだな、と体験版を通じて知ることが出来た。鈍臭い人間でも出来る。良かった。だって不安に思っていても、すでに予約はしちゃうくらい気になっていたゲームだったので。
 もちろん直感的に、ぴょんぴょんと軽快に影から影へ進むこともできるので、影に飛び込む時の心地良いSEとあいまって、操作をしていて気持ち良さを感じることも出来るゲームだと思う。
 なお、スキムが陽の当たるところに出てしまうと、中間セーブされた所まで戻される。(中間セーブはチェックポイント方式。セーブされていなければ、そのステージの開始地点から)だけど、陽の当たるところに出たからといって即戻される訳ではなく、若干の猶予タイムがあるので近くに影があればピョンと飛び込むことも出来る。(ジャンプできる距離は影の中の比ではないけれども)たとえ戻されたとしても、ステージの最初から全部やり直しということは無いので、何度か試行錯誤すればクリアすることが出来た。
 初見時は、ステージをクリアすることに一所懸命で、周りの景色やそこにいる人々に注目する余裕がなかったけれど、ちょっと立ち止まって周りを見渡してみたり、オブジェクトに干渉してどんな反応が返ってくるか試してみるのもいいかもしれないと思った。
 Steamで体験版をプレイしたので、ディスプレイにゲーム画面を映して遊んだのだけど、個人的には携帯機のこじんまりとした画面で箱庭を覗くようにプレイしたいゲームだと感じた。
 スキムとは何なのか(精霊と説明はされているけれど)。影からスキムが抜けてしまった人はどうなってしまうのか。ストーリーのほうもとても気になる一本だった。続きが早くプレイしたい。製品版が楽しみ。