道東の旅(3) 美幌峠からの絶景
道東の旅、三日目。
釧路電車の旅編が終わり、阿寒湖ドライブの旅が始まる。
2泊した「ラビスタ釧路川」をチェックアウトして、釧路でレンタカーを借りて次の宿泊地の阿寒湖に向かう。
道東は昨日からの雨が続き、天気予報を確認しつつ最も雨の少ないエリアに向かうことにした。
釧路から北に向かう程、雨が少なそうなので、当初は訪れる予定のなかった国立公園の北部に位置する「美幌峠」に向かうことにした。
釧路から北に向かうと「釧路湿原」に入る。
見たことの無い大湿原の中を走っていると、ここが日本なのかと思うほど、
スケール感のある風景に圧倒される。
1時間半程走ると「屈斜路湖」が見えてくる。
そこからさらに30分程で「美幌峠」に到着。
2時間のドライブだが混雑もなく快適。
雨は霧雨だが、山頂のためか霧が濃い。
まずは「道の駅」で「蝦夷鹿肉丼」を食べる。
昨日、花咲線から沢山見た鹿を思い出すと申し訳なかったが、それだけ新鮮ということで、都内で食べるジビエとは格段に違い美味い。
美幌の道の駅は「ぐるっとパノラマ美幌峠」と名付けられ、北海道「道の駅ランキング景色の良さ部門」で6年連続1位を獲得しているそうだ。
見晴台から見える「屈斜路湖」は絶景そのもの。
視界は霧が断続的に濃くなり妨げられるが、霧もまた名物ということで楽しんだ。
屈斜路湖(くっしゃろこ)。湖面面積79.54平方キロで、日本第6位という巨大湖。カルデラ湖としては日本最大ということで、高みから見ても全貌は把握できない広さ。
結論から言うと、時間の関係で今回の旅程では屈斜路湖を湖畔まで行き間近で見ることはできなかった。
間近での訪問は次回の楽しみとしたが、美幌峠から眺めただけでも価値はあった。
美幌から阿寒湖まで1時間。
クネクネした山道を走ると阿寒の山々が見える絶景スポットを経由し、阿寒湖に着く。
阿寒湖でお世話になる宿は「ラビスタ阿寒川」。
釧路に続いてラビスタにお世話になる。
敢えて湖畔ではなく、阿寒川沿いにあるここに決めた。
部屋からは川が眺められ、たまに鶴も舞い降りる「自然」と共生したリゾートだ。
部屋には半露天風呂が、大風呂には川のほとりにある露天風呂があり、リラックス感満載。
設備や立地は素晴らしかったが、従業員の対応はチェーンらしいマニュアル対応で心のこもった対応とは言い難いのが残念。
食事も効率重視という感じで大きな期待ができない。
設備の割にはコストはそこそこなので、致し方ないところか。
温泉の質は抜群で、お湯は体に優しく心地良い。
ここを拠点に明日からは阿寒摩周国立公園を巡ることになる。