ベタの散文詩

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記事

悪魔の病

どうか君が怖い夢を見ませんように
神さまからの啓示を見落としませんように
君の優しい気持ちを素直に受け取られますように
君が出かける日は晴れますように
おみくじはせめて良いことが書いてありますように

君の一挙手一投足を見ていたいの
君の全ての言葉を聞き取りたい、聞いていたい
君の声を聞かせて
君の電話のもしもしは、「もしもしぃ?↑」ってほんの少し語尾が伸びて上ずるの、好き。
今どきスマホでもしも

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わんっ
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渋谷、死者のまち

人の生き死に、すなわち人生というものに存外無頓着である

感情を感じることは可能だがそれを重視せず様態のみを観察して評するので元来自然科学者然としている

自分ごとであっても遠くから達観してるかのように見つめるので物事に対して驚かない、喜怒哀楽が薄い、振りなら出来る

時折今日が何曜日か、今どこにいるか、どこに向かっているか、三食を食べたかすら分からなくなる。病気や事故に遭わないでは無いが大事に捉

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わっふぅ
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おはよ、毎朝の絶滅危惧種

我が国の警察署の機能は運転免許と自動車関係が半分を占めてるけどあれ民営化したらいいんじゃ無いの

夜のプラネタリウムはこんにち何やら怪しげなテーマでデートスポットで

卓越した公用語を怒涛のように使いこなして私は相手の精神にえぐいダメージを与えるの

地球温暖化が叫ばれて久しいけど異常気象あれはかの国の陰謀らしい陰謀論、夏に雪が降っても陰謀論、ねこもしゃくしも陰謀論

ねこちゃんずお引越し大移動、

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フギャー!
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ランナバウトは 楽し

私ラッセルのパラドクスの書は読み飽きたでしょ

だからそろそろ次の知見が欲しいところ

悪魔がそっと耳にささやくの

「のろけてる女を青ざめさせる術を教えよう」って

……とか考えながら私

夜の街のあかりをジグザグ飛行で切り裂くの

まだ新しいスポーツ仕様の自転車で……、電動アシスト付きの。

土曜日の夜

初めての土地 初めての街で

往来は楽しそうな人で賑わって

どちらの路地に行っても若者

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ゴロゴロ(喉鳴らし
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天気の会話 好きですか

この時期 台風が過ぎると 途端に涼しくなっていくものなのに
今日は 暑かったよね

オフィスで誰かが言っていた

今年はあまり暑くなかったけど 今になって 暑い日が多いね

オフィスで誰かが言っていた

梅雨に雨が多かったから 夏は暑くなると思ってたのに あまり暑くなかったね

オフィスで誰かが言っていた

今年は雨が多くて うざかったよね でもおかげであまり 暑くなかったよね

オフィスで誰かが

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にゃー
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ベタとご主人様とウラシマ効果のfuture

ご主人様がこっちを見てると嬉しくて
ご主人様に美しいヒレを披露してみせるの

きれいなヒレをもつサカナは私許せない
ご主人様が嬉しそうに私の水槽に他のサカナを入れる神経が

わからないわ

だから私、こっそりと

ご主人様が見てないうちに、水槽の
私より派手なヒレを持つサカナ達を追いかけまわして

疲れさせて

つっついて

殺って

全滅させて

自分だけの水槽にしちゃうの、そうしないと気が済ま

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にゃー
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鳥さん、かわいい鳥さん(モンポウ)

昔から猫を飼っていたから、かわいい小鳥を飼うのは憧れだった。

東京で一人暮らしを始めたから、チャンスだと思っていた。

そんな矢先の頃…

その子は大人になりかけた年頃に、見えた

道端で、怪我でもしたのかうずくまって飛べなくなっていたから

もう、あたし飛べなくなっちゃったの…

って言ってるような目で見つめられたから

私、彼女を持ち帰った

うちは都会のど真ん中
コンクリートに囲まれて申し

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ぱたた!
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まだあなたのことが好きです

あなたのことを思って無為に過ごしてます
あなたと側にいる私
なのに
はぁ、なんでこんな気分になっちゃってるのか
うまく説明できないです
あなたの瞳を覗きこんでも、私の気持ちが伝わらないこと
もどかしい
あなたの気持ちが分からないこと
もどかしい
この気持ちは本物なの?
本当の本物なの?
それすら今は分からない
分からない
でも今は私
優しい気持ちに包まれてる
それは本当

言わなければ分かりません

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お椀の中からこんにちは

Hello,from inside the Bowl!

私を見て

私を見て

私は大きくなれるの?

広い世界を旅立ちたいよ

いつもいつも、正しいことが楽しいとは限らない

もっともっと、悪いことをさせてくれる人が好き

The capacity of this bowl is too narrow for me.

にゃん!
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6月のサンタクロース

なにやら不思議なの

気づくのはいつも梅雨の長雨が続いたあと

いつの間にか、町のあちこちの低いところに、

だだだだだだだだ…って

紫陽花だらけになっているの。

傘さして、下しか見ないからかな。

だから気づかなかったのかな。

花が咲くまではどんな姿をしてたのか

それが知りたくて、でも毎年、気づいたらそこに

だだだだだだだだ…って

紫陽花だらけになって

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フギャー!
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