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無印良品サインペン考

 どうもべっちょです。

○無印良品で売ってたもの

・OEMのサインペン

こないだローソンに行ったときにこんなのを見つけまして…

ずんぐりむっくり


なんか、こう…万年筆みたいな形のサインペンで「MADE IN JAPAN」なんですが、これどこのOEMなんだろう…


・マスターピースと比較

何もかもが違いますね。

・表面の質感
・全体的なシルエット
・嵌合場所

まず表面の質感。これはもう雑に撮ってもわかるレベル。ツルツルのぺんてるとシボ加工の無印良品。これのせいで色々問題なのは後述します。

全体的なシルエット。有機的な直線と曲線の融合のぺんてると、円と曲線の無印良品。これもちょっと問題なので後述

嵌合場所。ぺんてるは尾栓方式ですが無印良品は…

わかるかな…

キャップ部の境目で嵌合されています。これも大問題です。


○何がダメなのか


・表面の質感


これ、ぱっと見では問題ないように見えるんですけど…

こちらをよくご覧ください。前面(キャップ内側)が表面処理されていません(まぁ、ここもシボにすると密閉性が下がるから当然である)。

何が問題かというと…

こんな後ろで持つ人、そんなにいないでしょ!?

普通はこのぐらい。

で、これを無印のに置き換えると…

こうなる。

指先と根元で触っているところの質感が違うからめちゃくちゃ違和感ある!
シボに触れている指の根元が気持ち悪いんですよ…

・嵌合箇所

んで、これの悪いところその2。

このペン先の嵌合箇所、キャップの嵌合と別になっていて少し遊びがあるため、密閉されていないんですわ。インクの蒸発早くなるよね。


・デザインに拘ったあまりの謎の空気穴位置

まぁこれは問題って程でも無いんだけど

ぺんてる

まぁ、これがぺんてるの空気穴。

対して無印

見える?

ピント合ってないから見づらいんだけど、

ペン先に4カ所…というか十字状に四角い穴が開いていて、それが空気穴です。

丸い空気穴をデザイン上作りたくないのはわかるけど、こんな無駄なこだわりを見せる前にもっとすることあるだろ!

この金型番号もちゃんと抜けておらず汚いし…


○何を目指したのか

・たぶん万年筆

恐らく無印の企画側は「ぺんてるの純正よりちょっと高級感を出したい」という意図でこうしたんだろうけど(表面のシボもエボナイトっぽく見えるし)、パーティングラインが丸見えな時点で万年筆っぽさは皆無だし、「雑」

めっちゃ目立つでしょ?


○書き味

・ほそいよ

まぁ、これは好みの問題。

ぺんてるサインペンよりペン先が硬いので筆記線は細いです。
個人的にはこの細さは好みなんだけど…

持ったときの感触が非常に気持ち悪いので使わないかな…何でこんなことしたんだよマジで…あと手汗でシボ側が滑ります。今後はやめてね。


○おわりに

無印の筆記用具って世間では結構評価が二分されるんだけど、これはちょっとダメですね…
こだわっているのは全体的なシルエットだけで、マテリアルの加工もお粗末、重心バランスも考慮していないし実際にラインの乗せる前にテストしていないのがバレバレ。

このようなゴミが今後世間に出ない事を願いながらこの記事を締めます(これを捌かないといけないローソン、大変だな…)。


ではまた。

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