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大学生が言語化する『市場価値』の高め方 後編

こんにちはー
Beyondのスウェットです。

この記事は『市場価値』の高め方 後編となります。
前編はこちら ▶︎ 前編:「市場の選択」と「需要の把握」について

今回は、実際に市場の中で自分の価値を高めていくための"努力の方向性とやり方"について書きます。

ここでの市場は「需要(企業ニーズ)」と「供給(労働者)」というプレイヤーが存在する「労働市場」を指します。

また前編では明記していませんでしたが、ここでいう価値とはスキル、経験、人柄、モチベーション、人脈、etc… 需要(企業)側があなたの価値だと認識できるもの全てを指します。

社内価値と市場価値

「価値」という言葉はおもしろいもので、"誰が"自分の価値を判断するかで、大きく変わってしまいます。例えば…

大手菓子メーカーX社 営業担当 Aさん
新人の頃から活躍しており、営業成績は常にトップで表彰経験もある。自信に満ち溢れていて、さらに自分の能力を伸ばすために転職活動を開始。

Aさん 大手食品メーカーY社 営業担当に転職
X社のトップセールスマンということもあり大いに期待されていた。
しかし、入社1年も経ったが目立った成績は残せず、良くも悪くもない活躍ぶり。なんなら期待されていた分、ガッカリ感で溢れる状況に。

このように一企業の"社内"では大変評価されていて価値が高くても、
転職した途端、自分の能力をうまく発揮できず成果を出せないというケースがあると思います。

「商材が違うから… 顧客層が違うから… X社とやり方が違うから…」

色々と言い訳もしたくなりますよね。
ただこれらは一言でまとめると、Aさんの価値に「再現性」がなかったからってだけです。

今所属する社内で高く評価されていても、他の企業で同質に"再現"できなかったら、あなたの市場価値は社内価値より低かったということです。

もちろん社内価値を高めることは大切ですが、そればかりに頼ると自分の価値に再現性がなくなり、他の環境で発揮できなくなります。

市場価値を高めたいなら、あなたの価値に「再現性」を持たせましょう。

ダイヤモンドの秘密

なぜダイヤモンドは0.2gで数十万円もするのでしょうか?

ダイヤモンドって、正直ただの石だし、食べてもおいしくないし、それを使って何かお金を生み出すわけでもないですよね。

それでも高い理由は「需要に対して、供給量が少ない」からで、
つまりは「希少性」が高いからなんですね。

これを応用すると、労働市場における自分の価値の「希少性」を高めるには、需要(企業ニーズ)に対して供給が少ない価値を持つことが、市場価値を高める秘訣になりそうです

"かけ算"で高める自分の価値

一旦ここまでの内容を含めこの記事の結論を書くと、自分の市場価値を高めるには下記を意識することが重要になるということです。

【「再現性」・「希少性」を軸に"かけ算"することで、価値が高くなる。】

と言ってもピンとこないと思うので、例を出します。

例)営業職
営業ノウハウは他企業でも再現しやすく、また多くの企業で求められているが、営業職についている人材も多いので希少性は低い。

かけ算で「希少性」アップ
→営業ノウハウ × 法人営業 × 無形商材 × 新規顧客開拓 × マネージャー経験

日本にいる営業職は約880万人らしいです。
その中から、法人向けの営業経験、無形商材を取り扱った経験、新規顧客開拓の経験、マネージャー経験を積んだ人は、一体何人になるでしょうか?

このように"かけ算"によって数百万人の中から自分の希少性をあげることができ、市場価値を高めることに繋がります。

仕事をする上で、この"かけ算"を意識しながら新しいことにチャレンジしていくと、自分だけの価値を創ることができますね。

新卒で会社を選ぶときも、どんな"かけ算"をしていきたいか、この会社に入るとどんな"かけ算"になるか、という視点で見るのもいいかもしれません。

以上が、市場価値の高め方 後編 になります!
まずは自分のスキルや経験などを"かけ算"で表して、そこに何を付け足したいか?というのを考えてみてください!

今週の名言

愚か者は、幸福がどこか遠いところにあると思い込んでいる。
賢い者は、幸福を足元で育てている。

ジェームズ・オッペンハイム(アメリカの詩人)

今回の記事では市場価値をテーマにしていますが、それは自分の人生をより良いものにするためのただの一つの手段であり、こんなことを考えなくても幸せな人はいます。

ただ、
「現状を少しでも変えたいけど、どうしたらいいかわからない。」
「がむしゃらに努力してるけど、このままでいいかわからない。」

こんな人があと一歩進むための手助けになれたらと思います。

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