ベタの散文詩

53

悪魔の病

どうか君が怖い夢を見ませんように 神さまからの啓示を見落としませんように 君の優しい気持ちを素直に受け取られますように 君が出かける日は晴れますように おみくじはせめて良いことが書いてありますように 君の一挙手一投足を見ていたいの 君の全ての言葉を聞き取りたい、聞いていたい 君の声を聞…

ここ飛び降りたら死ねるよね

私、小学校高学年で市内なのに引っ越して転校させられたんだけど その通学路に 複数の線路をまたぐ大きな青い陸橋があって 小学生の頃は私小さくてひ弱だったから 一生懸命登って降りるの、毎日大変だったのだけど 毎日懸命に登って降りて、通学してました そのてっぺんから周りを見渡すと その…

好き

好きって何だろう キラキラした初夏の空気 ツンとしてお口の中でジュワッととろけるシャーベット 体にぴったりの小さめの上着 狙って打つタイプのゲーム、 ビリヤード、ゴルフ、アーチェリーとか チャコールグレーとパールグレイのトーンオントーンな組み合わせ 透明な秋の空気 ランプ灯る夜の…

(詩篇)神さま お願い

神さま もし私のこと 見ていてくれてるなら聞いて下さい 私はこの世界が本当に好きだってことを… さんさんと輝く太陽よ 夜空に浮かぶ十六夜の月とお星さまよ 海風に揺れる一輪の花よ 爽やかな空気に包まれた竹林の山よ 落ち葉の下の虫たちよ 小川を登る魚たちよ 寒さに…

聞いたことの無い音

叔父さんが別荘に来ていたので会いに行った。 叔父さんはピアニストや作曲家として有名で紅白にも出たことがあって 一族の誇りでしたし、私も尊敬してた。 すごい外車に乗って楽しいお話しをいっぱい聞かせてくれて よくピアノも弾いてくれて 叔父さんが作った代表曲はピアノソロなのに…