【ゲーム】Dorfromantikのプレイ感想
製品情報
対応プラットフォーム:PC、Nintendo Switch
ジャンル:ストラテジー、パズル
発売日:2022年4月28日(※Steam版)
プレイ人数:1人
レーティング:IARC 3+(3歳以上)
六角形をつないでつくる癒しの風景
せっかくSteamDeckを買ったのに、あんまり活用できていないなあと最近思っていて、SteamDeck互換性確認済みタイトルということもあり、ライブラリに眠っていたのをインストールしてプレイ。積みゲーも消化できて、SteamDeckも活用できて一石二鳥ですね(?)
ゲーム内容としては、畑や家、森や水辺、鉄道といった要素を持つ六角形のタイル(「ほぼ家」などの一要素のみを持つものもあれば、「畑+家」など複数の要素を持つものもある)を組み合わせて、のどかな風景を作っていくというもの。
ゲームモードは、全部で7つ。ゲームの基本を教えてくれる「チュートリアル」、ランダムに出現するタイルを組み合わせてスコアを伸ばす「クラシックモード」、自分好みのタイルを組み合わせて制限なく風景を作れる「クリエイティブモード」などが用意されている。
制限なく風景を作っていくのも楽しいけれど、自分はクラシックモードが一番好みだった。多分これが、このゲームでは一番スタンダードなゲームモードなのかな。
クラシックモード(と、お手軽版の「クイックモード」、高難易度版の「ハードモード」)では、使用するタイルによっては「他のタイルと組み合わせて家を7棟つなげて」のような目標が設定されており、その通りに組み合わせが完成するとポイントが加算されスコアを伸ばしていく。しかし、手札として渡されたタイルは上から順に引いていくルールのため、「家」の要素を持つタイルがちょうど良く来るとは限らず、後々のことを考えながらタイルを配置していく必要がある。
また、目標を達成すると、手札となるタイルが追加され、更に景色を広げていくことができる。逆に、目標が達成できないと手札が減っていってしまい、ゲーム終了となる。目の前に広がっていく風景は確かに癒しなのに、意外と頭を使うというか、悩みの種(タイル)が増えているというか……。そのゲーム性が面白くて、クラシックモードばかりプレイしていた。
タイルをつなげていくと、風景に動きが出るのも面白かった。家から立ち上る煙突の煙や、鉄道の上を走る機関車、畑の中に立つ風車等々。ゆったりとしたBGMの中に牛やニワトリの鳴き声が聞こえたりもする。博物館で展示されているジオラマの動く版というか。ああいった展示物を見るのも好きなので、良いなあと思った。
なお、クラシックモードで手札が無くなりゲームが終了すると、自動でクリエイティブモードに切り替わり、クラシックモードで作った風景を続きから自分好みに広げていくことも出来る。いい感じに出来た風景を、そこで「終わり」じゃなくて今度は自分好みにカスタマイズしていくことも可能となるシステム。優しい。
余談だが、先日ボードゲームを取り扱っているお店に立ち寄ったところ、ボードゲーム版のDorfromantikがあって「ボードゲーム版もあるんだ!」と少しびっくりした。ボードゲーム版の参加人数は1人~6人。1人でプレイできるボードゲームは他にもあるけれど、やっぱり複数人でやるタイプのものが多い印象。その中で、1人でもプレイできるボードゲームは割と貴重なのではなかろうか。自分のような、ボッチゲーマーにとっては……。