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ボーディングってどうなの? Part 2

最近のNYの話ですが娘のお友達で2年前、5年生の時に名門のジュニアボーディングスクールに転校したとメールしてきた韓国人のお友達がいます。彼女は韓国の有名なオーナー企業のご令嬢。他の母子留学の韓国人家族とは違い、小学校1年生から付き添いのお世話係の女性、料理人、ドライバーなどと数人でNYに滞在していました。父親は見たことが無く、年に数回母親と学校でお会いできるくらい。アメリカの子どもの一大イベント!子供のバースデーパーティーにあの有名なプラザホテルのロイヤルスイートで巨大な蛇を持ち込み子供たちに触らせてくれたりと毎年楽しませてくれました。そんな彼女ですが、年の離れたお兄さんが1人いて既にアメリカのボーディングから名門大学を卒業後韓国に戻って働いているそうなので、想像すると韓国ドラマでよく見るお城のようなお家に住むご家族なのではと思います。

似たような話ですが、その昔主人がイギリスのボーディングスクール(王室男子メンバーが多く通う名門校)に通っていた時にはまだアジア人も少なく同級生の富豪や王族の御子息に囲まれ、夏休みなど長期のお休みに彼らのお家に招かれると自宅に動物園、自分の島、お城、使用人が100人以上、家に著名人や政治家が普通に遊びにきたりと、あまりにも育ちが違い過ぎて、子どもながらに日本にいるときは自分が頂点だと思っていたのを恥ずかしくも思い、現実を直視しながら自分探しの日々を過ごしたそうです。

ボーディングスクールにいるアフリカ、アジア、アラブ諸国の王族や中国・香港・ロシア・インドの富豪など。彼らはなぜ自国の教育ではなく、スイス、イギリスやアメリカで教育を受けるのか。やはり自国の教育よりも海外で教育を受けた方が教育の質が高く、将来の人脈にも有利に働くと感じているからではないでしょうか。

時代の移り変わりを見ていると、日本もなんとなく、韓国、中国、インドやロシアの動向と似ていて、自国の未来に夢を見られない、自国の将来に期待感をあまり持てないでいる人が多くなり、ある程度裕福であれば子どもをインターに入れたり、ボーディングスクールに進学させようとする傾向にあるのではないかと感じています。


そして、最近とても多いのは日本人で国内の老舗インターに大変な思いをして子どもを入学させたけど、高学年になるにつれ教育レベルに疑問や限界を感じているご家族。もしくは、国内インターが頂点だと思って欲しくないから息子・娘をボーディングスクールに入れたいとお話されるご家族。また、日本の有名小学校に4年生くらいまで通いその後ボーディングスクールに進学させるという進路。いずれにしても現在日本人はトップボーディングスクールには数えるほどしかいないか、まったくいないかのどちらかですが、今後10年20年で確実に変わってくるのではないかと思っています。

Part 3に続きます。

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