ベタの散文詩

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悪魔の病

どうか君が怖い夢を見ませんように 神さまからの啓示を見落としませんように 君の優しい気持ちを素直に受け取られますように 君が出かける日は晴れますように おみくじはせめて良いことが書いてありますように 君の一挙手一投足を見ていたいの 君の全ての言葉を聞き取りたい、聞いていたい 君の声を聞…

(処女作)頭の上の、コトリたち

昔ね、私 頭の上に鳥を飼っていたんだけど そいつがいつヤッタンダカ知らないけど卵を産みやがって 温めはじめたのです。 頭ふるなよ、と言うから もう、歩きにくいったらありゃしない やがて卵は孵化して、殻を破って出てきたヒナは もうエサをくれくれうるさいったりゃありゃしない それで親…

(詩)like a swallow

休みの日は 私 一日中静かに過ごすでしょ 昼はなるべく採光して カーテンを通して 明るい日差しが揺れる波のように 降り注いで 時間が静かに流れるように あなたのメッセージ 私 なるべくすぐ返してるでしょ ごめんなさいね いつも 言葉少なで 光る言葉は床にひざまづいた 祈りのように またお返事が…

(詩篇)世界はほしいモノにあふれてる

休みの日は 私 一日中静かに過ごすでしょ 昼はなるべく採光して カーテンを通して明るい日差しが降り注ぐように 時が 静かに 流れるように 時が流れる それは比喩表現でしかなく 実際には流れない ただ ふと気がつくと 今が さっきになり さっきは 過去になり 過去は 記憶になり それらを 思い…

(詩篇)渋谷、死者のまち2

 神の似姿に作られた唯一のはずの高等生物、人類に的を絞った未曾有の災厄が降りかかってから、白木は水緑となり、冬は夏になり、各国は鎖国し、街は閑散とし、天使や悪魔の絵を飾り崇めた公堂は多くが閉鎖され、星はその公転周期ももはや半周した。人類の単位で1050万キロもの距離を太陽を挟んで離れ…

(詩篇)シャーベット

何か一歩踏み出すたびに 心臓がすり減る気がするの 心が少しづつ削り取られる気がするの 心はシャーベットのよう 私何度も言ってるけど やるべきこと やりたくないこと やって当然のこと 言いたくないことを言うこと そういうのをやるのに すごくためらいがあるけど 恐れがあるけど それをかなりやって…

(音源/詩篇)アタニャージ

↑。(Vocal少し入ってる version のみにしたよ。) …オィ!そこスルーしない!!www ↑↑上にあげた音楽をしっかり聴いてよね!! … atanyage(アタニャージ) 幾つになっても 冬はいつしか春になり 夜はかならず朝になり 生はしずかに終わりを迎える それが私には分からない  私の季節はず…

(詩篇)渋谷、死者のまち

人の生き死に、すなわち人生というものに存外無頓着である 感情を感じることは可能だがそれを重視せず様態のみを観察して評するので元来自然科学者然としている 自分ごとであっても遠くから達観してるかのように見つめるので物事に対して驚かない、喜怒哀楽が薄い、振りなら出来る 時折今日が何曜日…

(詩篇)おはよ、毎朝の絶滅危惧種

我が国の警察署の機能は運転免許と自動車関係が半分を占めてるけどあれ民営化したらいいんじゃ無いの 夜のプラネタリウムはこんにち何やら怪しげなテーマでデートスポットで 卓越した公用語を怒涛のように使いこなして私は相手の精神にえぐいダメージを与えるの 地球温暖化が叫ばれて久しいけど異常…

ランナバウトは 楽し

私ラッセルのパラドクスの書は読み飽きたでしょ だからそろそろ次の知見が欲しいところ 悪魔がそっと耳にささやくの 「のろけてる女を青ざめさせる術を教えよう」って ……とか考えながら私 夜の街のあかりをジグザグ飛行で切り裂くの まだ新しいスポーツ仕様の自転車で……、電動アシスト付きの…

(詩篇)ベタとご主人様とウラシマ効果のfuture

ご主人様がこっちを見てると嬉しくて ご主人様に美しいヒレを披露してみせるの きれいなヒレをもつサカナは私許せない ご主人様が嬉しそうに私の水槽に他のサカナを入れる神経が わからないわ だから私、こっそりと ご主人様が見てないうちに、水槽の 私より派手なヒレを持つサカナ達を追いかけま…