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フクシとアートのラボ

代官山にあるAIT(エイト)にて、今年も当事者研究やべてるとアートがコラボした企画が行われます。以下、AITによるプロジェクトの紹介です。

2018年度に開講した「子どもとフクシとアートのラボ」に続き、子どもたちを取り巻く社会的課題とアートの可能性を探るAITの「dear Meプロジェクト」を起点に、ジェンダーや哲学、当事者研究などの視点から広くアートとフクシを考えます。また、多彩なゲスト講師によるレクチャーに加え、受講生同士の意見交換や当事者性を掘り下げる「てつがくカフェ」を2回実施します。レクチャー、てつがくカフェなどの経験を通して、アートと福祉の広がりを多様な視点から考えましょう。福祉とアートを繋げる活動に関心がある方や、新たなアート・エデュケーションを考えたい方におススメです。
コースの特長 ・アートと福祉の創造的な協働のあり方について考える
・さまざまな当事者に関わる専門家とともに、アート・エデュケーションの多様性を探る
・哲学の対話型ワークショップで、アートの思考を軸に「他者」への想像力を働かせる
・複雑化する社会にアートができることを考察する

そのうち、5月30日(木)に当事者研究とべてるの活動をもとに、フクシとアートについて考えるワークショップを行います。

「安心して絶望する」 当事者研究とべてるの家の実践より

日時:5月30日(木)19:00-21:00 場所:代官山AITルーム

北海道浦河町にある、精神障害などを抱えた当事者と町民有志によって設立された地域活動拠点「ベてるの家」では、当事者が自らの経験を「専門家」として研究し、生きる苦労とうまく付き合う方法を考える「当事者研究」が行われています。統合失調症などを持つ当事者が主体的に表現し、弱さや経験をひらくことで繋がりをつくる実践は、親の精神疾患と子育てなどの「社会的養護」はもちろん、社会に潜む様々な課題と密接に関係しています。様々な人がともに生活し、苦労を分かち合う中で生まれる多様なコミュニティや家族のあり方、福祉の境界を拡張する実践について考えます。

コーディネーター
向谷地宣明(MCMedian代表取締役 / NPO法人BASE代表理事)

この他、6月22日(土)と8月3日(土)にはべぶくろでも活動している山森裕毅(大阪大学COデザイン・センター特任講師)さんのてつがくカフェ「語りにくさを、ひらく」などもあります。

また、フィールド・トリップとして「『第27回べてるまつり in 浦河』を巡るツアー(7/19金-21日開催)」(コース生割引あり)も企画されています。

日時:4〜8月 木曜日19:00-21:00、土曜日13:00-15:00または13:00-16:00
場所:代官山AITルーム
定員:25名

●お申し込み、お問い合わせはこちら(AITのHP)をご覧ください。


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