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文春にしか出来ないコミックって?|文春社員図鑑01:君島佳穂

株式会社文藝春秋の2021年新卒採用が始まりました! 採用HPも公開になりました。そこで文春note部では、「#文春社員図鑑」として様々な部署の社員をゆるく紹介していきます。

第1弾は、電子書籍編集部/コミック編集部の君島さんにお話を伺いました。紙がメインの出版社、電子書籍編集部ではどんな仕事をしているのでしょうか。そして、兼任のコミック編集部って……?

君島佳穂(きみじま・かほ)
2018年4月、文藝春秋入社。電子書籍編集部に所属。
2019年7月、新設された「コミック編集部」兼任。電子書籍・電子コミックの制作から、「文春オンライン」や電子書店への展開・配信までを担当。


――今の仕事について教えてください。

2種類あります。1つは、文藝春秋の本を制作会社に依頼して電子化する仕事。もう1つはオリジナル電子書籍を作る仕事で、今はマンガを中心に制作しています。以前は写真集も担当していました。

――1週間の仕事の時間配分って、どんな感じですか?

仕事の半分は社内での編集作業。マンガ家さんからいただいたネーム(下書き)に目を通したり、スマホで読みやすくするようにページを調整したり。あとは作家さんや電子書店との打ち合わせが30%、電子化された本をチェックする作業が20%でしょうか。

――現在の仕事のやりがいについて教えてください。

マンガと電子は相性がとても良く、幅広く展開できる点が面白いです。実際、通勤中にスマホでマンガを読んでいる方をよく見かけますし、ツイッターを開くと日々新しい作品が拡散されていますよね。

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ここ数年は『ガラスの仮面』『リアル』など人気作品の電子書籍化が話題になりました。文藝春秋でも、昔刊行されたマンガの電子復刻をしています。マンガ家さんから数十年前の生原稿をお借りして、修復しながらデータ化したこともありました。

取り扱う作品自体は古くても、「LINEマンガ」「ピッコマ」などの漫画アプリに配信すると、若い読者が「新しい作品」として楽しんでくれます。自分が電子復刻したマンガが改めて読まれているのを見ると、やりがいを感じます。

また、電子書籍は紙の本より制作費がかからずページ数の制約もありません。「この電子書籍を作りたい!」と思ったら、すぐに編集部に提案して、実現に向けて動けるところも魅力です。

――コミック編集部ではどのような仕事をしていますか?

いちばん力を入れているのは、原作のコミカライズ。まずは原作者の方に「この作品をマンガ化してはどうでしょう」と提案します。無事OKをいただきマンガ家さんが決まったら、一緒にマンガの方向性を話し合う。それを元にキャラクターデザインやプロット、ネームを経て、徐々に形にしていく……という流れです。思っていた以上に時間のかかる仕事です(笑)。

ほかには、前述した古いマンガの発掘・電子化。00年代以前に出版されたものの中には、面白い未電子化作品が多数眠っています。作家さんに許可をとって電子復刻し、電子書店や「LINEマンガ」などのアプリに再発信しています。

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会社自体は「文字もの」が主軸ですが、今の出版業界にとってコミックは無視できない存在。毎月、部署を横断して社内外のマンガについて報告、意見交換する場をつくっています。時には文芸の編集者から、面白いコミカライズ企画をいただくことも!

――文藝春秋にしかできないコミックとは何だと思いますか? 

他部署の編集者と協力して、原作を意識したコミカライズができます。

マンガとして形にする前に、まずは原作者になるべくお会いして、お話を伺うようにしています。そのためには原作の担当編集の協力が必要不可欠です。原作者からしたら、突然「あなたの作品をマンガ化させてください!」と新人編集者がやってきたら戸惑いますよね。社内の担当編集に繋いでもらい、マンガ化についての要望や作品の執筆背景を取材した上で、マンガの方向性を固めています。

入社2年目から見た文藝春秋の社風は、先輩社員との距離が近いところ。相談がしやすいです。ベテランの担当編集者と密に連絡を取り合うことで、原作者の意図を補足説明してくれたり、時には作り手として意見してくれたりします。「作品を盛り上げたい」という想いはどの編集者も同じです。現時点で丁寧なコミカライズができているのは、この環境によるところがあると思います。

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――今後、コミック編集部でどのような仕事を増やしたいですか?

10~20代向けのコミックを増やしたいです。

コミカライズの目的のひとつは「作品の読者を増やす」こと。自分の担当しているマンガが原作を読むきっかけになれば、と思いながら仕事しています。

いつか挑戦したいのは時代小説。若い世代にはあまり縁のないジャンルかもしれません(私も学生時代は全く読んでいませんでした)。意外と設定が斬新で、マンガ向きの作品が多いです。ゾンビが出てくる時代物を知ったときは衝撃でした。

堅い印象をもたれがちな作品を、マンガで少しでも印象を変えて、同世代の読書の幅を広げられたら嬉しいです。

コミック編集部ができてから、本屋の漫画コーナーに立ち寄ることが増えました。本棚に並ぶ人気作品を眺めながら、コミカライズに限らずオリジナル作品も担当したいと考えています。道のりは長いです。

――最後に、オフの1日の過ごし方を教えてください。

電子書籍編集部にいますが、やっぱり紙の本が好きです。土日は紙の本を読んだり、家でラジオを聴いたりしています。根っこは超アナログ人間です。

――ありがとうございました。

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