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語学学校のオンライン授業ではぁ?ってなった話

カレッジ付属語学学校のオンライン授業でのこと。

グループワークがあって。

一人1つか2つ、先生から記事が割り振られて、それをそれぞれが読んで、要約をし、グループでシェアして、引用すべき情報を選び、エッセイの構成をみんなで考えるというもの。

うちのグループは5人。

3日後にそれぞれ、要約したものをメンバーにメールで送ることになっていた。その要約を基にディスカッションを進めるし、それを材料に個別にエッセイを書くことになるため、とても責任重大。

なのに・・・1人、提出期限が過ぎても送ってこない。

ま、やる気がない人がいるのは仕方ない。きっと次の授業、サボるんだろうな。点数とか平気なのか?なんて思ったり。

で、グループワークの時間。

え?!出席してる!何なら一番乗り!

どのツラ下げて出席しているんだ?!おい、言い訳とか謝罪もないままか?!

しかも、共有ドキュメントの名前欄、トップに自分の名前を書いているし。

そして、先生が「Aはサマリーをみんなにシェアした?」と結構キツめに聞く。

「いや、してません・・・」「読んでないの?!」「いや、読んだけど、メモはあまり見やすくないし・・」とウニャウニャ言い訳をし始める・・・

「みんなは時間かけてそれぞれ要約して、メモをシェアしているのに、あなただけやらないで、みんなの成果だけもらうのはフェアじゃないでしょ?」「いいから、シェアしなさい!」と先生ちょっと怒る。

「すみません、すぐシェアします」と答え、とりあえずグループワークへ。先生は退出。

すぐ送るといった「やったけど見づらい」と彼が言っていたメモはシェアする気配はない。てか、嘘だろな。そもそも記事読んでないな。

そんな圧倒的彼への不信感が渦巻く中、

彼は何故か、

「じゃあ、メイントピックは何にする?」などと堂々と場を仕切り始めた!

えぇぇぇぇぇぇ!!!!!

えぇぇぇぇぇぇ!!!!!(衝撃過ぎて2回)

いや、確かに彼が一番喋れるよ。喋れるけどさ。

でも、えぇぇぇぇぇぇ!!!!!(3回目)

え?何?サイコパス?怖い怖い!

そして、えぇぇぇぇぇぇ!!!だったのは、私だけじゃなかったようで、

彼に仕切らせないように、他の2人が、主導権を奪還すべく彼を無視して、話を進め始めた!確かではないけどそんな気がしてならないくらいの一生懸命さだった。

そして、いつの間にか、奴はしれっと退出!!

みんなアジア圏内で、深夜3~4時。それでも、みんなつたない英語を駆使しながら、いろいろ折り合いながら、何とか終了!

何とも言えない達成感を感じていると、奴の代わりに仕切り始めてくれた子が、

「てか、Aは何なの!!シェアしないのに、トップに名前書いてるし!途中居なくなったし!」「私とBettyは2つも記事割り当てられてたけどちゃんとやったのに!」と怒っていた。

そうだよね?!これ、怒っていいやつだよね!私たち、2つも割り振られたのに頑張ったよね?!

「私も思った!何なんだあいつ!」と、みんなでキレて妙な連帯感が生まれた。

課題をやってこない信頼できない奴のペラペラ英語での仕切りより、お互いつたない英語でも、「みんなが、それぞれ読み込んで、この場に臨んでいる」という信頼関係の上でやり取りする方が遥かに作業は進んだ。

もし、評価が低くても「私たちは頑張った!」って思えるくらい満足感があった。朝焼けが気持ちよかった。

そして、30代の姉さんは頑張った若者たちに申し訳ないと思い、次の授業の前に先生にメールをしました。

彼が作ったと言っていたメモはその後もシェアされなかったこと、グループワークで途中からいなくなったこと、その後、謝罪や理由についてのメールがないこと。

そして、本当は彼に直接言うのがいいのかもしれないけど、もう関わりたくないし、言い訳とか聞きたくないから、とりあえず先生にご報告します、と。

先生は「わかりました。報告ありがとう」と返信してくれました。

そして、私たちの課題の添削が先生から返ってきて、「あっ」と。

ドキュメントのトップに書かれた彼の名前が消えていた。

「誰か消した?」とグループの子たちに聞いたけど、「消してないよ」と。恐らく先生が消したんだと思います。彼が自分で消すとは思えないから。

その後、彼が単位をとれたかはわかりません。てか、そもそも彼の留学の目的は何だったのか・・・

ちなみに、こんないい加減なことをした彼は


日本人です。

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