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未来に向かう光を手放すな。:デレステ9周年LIVE『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT FANTASY』


<DAY1>

1. 『Fantasia for the Girls』 / 勇者パーティ(イヴ・サンタクロース、神谷奈緒、小早川紗枝、白雪千夜、久川颯、藤原肇、依田芳乃)
周年曲で華々しく幕開けするも魔王の攻撃によって1コーラスで終了。
2. 『Sing the Prologue♪』 / 一ノ瀬志希、黒埼ちとせ、西園寺琴歌、多田李衣菜、ナターリア、堀裕子、望月聖
オリメンはユッコのみ。
聖のシンプロはなんともハマり曲。
3. 『Teeenage☆Groovin'』 / LINK-RING(喜多見柚、椎名法子、棟方愛海)
オリメンでの初披露。
3人ともトレジャーハンター。
4.  『神様!絶対だよ』 / イヴ・サンタクロース、西園寺琴歌、島村卯月、高森藍子
新田美波以外のオリメン4人での初披露。
残念ながら(?)ポンポンは未使用。
5.  『この恋の解を答えなさい』 / 高森藍子、久川颯、夢見りあむ、大石泉
神崎蘭子以外のオリメン4人での初披露。
いつかはフルメンバーで!
ところで天使りあむが良すぎる。
6 . 『スバル』 / 大石泉、乙倉悠貴、神谷奈緒、多田李衣菜
水本ゆかり以外のオリメン4人での初披露。
いつかはフルメンバーで!……と言いたいがさすがに望み薄。
7. 『さよならアンドロメダ』 / 一ノ瀬志希、黒埼ちとせ、望月聖、夢見りあむ
大好評の縦に流れる文字演出は健在。
これが四大天使か。
8. 『あの子が街に来なサンタ』 / イヴ・サンタクロース
実にコール映えする初披露も台詞の部分はさすがに収録だった。
9. 『WINTER and WINDOW』 / イヴ・サンタクロース、一ノ瀬志希、高森藍子、久川颯
高垣楓以外のオリメン4人でのライブでは初披露。
披露自体は『Stage for Cinderella Celebration Night』が先。
10. 『アンデッド・ダンス・ロック』 / 上条春菜、喜多日菜子、古賀小春、黒埼ちとせ、双葉杏、堀裕子、森久保乃々
天使と悪魔とマリオネット……うん、アンデッドだな!
11. 『Trust me』 / 神谷奈緒、小早川紗枝、白雪千夜、依田芳乃
『Trust me』というワードこそが武器になる熱い展開……って、天使のちとせも吹っ飛んだんだが!?
12. 『レッド・ソール』 / 喜多見柚、西園寺琴歌、椎名法子、島村卯月、高森藍子、棟方愛海
踊り子&トレジャーハンターという意外な組み合わせ。
踊り子は納得だったのだが。
13. 『Halloween♥Code』 / 乙倉悠貴、上条春菜、堀裕子
乙倉悠貴がオリメン。
本来はキュート3人曲だが3属性が揃った。
14. 『モラトリアム』 / リアンコリック(双葉杏、夢見りあむ)
初披露。
階段で座って歌う感じかと思っていたらまさかの両手振りだとは。
しかも手数もステップも細かい。
15. 『ささのはに、うたかたに。』 / 小早川紗枝、藤原肇、依田芳乃
鷺沢文香と佐城雪美以外のオリメン3人での初披露。
ファンター世界で純和風曲。
16. 『ワタシ御伽ばなシ』 / ファブラ・フォリオ(喜多日菜子、古賀小春、双葉杏、森久保乃々、ライラ)
フルメンバーでの初披露が実現。
マリオネット組はこの曲での衣装が採用されている。
17. 『Fin[e]~美しき終焉~』 / 一ノ瀬志希、黒埼ちとせ
サプライズユニット始動。
デュオかどうかすらこの時は分からなかったが後日のデレステイベントが発表された。
ちとせは加蓮とのローゼンティアーズのユニット曲が先に来ると予想していた。
作詞は只野菜摘さん、作曲・編曲は伊藤翼で、伊藤氏はアイマスシリーズ初参加。
デレステにてイベントを後日開催予定。
18. 『バラカストーリア ~月と太陽に祝福を~』 / ソル・カマル(ナターリア、ライラ)
長年夢見たソル・カマルのユニット曲をついにライブでこの目で!
ソル・カマルは精霊コンビだった。
19. 『つぼみ』 / 乙倉悠貴、上条春菜、神谷奈緒、島村卯月、白雪千夜、久川颯、棟方愛海、望月聖、森久保乃々
勇者パーティからのパスというエモい展開。
20. 『生存本能ヴァルキュリア』 / 神谷奈緒、黒埼ちとせ、小早川紗枝、高森藍子、多田李衣菜、双葉杏、堀裕子、依田芳乃
ここで全員が勇者にジョブチェンジ。
21. 『ダイヤモンド・アテンション』 / イヴ・サンタクロース、喜多見柚、古賀小春、椎名法子、ナターリア
イヴと小春以外はオリメン。
『しんげきえくすて』アニメのネタ枠曲だったものがこうしてエモく使える時が来るのだからコンテンツは長く続けるものだ。
22. 『Hungry Bambi』 / 西園寺琴歌、多田李衣菜、双葉杏、白雪千夜、小早川紗枝
ジュニアアイドルのいないBambi。
琴歌の「わたくしの初めて、晒します!」にズキューン!
23. 『Absolute NIne』 / 一ノ瀬志希、上条春菜、島村卯月、藤原肇、望月聖、森久保乃々、夢見りあむ
乃々が目を逸らすアイドルとかすっかり忘れてしまっていた自分に気付く。
聖やりあむもギャップがあっていい。
24. 『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』 / 大石泉、乙倉悠貴、神谷奈緒、喜多日菜子、西園寺琴歌、久川颯、棟方愛海
シンデレラガールズってこんなにもミュージカル向きだったのかと。
これぞまさに舞台映えか。
25. 『Fantasia for the Girls』 / アイドルマスターシンデレラガールズ
冒頭で1コーラスで終わらされたものをここで改めて全員で。
26(アンコール1). 『New bright stars』 / イヴ・サンタクロース、大石泉、古賀小春、望月聖、ライラ
ライブ新規参加組によるニューブラ。
彼女たちこそまさにそれ。
27(アンコール2). 『BEYOND THE STARLIGHT』 / アイドルマスターシンデレラガールズ
今回もおねシンフィニッシュではなかったが、もしかしたらこれが「スターライトキングダム」の国歌なのかもしれない。
ひじりんラブリービームが眼福過ぎた。

<DAY2>

1. 『Fantasia for the Girls』 / 勇者パーティ(イヴ・サンタクロース、神谷奈緒、小早川紗枝、白雪千夜、久川颯、藤原肇、依田芳乃)
本日も魔王の攻撃によって1コーラスで終了。
昨日の魔王は残像だったに違いない。
2. 『Sing the Prologue♪』 / 浅利七海、一ノ瀬志希、西園寺琴歌、多田李衣菜、中野有香、ナターリア、堀裕子
DAY1のちとせと聖のパートが浅利七海と中野有香に。
3. 『Teeenage☆Groovin'』 / LINK-RING(喜多見柚、椎名法子、棟方愛海)
DAY1から明らかにパフォーマンスがパワーアップしていた。
4.  『神様!絶対だよ』 / イヴ・サンタクロース、西園寺琴歌、島村卯月、高森藍子
DAY1でも思ったがイヴ役の松永あかねさんのお肌がキメ細かくて美し過ぎる。
5.  『この恋の解を答えなさい』 / 高森藍子、久川颯、夢見りあむ、大石泉
次の曲が『オレンジタイム』だったことで放課後の校舎裏での告白感が増した。
6 . 『オレンジタイム』 / 浅利七海、喜多日菜子、久川颯、棟方愛海、依田芳乃
昨日スバルだった所に『オレンジタイム』が入って夜の前に夕方が来てより時間経過が自然に。
7. 『スバル』 / 大石泉、乙倉悠貴、神谷奈緒、多田李衣菜
奈緒が勇者ではなかったら占星術師だったことだろう。
8. 『アイム・ア・リトル・プリンセス 〜お星さまにお願い〜』 / 古賀小春
よほど練習を積んだのだろう、意外とテンポが速くてワード数も多い曲なのに安定感が素晴らしかった。
小森結梨さんの舞台度胸も実に大したもの。
9. 『WINTER and WINDOW』 / イヴ・サンタクロース、一ノ瀬志希、高森藍子、久川颯
相変わらずハロウィンの前に冬。
10. 『アンデッド・ダンス・ロック』 / 上条春菜、喜多日菜子、古賀小春、中野有香、双葉杏、堀裕子、森久保乃々
DAY1の黒埼ちとせが中野有香に。
11. 『Trust me』 / 神谷奈緒、小早川紗枝、白雪千夜、二宮飛鳥、依田芳乃
満を持して両日唯一のソルジャー・二宮飛鳥が参戦しての魔王VS.魔王が実現。
12. 『クレイジークレイジー』 / 大石泉、乙倉悠貴、喜多日菜子、古賀小春、多田李衣菜、森久保乃々
乙倉ちゃんや小春のこんなの観せられたらおかしくなっちゃうよ。
13. 『HALLOWEEN GAME』 / 上条春菜、白雪千夜、中野有香、堀裕子
ハロウィンつながりでDAY2はこちら。姫川友紀以外のオリメンでの初披露。姫川友紀役の杜野まこさんはすっかりXに浮上しなくなったが何かあったのだろうか。
14. 『モラトリアム』 / リアンコリック(双葉杏、夢見りあむ)
早くも安定感が。
15. 『Treasure☆』 / LINK-RING(喜多見柚、椎名法子、棟方愛海)+イヴ・サンタクロース、ナターリア
ようやくトレジャーハンターらしくなった途端ピンチに陥ったLINK-RINGをイヴ&ナターリアという国際色豊かなコンビが助けに。
16. 『にんぎょひめ練習中!』 / 浅利七海
『Treasure☆』からの七海ソロという見事な海つながり。
七海役の井上ほの花さんの母・井上喜久子さんも現地で応援したとのこと。
17. 『未完成の歴史』 / 神谷奈緒、二宮飛鳥、藤原肇
オリメンの加蓮の代わりに奈緒が入るというトライアドプリムスの絆を感じられる心憎いメンバー構成。
18. 『Great Journey』 / 大石泉、島村卯月、夢見りあむ
本来の凛ポジションに泉、未央ポジションにりあむ。
『プリンセスコネクト!R』とのコラボ曲だったので今回のライブのコンセプトともピッタリ。
19. 『つぼみ』 / 乙倉悠貴、上条春菜、神谷奈緒、島村卯月、白雪千夜、二宮飛鳥、久川颯、棟方愛海、森久保乃々
DAY1の聖パートが飛鳥に。
ソロパートリレーが堪らない。
冒頭に涙声になった千夜役の関口理咲さんにグッときた。
颯役の長江里加さんの声量がDAY1とは全然違った。
20. 『生存本能ヴァルキュリア』 / 浅利七海、神谷奈緒、小早川紗枝、高森藍子、多田李衣菜、双葉杏、堀裕子、依田芳乃
DAY1のちとせパートが七海に。
紗枝役の立花理香さんのウインクの破壊力からは私は生き残れなかった。
21. 『ダイヤモンド・アテンション』 / イヴ・サンタクロース、喜多見柚、古賀小春、椎名法子、ナターリア
難波笑美のマジカルハリセン(?)が観たかった。
22. 『EPHEMERAL AЯROW』 / 白雪千夜、二宮飛鳥
「ARROW」の最初の「R」は反転表記。
DAY1の『Fin[e]~美しき終焉~』の志希&ちとせと入れ替わりデュオで、ここでDimension-3とVelvetRoseのシャッフルユニットだと気付く。
作詞はアオワイファイさん、作曲・編曲はPowerlessさんのそれぞれに馴染みはありつつも初の共作。
デレステで今秋イベントにて登場予定。
23. 『Absolute NIne』 / 一ノ瀬志希、上条春菜、島村卯月、中野有香、藤原肇、森久保乃々、夢見りあむ
DAY1の聖パートが有香に。
24. 『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』 / 大石泉、乙倉悠貴、神谷奈緒、喜多日菜子、西園寺琴歌、久川颯、棟方愛海
魔王との対決シーンになると『ネプリーグ』を思い出してしまうのはなぜだろう。
25. 『Fantasia for the Girls』 / アイドルマスターシンデレラガールズ
大団円。
もう魔王が復活することもないだろう。
26(アンコール1). 『Life is HaRMONY』 / アイドルマスターシンデレラガールズ
「魔法みたいで奇跡みたいな」の部分の歌詞が沁みる。
27(アンコール2). 『お願い!シンデレラ』 / アイドルマスターシンデレラガールズ
おねシンが帰って来た。
「やっぱこれ」感最強にして最高。

<ジョブ>

『勇者』:イヴ・サンタクロース、神谷奈緒、小早川紗枝、白雪千夜、久川颯、藤原肇、依田芳乃
『踊り子』:西園寺琴歌、島村卯月、高森藍子
『トレジャーハンター』:喜多見柚、椎名法子、棟方愛海
『占星術師』:大石泉、乙倉悠貴、多田李衣菜
『マリオネット』:古賀小春、喜多日菜子、森久保乃々
『天使』:一ノ瀬志希、黒埼ちとせ、望月聖、夢見りあむ
『悪魔』:上条春菜、中野有香、双葉杏、堀裕子
『精霊』:浅利七海、ナターリア、ライラ
『ソルジャー』:二宮飛鳥

私が「『STARLIGHT FANTASY』の各アイドルの配役を予想しようそうしよう。」記事内で予想した結果、当たっていたのは颯、柚、泉、小春、聖のみ。
とはいえ手前味噌だがよくこれだけ当てたものだと自画自賛。
なにしろ運営がアイドルのイメジーなどではなく、参加曲からのイメージで
当てはめただけだったのだから。
こちらは律儀に人数バランスまで考慮していたのだが、ソルジャーなどを見ても分かる通り、完全に私の独り相撲だった。
今回のライブの目玉企画の1つだったと記憶していたのだが、蓋を開けてみれば残念ながら企画倒れとしか言いようがなかった。
最終的に全員が勇者になるという演出は素晴らしかったのだが、それまでに各ジョブが全く活かされていなかったのが心底もったいない。
せめて曲前や途中でそれっぽい台詞や寸劇を入れ込めば世界観が補完されたものを。
あれではただ衣装の種類が増えたというだけだった。
デレステのイベントコミュでは『旗手』や『狂戦士』などのジョブがあったが、結局は別の世界線だったのだと納得するしかないのか。

<総括>


久しぶりの大型ライブであったのだが、今回もダンサーさんの参加は一切なし
悪い噂のように予算がないから削減されたというよりはライブコンセプトの関係上だったように思えたが。

「ファンタジー」とのテーマ上デレステ9周年感が希薄だったのはやむなしか。
MCパートがちゃんとあったは救い。
あれでナレーションのみの進行で終わっていたらどうなっていたことか。

各キャストの役への入り込み方が半端なく、このライブに懸ける尋常ではない意気込みが伝わってきた。
本記事においてキャスト名ではなくアイドル名で表記したのはそこに大いに感銘を受けてのことだ。
両日通して出演したキャストはDAY1より全員明らかにパフォーマンスに磨きがかかっていた。
DAY1にはDAY1の新鮮な良さがもちろんあるのだが、やはり両日観てこそだとの想いを新たにした。
今回ハンドマイク曲がかなり減り、その分各自の練習量やパフォーマンス難易度が跳ね上がっていたのは想像に難くなく、こんなにも素晴らしいものを観せてくれたことに心より感謝と労いを。

大きな発表としてはまず大石泉、望月聖、ライラのソロ曲が制作決定。
これでついにボイスありアイドルでソロ曲がもらえていないのは上田鈴帆のみとなった。
担当キャストは先日のデレステのイベント『ススメ!シンデレラロード』直前に復活していたが、相変わらずやる気があるのかないのか分からず、もしかしたらこのまま終わってしまうかもしれない。

そしてそして、10thライブツアー決定。
いよいよ、である。
運営がデレステを縮小運営方針に切り替えてまで、このためにコンテンツを延命させてくれたものが結実する。
コンプリートブック『All for YOU!!! THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Recollections』の出版も決定し、「終わりの始まり」感が否が応でも高まってきた。
「素晴らしいライブの直後に景気の悪い話をするな」と怒られそうだが、実際問題気を引き締めるべきだ。
おそらく次が『アイドルマスターシンデレラガールズ』のラストイヤーとなることだろう。
灰の中、奇跡を願おう。
『スターライトステージ』は『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』と違ってバンダイナムコ自体が開発していない。
無い袖は振れないのだ。
そのことを肝に銘じつつ、灰被りたちが魔王を倒して伸ばしてくれた光の道を一日でも長く共に歩めることを望む。

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