【競馬】本命だけで良かったエリザベス女王杯2024【振り返り】
ラヴェルは川田が上手く乗ったね。逆にこれにやられたのがレガレイラ。スタートが良かったと思いきや、そこから思い切り外を蓋されて苦しい立ち回りを強いられた。これは川田の執念ともいうべきか、完封だろう。
勝ち馬のスタニングローズは、馬がズブくなってきているのを上手く距離で都合をつけた感じだね。そこにクリスチャンが最高のエスコートをした。先行しつつ、早めから動いてハーパーやコンクシェルの好きにさせなかった。
今回勝てたのは馬の力でもあるんだけど、今後はまた悩むね。正直、乗り手とのリズムが合うかどうか。距離は2400だとちょっと長いし、2000だと忙しい気もする。絶妙に非根幹が良さそうで、そこも選択肢を狭めるね。今回は舞台設定も完璧にマッチした。
2着のラヴェルは言うことがない。レガレイラをターゲットにしながら、注文どおりの内容。予想で書いた通り、ここも川田との手が合ったからこその結果。力を上手く引き出せる鞍上を迎えられるかが鍵。距離も融通がききそうで、直線の長いところならチャンスがありそう。くれぐれも鞍上次第でっていう所は押さえておきたいが。
ホールネスは正直侮っていた。馬の力というより、内枠の差し馬に乗るリューセイ君が不安だった。故に予想でも出さなかったんだけど、スタートからあの位置なら最高とも言える形。展開を読めなかった自分が情けない。ここから先の展望に関しては何とも言いにくい。条件的な縛りは考えなくても良さそうで、一見使いやすそうではあるんだけど、今回の結果が頭打ちでもあるように感じる。それだけ能力を出し切っての3着だったという印象だ。
シンリョクカは勿体ないね。ここはもっとやれても良さそうだったんだけど。内が悪くないとはいっても、外よりは苦しい状況ではあっただろうし、正直にここは鞍上のエスコートという部分もあると思う。乗り手ひとつで変わりそうなんだけどなぁ。足りないピースがあるならそこだと感じる。
さて、問題のレガレイラ。
これはスタートが良すぎたのと、枠。いつもどおり、ゆるっと出ていれば腹をくくって後ろから行けたんだろうけど、出てしまった故にポジションを取って、そこに川田=サンが張り付いてしまったのが悲運。4コーナー出口でコンクシェル、ハーパーとひと悶着あったが、これはルメールだけの責任とは言えないように見える。あくまでパトロールで見直した感想だけど、コンクシェルの寄りもあって、ハーパーと挟まれる形になったような格好。スペースが少し狭くも見えたけど川田に外を封じられてしまった以上、あそこを突くしか選択肢が無かった。あれだけ強引に行こうとするくらい、レガレイラはポテンシャルを余してしまっていたんだろうし、この馬は毎回運がないね。予想で書いたとおり、もう少し枠が外なら結果も違っていた気もするし、まともに力を出し切れるレースを見てみたい。今回も不完全燃焼。有馬に来てもルメールが乗るとは限らないし、常に悲運が付きまとうね。
以下、差しに回った馬はペース的にも届かないし、逃げた馬には苦しい展開。先行から差しの前目まで。中団以降はほぼノーチャンスな内容だった。開催時期からトラックバイアスが外よりになるし、エリザベス女王杯は今後の物差しには使いにくいんだよね。加えて、牝馬限定というところも。故に、他の馬の分析については内容が不十分になってしまうし、割愛。
秋のG1もかなり消化されてしまったね。このままでは年間通しての戦績は負け越しになりかねない。少し考え方を変える必要もありそうだね。勉強しないとな。